「王」(おう)が出てくる聖書の箇所
「王」(おう)は日常訳第1版の2437か所(旧約2306・新約131)に出てきます。口語訳では2316か所。
2437か所を200か所ずつ13ページに分けています(2ページ目)。
士師記(40か所)
士師記19:1 そのころ、イスラエルには王がいなかった。エフライムの山地の奥に、一人のレビ人が住んでいた。彼はユダのベツレヘムから一人の女をそばめとして迎えた。
士師記21:25 その頃、イスラエルには王がいなかった。人はみな、自分が正しいと思うことを行っていた。
サムエル記上(90か所)
サムエル第一2:10 主に逆らう者は、打ち砕かれる。主は天から彼らに雷を轟かせる。主は地の果てまでを裁き、ご自分の王に力を与え、油を注がれた者の角を高く上げてくださる。」
サムエル第一8:5 そして彼に言った。「あなたは年をとり、息子さんたちもあなたのようには歩んでいません。だから、ほかのどの国もそうしているように、わたしたちを治める王を立ててください。」
サムエル第一8:6 「わたしたちを治める王を立ててほしい」という彼らの言葉を、サムエルは悪いことだと思った。それでサムエルは主に祈った。
サムエル第一8:7 すると主はサムエルに言われた。「民が言うことすべてに耳を貸しなさい。彼らが退けたのはあなたではない。王として認めようとしないのは、このわたしなのだ。
サムエル第一8:9 だから、彼らの言うことを聞きなさい。ただし、はっきりと警告し、自分たちを治める王がどんなやり方をするのかを教えてやりなさい。」
サムエル第一8:10 サムエルは、王を求めてきた民に、主の言葉をすべて伝えた。
サムエル第一8:11 そして言った。「あなたたちを治める王のやり方はこうだ。王はあなたたちの息子を取り上げ、自分の戦車や騎兵にし、戦車の前を走らせる。
サムエル第一8:12 また、千人隊の長や五十人隊の長に任命し、王の畑を耕させ、刈り入れをさせ、武器や戦車の装備を作らせる。
サムエル第一8:13 王はあなたたちの娘を取り上げ、香油を作らせ、料理をさせ、パンを焼かせる。
サムエル第一8:17 羊の群れからも十分の一を取り立てる。そしてあなたたち自身も、王の奴隷になるのだ。
サムエル第一8:18 その日になって、あなたたちは自分で選んだ王のことで泣き叫ぶ。でも、主はその日、あなたたちに答えてはくださらない。」
サムエル第一8:19 それでも民は、サムエルの言うことを聞き入れようとしなかった。そして言った。「いや、どうしても王がほしい。わたしたちを治める王が。
サムエル第一8:20 わたしたちも、ほかのすべての国々のようになりたいのだ。王がわたしたちを治め、先頭に立って進み、わたしたちの戦いを戦ってくれる。」
サムエル第一8:22 すると主はサムエルに言われた。「彼らの言うとおりにして、王を立ててやりなさい。」サムエルはイスラエルの人々に言った。「それぞれ自分の町へ帰りなさい。」
サムエル第一10:19 でも、あなたたちは今日、自分たちの神を捨てた。あらゆる災いや苦しみからあなたたちを救ってきた神を、だ。そして神に、『いいえ、わたしたちの上に王を立ててください』と言った。だから今、部族ごと、氏族ごとに、主の前に出なさい。」
サムエル第一10:24 サムエルはすべての民に言った。「主が選ばれたこの人を見なさい。民の中に、この人のような者はいない。」すると民はみな歓声を上げ、「王様、万歳」と叫んだ。
サムエル第一10:25 サムエルは王としての決まりを民に語り、それを書物に書き記して、主の前に納めた。そしてサムエルは民をみな、それぞれの家に帰らせた。
サムエル第一11:12 そこで人々はサムエルに言った。「『サウルがわたしたちの王になるものか』と言ったのは誰だ。その者たちを引き出してくれ。殺してやる。」
サムエル第一11:14 サムエルは人々に言った。「さあ、ギルガルへ行こう。そこで改めて王を立てよう。」
サムエル第一11:15 そこで民はみなギルガルへ行った。そして主の前で、そこでサウルを王とした。彼らは主の前で和解のいけにえをささげ、サウルとイスラエルの人々はみな、大いに喜んだ。
サムエル第一12:1 サムエルはイスラエルのすべての人に言った。「見なさい、わたしはあなたたちの言うことをすべて聞き入れ、あなたたちの上に王を立てた。
サムエル第一12:2 今、その王があなたたちの先頭に立っている。わたしはもう年老いて、髪も白くなった。息子たちもあなたたちと共にいる。わたしは若いころから今日まで、あなたたちの先頭に立って歩んできた。
サムエル第一12:3 さあ、わたしはここにいる。主の前で、そして主が油を注がれた王の前で、わたしについて証言してくれ。わたしは誰の牛を取っただろうか。誰のろばを取っただろうか。誰かをだましたか。誰かを虐げたか。誰かの手から賄賂を受け取り、見て見ぬふりをしたか。もしそうなら、あなたたちに返そう。」
サムエル第一12:5 サムエルは言った。「今日、主があなたたちに対する証人だ。主が油を注がれた王も証人だ。あなたたちはわたしの手に何も見いだせなかった。」人々は答えた。「そのとおり、主が証人です。」
