「人」(ひと)が出てくる聖書の箇所

「人」(ひと)は日常訳第1版の5114か所(旧約2880・新約2234)に出てきます。口語訳では4355か所。

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5114か所を200か所ずつ26ページに分けています(18ページ目)。

マルコによる福音書(210か所)

マルコ13:30 はっきり言いっておく。これらのことがすべて起おこるまで、今いまの時代じだいの人ひとたちがいなくなることは決けっしてない。

マルコ13:34 それは、旅たびに出でる人ひとのようなものだ。その人ひとは家いえをあとにするとき、しもべたちにそれぞれの仕事しごとを任まかせ、門番もんばんには目めを覚さましているようにと言いいつけた。

マルコ13:37 あなたたちに言いうこのことを、わたしはすべての人ひとに言ゆう。目めを覚さましていなさい。」

マルコ14:5 この香油こうゆを売うれば、三百さんびゃくデナリ以上いじょうになって、貧まずしい人ひとたちに分わけてあげられたのに。」そう言いって、彼かれらはその女性じょせいを厳きびしく責せめた。

マルコ14:6 でも、イエスは言いった。「そのままにしておきなさい。どうしてこの人ひとを困こまらせるのか。この人ひとは、わたしにとても良よいことをしてくれたのだ。」

マルコ14:7 貧まずしい人ひとたちは、いつもあなたたちのそばにいる。だから、その気きになれば、いつでも手てを差さし伸のべてあげられる。でも、わたしはいつまでも一緒いっしょにいるわけじゃない。

マルコ14:8 この人ひとは