サムエル第一12:9 ところが人々は、自分たちの神である主を忘れてしまった。それで主は彼らを、ハツォルの軍の司令官シセラの手に、そしてペリシテ人の手に、モアブの王の手に売り渡された。彼らはあなたたちの先祖と戦った。
サムエル第一12:12 ところが、アンモン人の王ナハシュが攻めてくるのを見ると、あなたたちはわたしに言った。『いやだ、わたしたちを治める王がほしい』と。あなたたちの神である主が、あなたたちの王であったのに。
サムエル第一12:13 だから今、あなたたちが選び、求めた王がここにいる。見なさい、主はあなたたちの上に王を立ててくださった。
サムエル第一12:14 もしあなたたちが主を敬い、主に仕え、その声に聞き従い、主の命令にそむかないなら、あなたたちも、あなたたちを治める王も、あなたたちの神である主に従っていくことになる。
サムエル第一12:17 今は小麦の刈り入れの時だろう。わたしが主に呼びかければ、主は雷と雨を送られる。それを見れば、王を求めたことが、主の目にどれほど大きな悪だったか、あなたたちにも分かるはずだ。」
サムエル第一12:19 民はみなサムエルに言った。「あなたの神、主に、わたしたちのために祈ってください。死なずにすむように。王を求めたことで、わたしたちは今までの罪の上に、さらに悪を重ねてしまいました。」
サムエル第一12:25 しかし、もしあなたたちが悪を続けるなら、あなたたちも、あなたたちの王も、ともに滅ぼされる。」
サムエル第一13:1 サウルは王となったとき一歳であった。そして二年の間、イスラエルを治めた。
サムエル第一14:47 サウルはイスラエルの王位をしっかりと手に入れ、周りのすべての敵と戦った。モアブ、アンモン人、エドム、ツォバの王たち、そしてペリシテ人と戦い、どこに向かっても敵を打ち負かした。
サムエル第一15:1 サムエルはサウルに言った。「わたしを送って、あなたに油を注ぎ、主の民イスラエルの王にお立てになったのは主だ。だから今、主の言葉に耳を傾けてほしい。
サムエル第一15:8 そしてアマレクの王アガグを生きたまま捕らえ、民はみな剣で滅ぼし尽くした。
サムエル第一15:11 「わたしはサウルを王にしたことを悔やんでいる。彼はわたしに背を向け、わたしの言葉を実行しなかったからだ。」サムエルは心を痛め、一晩じゅう主に叫び求めた。
サムエル第一15:17 サムエルは言った。「あなたは自分では取るに足りない者だと思っていた。それでも、イスラエルの諸部族の頭ではないか。主はあなたに油を注ぎ、イスラエルの王とされた。
サムエル第一15:20 サウルはサムエルに言った。「わたしは主の言葉に従いました。主が送り出された任務に出て行き、アマレクの王アガグを連れて来て、アマレク人を滅ぼし尽くしました。
サムエル第一15:23 逆らうことは占いの罪と同じであり、背くことは偶像を拝む悪と同じだ。あなたが主の言葉を退けたので、主もあなたを退け、王の座から遠ざけられたのだ。」
サムエル第一15:26 するとサムエルはサウルに言った。「あなたとは一緒に戻らない。あなたが主の言葉を退けたので、主もあなたを退け、イスラエルの王の座から遠ざけられたのだ。」
サムエル第一15:32 サムエルは言った。「アマレクの王アガグを、わたしのところに連れて来なさい。」アガグは晴れやかな様子で彼のところへ来て、こう言った。「きっと、死の苦しみはもう過ぎ去った。」
サムエル第一15:35 サムエルは死ぬ日まで、二度とサウルに会わなかった。それでもサムエルはサウルのことを嘆き悲しんだ。そして主は、サウルをイスラエルの王にしたことを悔やまれた。
サムエル第一16:1 主はサムエルに言った。「あなたはいつまでサウルのことを悲しんでいるのか。わたしは、彼がイスラエルの王であることを退けたのだ。角の器に油を満たして、出かけなさい。あなたをベツレヘムのエッサイのもとに送る。わたしは、彼の息子たちの中に、王となる者を見つけたのだ。」
サムエル第一17:25 イスラエルの兵たちはこう言っていた。「あそこに出てきた男を見たか。イスラエルに挑もうとして出てくるんだ。あの男を倒した者には、王が大きな富を与え、自分の娘を嫁がせ、その父の家をイスラエルで自由の身にしてくれるそうだ。」
サムエル第一17:55 ダビデがペリシテ人に立ち向かおうと出ていくのを見て、サウルは軍の司令官アブネルに言った。「アブネル、あの若者はだれの息子だ。」アブネルは答えた。「王よ、あなたの魂にかけて誓いますが、わたしにはわかりません。」
サムエル第一17:56 王は言った。「では、あの少年がだれの息子か、調べてくれ。」
サムエル第一18:6 ダビデがあのペリシテ人を討ち取って帰るとき、人々が戻ってくると、イスラエルのすべての町から女たちが出てきた。彼女たちはタンバリンを打ち鳴らし、喜びながら歌い踊って、サウル王を迎えた。
サムエル第一18:8 これを聞いてサウルは激しく怒り、この歌が気に入らなかった。彼は言った。「ダビデには万を与え、わたしには千しか与えていない。あとはもう、王の座を与えるだけではないか。」
サムエル第一18:18 ダビデはサウルに答えた。「わたしなど何者でしょう。わたしの家柄も、父の一族も、イスラエルの中で何ほどのものでもありません。それなのに、どうして王の婿になれましょうか。」
サムエル第一18:22 サウルは家来たちに命じた。「こっそりダビデにこう言え。『いいか、王はあなたを気に入っておられる。家来たちもみな、あなたを慕っている。だから今こそ、王の婿になりなさい。』」
サムエル第一18:23 サウルの家来たちは、この言葉をそのままダビデの耳に伝えた。するとダビデは言った。「王の婿になるなんて、そんなに簡単なことだと思っているのですか。わたしは貧しく、取るに足りない者なのに。」
サムエル第一18:25 サウルは言った。「ダビデにこう伝えろ。『王は結納金など望んではいない。ただ、王の敵への仕返しとして、ペリシテ人の包皮を百欲しいのだ。』」サウルは、ダビデをペリシテ人の手にかけて倒そうと考えていたのだ。
サムエル第一18:26 家来たちがこの言葉をダビデに伝えると、王の婿になれることが、ダビデにはうれしく思えた。そして、まだ約束の期日が来ないうちに、
サムエル第一18:27 ダビデは立ち上がり、部下たちと出て行って、ペリシテ人を二百人討ち取った。そしてその包皮を持ち帰り、王の婿になるために、それをすべて王に納めた。サウルは娘ミカルを、ダビデの妻として与えた。
サムエル第一19:4 ヨナタンは父サウルに、ダビデのことを良く言った。「王よ、家来のダビデに罪を犯さないでください。彼は王に対して、何も悪いことをしていません。それどころか、彼のしたことは、王にとってとても良いことばかりでした。
サムエル第一20:5 ダビデはヨナタンに言った。「明日は新月の祭りで、わたしは王と一緒に食事の席に着かなければならない。でも、わたしを行かせてほしい。三日目の夕方まで野に隠れているから。
サムエル第一20:24 こうしてダビデは野に隠れた。新月の祭りになると、王は食事の席に着いた。
サムエル第一20:25 王はいつものように壁ぎわの自分の席に着いた。ヨナタンは立ち上がり、アブネルはサウルの横に座った。でも、ダビデの席は空いていた。
サムエル第一20:29 彼はこう言いました。『どうか行かせてください。町でわたしたちの一族のいけにえの祭りがあって、兄がぜひ来るようにと言っているのです。あなたに気に入っていただけるなら、どうか行かせてください。兄弟たちに会いたいのです。』だから、彼は王の食卓に来なかったのです。」
サムエル第一21:2 ダビデは祭司アヒメレクに答えた。「王からある任務を命じられているのです。王はこう言いました。『おまえを送り出す用件も、命じたことも、誰にも知られてはならない。』だから供の若者たちとは、ある場所で落ち合うことにしています。
サムエル第一21:8 ダビデはアヒメレクに言った。「ここに槍か剣はありませんか。王の用件が急ぎだったので、剣も武器も持ってこなかったのです。」
サムエル第一21:10 ダビデは立ち上がり、その日サウルを逃れて、ガトの王アキシュのところへ行った。
サムエル第一21:11 アキシュの家来たちは王に言った。「これはあの国のダビデではありませんか。人々が踊りながら歌い交わして、『サウルは千を討ち、ダビデは万を討った』と言っていた、あのダビデでしょう。」
サムエル第一21:12 ダビデはこの言葉を心に留め、ガトの王アキシュをひどく恐れた。
サムエル第一22:3 ダビデはそこからモアブのミツパへ行き、モアブの王に願い出た。「神がわたしをどうされるのか、それがわかるまでの間、どうか父と母をあなたのもとに身を寄せさせてください。」
サムエル第一22:4 こうして彼は両親をモアブの王のもとに預けた。二人は、ダビデが要害にいる間ずっと、王のもとにとどまった。
サムエル第一22:11 そこで王は、アヒトブの息子である祭司アヒメレクと、その父の家の者みな、つまりノブにいる祭司たちを呼び寄せた。彼らはみな王のもとにやって来た。
サムエル第一22:14 アヒメレクは王に答えた。「あなたの家来の中で、ダビデほど忠実な者がほかにいるでしょうか。彼は王の婿であり、あなたの護衛隊の長を務め、あなたの家で重んじられている人です。
サムエル第一22:15 わたしが彼のために神に伺いを立てたのは、今日が初めてだったとでもいうのですか。いいえ、決してそんなことはありません。どうか王は、この僕にも、わたしの父の家のだれにも、罪を着せないでください。この僕は、今度のことについて、大きなことも小さなことも、何一つ知らなかったのです。」
サムエル第一22:16 王は言った。「アヒメレク、お前は必ず死ぬ。お前も、お前の父の家の者もみなだ。」
サムエル第一22:17 そして王は、そばに立っている護衛兵たちに命じた。「向き直って、主の祭司たちを殺せ。彼らもダビデに手を貸し、あの男が逃げたのを知っていながら、わたしに知らせなかったのだ。」しかし王の家来たちは、主の祭司たちに手を下して打ち殺そうとはしなかった。
サムエル第一22:18 そこで王はドエグに言った。「お前が向き直って、祭司たちを打て。」エドム人ドエグは向き直り、祭司たちを打った。その日、彼は亜麻布の祭服エフォドを身につけた者、八十五人を殺した。
サムエル第一23:17 ヨナタンは言った。「恐れることはない。わたしの父サウルの手が、お前に届くことはない。お前はイスラエルの王となり、わたしはお前に次ぐ者となる。父サウルも、そのことを知っているのだ。」
サムエル第一23:20 王よ、いつでもお望みのときに下って来てください。ダビデを王の手に引き渡すのは、わたしたちにお任せください。」
サムエル第一24:8 それからダビデも立ち上がって洞穴を出て、サウルの後ろから呼びかけた。「王様、わたしの主君よ。」サウルが振り返ると、ダビデは地にひれ伏して、深く頭を下げた。
サムエル第一24:14 イスラエルの王は、いったい誰を追って出てきたのですか。あなたは誰を追いかけているのですか。死んだ犬を、一匹のノミを追っているだけなのです。
サムエル第一24:20 今、わたしにはよく分かった。お前は必ず王になる。イスラエルの王国は、お前の手で確かなものになるのだ。
サムエル第一25:36 アビガイルがナバルのところに戻ると、彼は家で王の宴のような盛大な宴会を開いていた。ナバルはすっかり上機嫌で、ひどく酔っていた。そこで彼女は、夜が明けるまで、何ひとつ彼に話さなかった。
サムエル第一26:14 ダビデは兵たちと、ネルの子アブネルに向かって叫んだ。「アブネル、返事をしないのか。」アブネルは答えて言った。「王に呼びかけるお前は、いったい何者だ。」
サムエル第一26:15 ダビデはアブネルに言った。「お前は男ではないか。イスラエルにお前ほどの者がいるか。それなのに、なぜ主君である王を守らなかったのか。お前の主君である王を殺そうと、一人の者が入り込んだのだぞ。
サムエル第一26:16 お前のしたことは良くない。主は生きておられる。お前たちは死んで当然だ。主が油を注いで選ばれた自分たちの主君を守らなかったのだから。さあ、王の槍と、枕もとにあった水差しがどこにあるか、見てみろ。」
サムエル第一26:17 サウルはダビデの声だと気づいて言った。「わたしの子ダビデよ、それはお前の声か。」ダビデは言った。「そうです、わたしの声です、わたしの主君、王よ。」
サムエル第一26:19 どうか今、わたしの主君である王よ、この僕の言葉を聞いてください。もし主があなたをわたしに立ち向かわせたのなら、主は供え物を喜んで受け入れてくださるでしょう。しかし、もしそれが人のしわざなら、彼らは主の前でのろわれよ。彼らは今日、主のものである地に加わることからわたしを追い出し、『行って、ほかの神々に仕えろ』と言っているのですから。
サムエル第一26:20 どうか、わたしの血が主の前を離れて地に落ちることのないようにしてください。イスラエルの王が一匹のノミを探して出て来られたのです。まるで山でうずらを追う人のように。」
サムエル第一26:22 ダビデは答えて言った。「ここに王の槍があります。若者の一人をよこして、取りに来させてください。
サムエル第一27:2 そこでダビデは立ち上がり、共にいる六百人の部下を連れて、ガトの王、マオクの子アキシュのもとへ渡って行った。
サムエル第一27:6 その日、アキシュは彼にツィクラグを与えた。それで、ツィクラグは今日に至るまでユダの王たちのものとなっている。
サムエル第一28:13 王は言った。「こわがらなくていい。何が見えたのか。」女はサウルに言った。「神のような者が地の中から上がってくるのが見えます。」
サムエル第一29:3 ペリシテ人の将軍たちは言った。「このヘブライ人たちは何なのだ。」するとアキシュは将軍たちに答えた。「これはイスラエルの王サウルの家来だったダビデではないか。もう何日も、いや何年もわたしのところにいるが、わたしのもとに来た日から今日まで、彼には何の落ち度も見つからなかった。」
サムエル第一29:8 ダビデはアキシュに言った。「でも、わたしが何をしたというのですか。あなたのもとに来た日から今日まで、このしもべに何か落ち度がありましたか。どうしてわたしの主君である王の敵と戦いに行ってはいけないのですか。」
サムエル記下(211か所)
サムエル第二1:14 ダビデは言った。「どうして手を伸ばして主が選んだ王を殺すのを恐れなかったのだ。」
サムエル第二1:16 ダビデは彼に言った。「おまえの血の責任は、おまえ自身の頭にふりかかる。おまえの口が、『わたしが主の選んだ王を殺した』と、自分に不利な証言をしたからだ。」
サムエル第二2:4 ユダの人々がやって来て、そこでダビデに油を注ぎ、ユダの家の王とした。人々はダビデに、「サウルを葬ったのは、ヤベシュ・ギルアデの人々です」と伝えた。
サムエル第二2:7 だから今、あなたがたは強く、勇敢であってほしい。あなたがたの主君サウルは死んだ。そしてユダの家は、わたしに油を注いで自分たちの王としてくれたのだ。」
サムエル第二2:9 そして彼を、ギルアデ、アシュル人、イズレエル、エフライム、ベニヤミン、イスラエル全体の王とした。
サムエル第二2:10 サウルの子イシュ・ボシェトは、イスラエルの王になったとき四十歳で、二年の間王だった。しかしユダの家はダビデに従った。
サムエル第二3:3 次男はキルアブで、カルメル出身のナバルの妻だったアビガイルが母だった。三男はアブサロムで、ゲシュルの王タルマイの娘マアカが母だった。
サムエル第二3:17 アブネルはイスラエルの長老たちに話を持ちかけて言った。「あなたがたは前々から、ダビデを自分たちの王にしたいと望んでいた。
サムエル第二3:21 アブネルはダビデに言った。「わたしはすぐに出かけて、イスラエルのすべての人を、王であるあなたのもとに集めます。彼らはあなたと契約を結び、あなたは思いのままにすべてを治める王となるのです。」ダビデがアブネルを送り出すと、彼は無事に帰って行った。
サムエル第二3:23 ヨアブと、連れの軍勢がみな戻ってくると、人々はヨアブに知らせて言った。「ネルの子アブネルが王のところに来ていました。王は彼を送り出し、彼は無事に帰って行きました。」
サムエル第二3:24 そこでヨアブは王のところへ行って言った。「何ということをなさったのですか。アブネルがあなたのところに来たのに、どうして送り出して、行かせてしまったのですか。
サムエル第二3:31 ダビデはヨアブと、彼と共にいたすべての民に言った。「服を引き裂き、喪服を身につけ、アブネルのために嘆き悲しめ。」そしてダビデ王自身も、棺の後ろを歩いていった。
サムエル第二3:32 人々はアブネルをヘブロンに葬った。王は声をあげ、アブネルの墓の前で泣いた。民もみな泣いた。
サムエル第二3:33 王はアブネルのために嘆きの歌をうたった。「アブネルは、愚か者が死ぬように死ななければならなかったのか。
サムエル第二3:36 民はみなそれに気づき、それを良いことと思った。王がすることはすべて、民みなの目に良いと映った。
サムエル第二3:37 その日、民もみな、イスラエルもみな、ネルの子アブネルを殺したのは王の意志ではなかったと知った。
サムエル第二3:38 王は家臣たちに言った。「今日、イスラエルで一人の指導者、偉大な人物が倒れたのを、あなたがたは知らないのか。
サムエル第二3:39 わたしは油を注がれて王となったのに、今日はまだ力が弱い。ツェルヤの子であるあの者たちは、わたしよりも手ごわい。主が、悪を行う者にその悪に応じて報いてくださるように。」
サムエル第二4:8 二人はイシュ・ボシェテの首をヘブロンにいるダビデのもとへ運び、王に言った。「ご覧ください。あなたの命をねらった敵、サウルの子イシュ・ボシェテの首です。主は今日、王さまのために、サウルとその子孫に報復してくださいました。」
サムエル第二5:3 こうしてイスラエルの長老たちがみな、ヘブロンにいる王のもとにやって来た。ダビデ王はヘブロンで、主の前で彼らと契約を結び、彼らはダビデに油をそそいでイスラエルの王とした。
サムエル第二5:4 ダビデが王になったのは三十歳のときで、四十年のあいだ王であった。
サムエル第二5:6 王とその部下たちは、エルサレムに住むエブス人を攻めに向かった。すると彼らはダビデに言った。「おまえはここには入れない。目の見えない者や足の不自由な者でも、おまえを追い返せるさ。」ダビデはここに入れない、と思っていたのだ。
サムエル第二5:11 ティルスの王ヒラムは、ダビデのもとに使者を送り、杉の木材と、大工や石工を送ってきた。彼らはダビデのために宮殿を建てた。
サムエル第二5:12 ダビデは、主が自分をイスラエルの王として確かに立て、その王国を、主の民イスラエルのために栄えあるものとしてくださったことを知った。
サムエル第二5:17 さて、ペリシテ人は、ダビデが油を注がれてイスラエルの王になったと聞いた。すると、ペリシテ人はこぞってダビデを捜しに攻め上ってきた。それを聞いたダビデは、要害に下っていった。
サムエル第二6:12 「主は、神の箱のゆえに、オベデ・エドムの家と、彼のすべてのものを祝福された」と、ダビデ王に知らせが届いた。そこでダビデは出かけていき、喜びのうちに、神の箱をオベデ・エドムの家からダビデの町へ運び上げた。
サムエル第二6:16 主の箱がダビデの町に入って来たとき、サウルの娘ミカルは窓から見下ろしていた。そして、主の前で跳ねまわり踊っているダビデ王を見て、心の中で彼を軽蔑した。
サムエル第二6:20 ダビデが自分の家族を祝福しようと戻ってくると、サウルの娘ミカルが出迎えて言った。「今日のイスラエルの王は、なんとご立派なことでしょう。家来の召し使いの女たちの目の前で、恥知らずな軽薄者が裸をさらすように、自分をさらけ出したりして。」
サムエル第二7:1 王が自分の宮殿に住むようになり、主が周りのすべての敵から守って、彼を安らかにされたころのことである。
サムエル第二7:2 王は預言者ナタンに言った。「見てほしい。わたしはこうして立派な杉材の宮殿に住んでいる。それなのに、神の箱は天幕の中に置かれたままなのだ。」
サムエル第二7:3 ナタンは王に答えた。「心に思っていることを、何でも実行してください。主があなたとともにおられますから。」
サムエル第二7:18 すると、ダビデ王は入って行き、主の前に座って言った。「主なる神よ、このわたしが何者でしょう。わたしの家が何だというのでしょう。それなのに、あなたはここまで、わたしを導いてくださいました。
サムエル第二8:3 ダビデはまた、ツォバの王レホブの子ハダドエゼルを討った。ハダドエゼルが、ユーフラテス川のほとりで自分の勢力を取り戻そうと出て行ったときのことだ。
サムエル第二8:5 ダマスコのアラム人が、ツォバの王ハダドエゼルを助けに来た。しかしダビデは、アラム人を二万二千人討ち取った。
サムエル第二8:8 さらにダビデ王は、ハダドエゼルの町ベタとベロタイから、非常にたくさんの青銅を手に入れた。
サムエル第二8:9 ハマトの王トイは、ダビデがハダドエゼルの軍勢をすべて討ち破ったと聞いた。
サムエル第二8:10 そこでトイは、息子のヨラムをダビデ王のもとに送り、あいさつをして、彼を祝福させた。ダビデがハダドエゼルと戦って討ち破ったからだ。ハダドエゼルは、以前からトイと戦い続けてきた相手だった。ヨラムは、銀や金や青銅の器を持って来た。
サムエル第二8:11 ダビデ王は、それらの器も主にささげた。征服したすべての国々から取り、すでに主にささげていた銀や金と一緒にである。
サムエル第二8:12 それは、アラム、モアブ、アンモン人、ペリシテ人、アマレクから取ったものであり、またツォバの王、レホブの子ハダドエゼルから奪った戦利品でもあった。
サムエル第二8:15 こうしてダビデは、イスラエル全体を治める王となった。そしてダビデは、すべての民のために、公正で正しい政治を行った。
サムエル第二9:2 サウルの家には、ツィバという名の使用人がいた。人々は彼をダビデのところに呼び出した。王は彼に言った。「あなたがツィバか。」彼は答えた。「はい、あなたのしもべです。」
サムエル第二9:3 王は言った。「サウルの家に、まだ誰か残っていないか。その人に神の慈しみを示したいのだ。」ツィバは王に答えた。「ヨナタンの息子がまだ一人います。両足の不自由な人です。」
サムエル第二9:4 王は尋ねた。「その人はどこにいるのか。」ツィバは答えた。「その人は、ロ・デバルにある、アミエルの子マキルの家にいます。」
サムエル第二9:5 そこでダビデ王は人を送って、ロ・デバルにあるアミエルの子マキルの家から、彼を連れて来させた。
サムエル第二9:9 王はサウルの使用人ツィバを呼んで言った。「サウルとその一族のものだったすべてを、わたしはあなたの主人の孫に与えた。
サムエル第二9:11 ツィバは王に答えた。「わたしの主君である王が、このしもべにお命じになるとおりに、すべていたします。」こうしてメフィボシェトは、王の息子たちの一人のように、ダビデの食卓で食事をするようになった。
サムエル第二9:13 こうしてメフィボシェトはエルサレムに住み、いつも王の食卓で食事をするようになった。彼は両足が不自由だった。
サムエル第二10:1 その後、アンモン人の王が死に、その子ハヌンが跡を継いで王となった。
サムエル第二10:5 このことがダビデに伝えられると、彼は使者を送って彼らを迎えさせた。この人たちは深く辱められていたからである。王は言った。「ひげが伸びるまでエリコにとどまり、それから帰って来なさい。」
サムエル第二10:6 アンモン人は、自分たちがダビデに憎まれる者となったのを知った。そこでアンモン人は人を送り、ベト・レホブのアラム人とツォバのアラム人の歩兵二万、マアカの王の兵千人、それにトブの人一万二千人を雇い入れた。
サムエル第二10:19 ハダドエゼルに従っていた王たちはみな、自分たちがイスラエルに打ち負かされたのを見て、イスラエルと和を結び、その支配下に入った。こうしてアラム人は、もう二度とアンモン人を助けようとはしなくなった。
サムエル第二11:1 年が改まり、王たちが戦いに出て行く季節になった。ダビデはヨアブと家来たち、そしてイスラエルの全軍を送り出した。彼らはアンモン人を打ち破り、ラバの町を包囲した。だが、ダビデ自身はエルサレムにとどまっていた。
サムエル第二11:8 そしてダビデはウリヤに言った。「家に帰って、足を洗ってゆっくり休むといい。」ウリヤが王宮を出ると、王からの贈り物が後を追って届けられた。
サムエル第二11:19 ヨアブはその使いにこう命じた。「戦いのいきさつを全部王に話し終えたとき、
サムエル第二11:20 もし王が怒って、こう言うかもしれない。『どうしてそんなに町の近くまで行って戦ったのか。城壁の上から射かけてくるとわからなかったのか。
サムエル第二11:21 エルベシェトの子アビメレクを殺したのは誰だ。女が城壁の上から石臼の上石を投げつけ、それでアビメレクはテベツで死んだのではないか。どうして城壁にそんなに近づいたのか。』もし王がそう言ったら、こう答えるのだ。『あなたの家来、ヒッタイト人ウリヤも死にました。』」
サムエル第二11:24 すると城壁の上から射手たちがあなたの家来を射て、王の家来の何人かが死にました。あなたの家来、ヒッタイト人ウリヤも死にました。」
サムエル第二12:7 すると、ナタンはダビデに言った。「その男とは、あなたのことだ。イスラエルの神、主はこう言われる。『わたしはあなたに油を注いで、イスラエルの王とした。そして、あなたをサウルの手から救い出した。
サムエル第二12:18 七日目に、その子は死んだ。ダビデの家来たちは、子が死んだことを彼に告げるのを恐れた。彼らはこう思ったからだ。「子が生きていたときでさえ、話しかけても王は耳を貸さなかった。どうして子が死んだと告げられるだろう。王が自分を傷つけてしまうかもしれない。」
サムエル第二12:26 ヨアブはアンモン人のラバと戦い、その王の町を攻め取った。
サムエル第二12:30 ダビデは彼らの王の冠をその頭から取った。それは金一タラントの重さで、宝石がはめ込まれていた。その冠はダビデの頭に置かれた。ダビデはまた、町から非常に多くの戦利品を運び出した。
サムエル第二13:6 そこでアムノンは床につき、病気のふりをした。王が見舞いに来ると、アムノンは王に言った。「どうか妹のタマルをよこして、わたしの目の前で二つの菓子を作らせてください。彼女の手から食べたいのです。」
サムエル第二13:13 わたしは、この恥をどこへ持って行けばいいの。兄さんだって、イスラエルで恥知らずの一人になってしまう。お願いだから、王に話してみて。きっと、わたしを兄さんに嫁がせるのを拒まないはずよ。」
サムエル第二13:18 タマルは、そでの長い上着を着ていた。王の娘で、まだ結婚していない者は、そういう上着を着ていたのだ。召使いは彼女を外に出し、あとから戸に鍵をかけた。
サムエル第二13:21 ダビデ王はこのことをすべて聞いて、激しく怒った。
サムエル第二13:23 それから二年たった。アブサロムは、エフライムの近くにあるバアル・ハツォルで羊の毛を刈らせていた。そのとき彼は、王の息子たちをみんな招いた。
サムエル第二13:24 アブサロムは王のところに来て言った。「ちょうど今、わたしのところで羊の毛を刈っています。どうか王も家来たちも、わたしといっしょに来てください。」
サムエル第二13:25 王はアブサロムに言った。「いや、息子よ。みんなで行くのはやめておこう。おまえの負担になるといけない。」アブサロムは強くすすめたが、王は行こうとせず、彼を祝福して送り出した。
サムエル第二13:26 するとアブサロムは言った。「では、せめて兄のアムノンを、わたしたちといっしょに行かせてください。」王は言った。「どうしてアムノンを、おまえといっしょに行かせる必要があるのか。」
サムエル第二13:27 それでもアブサロムが強くすすめたので、王はアムノンと、ほかの息子たちみんなを、彼といっしょに行かせた。
サムエル第二13:29 若い家来たちは、アブサロムの命令どおりにアムノンを殺した。すると王の息子たちはみな立ち上がり、それぞれ自分のらばに乗って逃げ出した。
サムエル第二13:30 彼らがまだ道の途中にいるとき、ダビデのもとに知らせが届いた。「アブサロムが王の息子たちをみんな殺してしまい、一人も生き残っていません。」
サムエル第二13:31 王は立ち上がり、着ていた服を引き裂いて地面に倒れ伏した。家来たちもみな、服を引き裂いてそばに立っていた。
サムエル第二13:32 すると、ダビデの兄シムアの子ヨナダブが口を開いた。「王よ、王子たちが、若者たちがみんな殺されたとは思わないでください。死んだのはアムノンだけです。アブサロムは、アムノンが妹タマルを辱めたあの日から、ずっとこうしようと決めていたのです。
サムエル第二13:33 ですから王よ、王子たちがみんな死んでしまったという知らせを、どうか気に病まないでください。死んだのはアムノンだけなのですから。」
サムエル第二13:35 ヨナダブは王に言った。「ごらんください。王子たちが帰って来ました。このしもべが申し上げたとおりでした。」
サムエル第二13:36 彼が話し終えると同時に、王子たちが着いた。そして声をあげて泣いた。王も家来たちもみな、激しく泣いた。
サムエル第二13:37 一方、アブサロムは逃げて、ゲシュルの王アミフドの子タルマイのもとへ行った。ダビデは来る日も来る日も、死んだ息子アムノンのために嘆き悲しんだ。
サムエル第二13:39 やがてダビデ王は、アムノンの死について心が慰められ、アブサロムに会いに行きたいと強く思うようになった。
サムエル第二14:1 ツェルヤの息子ヨアブは、王の心がアブサロムに向いていることに気づいた。
サムエル第二14:3 そのまま王のところへ行って、これから教える言葉を伝えるんだ。」こうしてヨアブは、彼女が話すべき言葉を口に授けた。
サムエル第二14:4 テコアの女性は王のところへ行くと、顔を地面につけてひれ伏し、こう言った。「王さま、どうかお助けください。」
サムエル第二14:5 王は彼女に尋ねた。「どうしたのだ。」彼女は答えた。「わたしは夫を亡くした未亡人です。
サムエル第二14:8 王は女性に言った。「家に帰りなさい。あなたのことは、わたしが命じて取りはからおう。」
サムエル第二14:9 テコアの女性は王に言った。「王さま、その罪はわたしと、わたしの父の家がすべて負います。王さまとその王座には、いっさい責めがありませんように。」
サムエル第二14:10 王は言った。「もしあなたに何か言ってくる者がいたら、その者をわたしのところへ連れて来なさい。二度とあなたに手出しできないようにしよう。」
サムエル第二14:11 彼女は言った。「どうか王さま、あなたの神である主に誓ってください。復讐しようとする者がこれ以上人を滅ぼすことのないように、わたしの息子が殺されることのないように、と。」王は言った。「主は生きておられる。あなたの息子の髪の毛一本さえ、地に落ちることはない。」
サムエル第二14:12 女性は言った。「どうか、このはしために、王さまへもう一言だけ話させてください。」王は言った。「話しなさい。」
サムエル第二14:15 わたしが王さまにこのことを申し上げに来たのは、人々がわたしを恐れさせたからです。このはしためは思いました。『王さまに話してみよう。もしかしたら、王さまはこのはしための願いをかなえてくださるかもしれない』と。
サムエル第二14:16 きっと王さまは耳を傾け、わたしと息子をいっしょに神が与えてくださった相続地から絶とうとする者の手から、このはしためを救ってくださるでしょう。
サムエル第二14:17 このはしためは思いました。『王さまのお言葉が、わたしに安心を与えてくださいますように』と。王さまは神の使いのように、善も悪も聞き分けてくださるからです。あなたの神である主が、あなたとともにいてくださいますように。」
サムエル第二14:18 王は答えて、その女性に言った。「これから尋ねることを、わたしに隠さないでほしい。」女性は言った。「王さま、どうぞおっしゃってください。」
サムエル第二14:19 王は言った。「このすべてのことに、ヨアブの手が関わっているのではないか。」女性は答えて言った。「王さま、あなたのいのちにかけて誓います。王さまが言われたことから、右にも左にもそれることはできません。そうです、あなたの家来ヨアブがわたしに命じ、このはしための口にこれらの言葉をすべて授けたのです。
サムエル第二14:20 あなたの家来ヨアブがこうしたのは、事の成り行きを変えるためでした。でも王さまは、神の使いのように賢く、地上のすべてを見抜いておられます。」
サムエル第二14:21 王はヨアブに言った。「よし、わたしはこのことを行おう。行って、あの若者アブサロムを連れ戻しなさい。」
サムエル第二14:22 ヨアブは地にひれ伏して礼をし、王を祝福して言った。「王さま、今日、この家来は、あなたに気に入られたことを知りました。王さまがこの家来の願いをかなえてくださったからです。」
サムエル第二14:24 しかし王は言った。「アブサロムは自分の家に戻らせよ。わたしの顔を見てはならない。」こうしてアブサロムは自分の家に戻り、王の顔を見ることはなかった。
サムエル第二14:26 彼は毎年、年の終わりに髪を切っていた。あまりに重くなるからだ。切った髪の毛の重さを量ると、王の基準で二百シェケルもあった。
サムエル第二14:28 アブサロムはエルサレムで丸二年暮らしたが、王の顔を見ることはなかった。
サムエル第二14:29 そこでアブサロムは、自分を王のもとへ取り次いでもらおうとヨアブを呼びにやった。しかしヨアブは来ようとしなかった。もう一度、二度目に呼びにやったが、それでも来なかった。
サムエル第二14:32 アブサロムはヨアブに答えた。「わたしはあなたにこう伝えたはずだ。『ここに来てくれ。あなたを通して王にこう申し上げたいのだ。「なぜわたしはゲシュルから戻って来たのでしょう。あそこにいたほうがよかった」と。』今、わたしは王の顔を見たい。もしわたしに罪があるなら、王に殺してもらってかまわない。」
サムエル第二14:33 ヨアブは王のところへ行き、このことを伝えた。王がアブサロムを呼ぶと、アブサロムは王のもとに来て、王の前で顔を地につけてひれ伏した。そして王はアブサロムに口づけした。
サムエル第二15:2 アブサロムは朝早く起き、町の門へ通じる道のわきに立った。そして、争いごとを抱えて王のところへ裁きを求めに来る人がいると、アブサロムはその人に声をかけて言った。「あなたはどこの町の人ですか。」その人が「あなたのしもべは、イスラエルの◯◯部族の者です」と答えると、
サムエル第二15:3 アブサロムはこう言った。「あなたの言い分はもっともで、正しい。でも、王のところには、あなたの話を聞いてくれる人がいないのです。」
サムエル第二15:6 アブサロムは、裁きを求めて王のところに来るすべてのイスラエル人に、いつもこのようにした。こうしてアブサロムは、イスラエルの人々の心をひそかに自分のものにしていった。
サムエル第二15:7 四十年が過ぎたころ、アブサロムは王に言った。「どうか、ヘブロンへ行かせてください。わたしが主に立てた誓いを果たしたいのです。
サムエル第二15:9 王は「安心して行きなさい」と言った。そこでアブサロムは立ち上がり、ヘブロンへ向かった。
サムエル第二15:10 ところがアブサロムは、イスラエルのすべての部族にひそかに使いの者を送って、こう伝えさせた。「角笛の音を聞いたら、『アブサロムがヘブロンで王になった』と言え。」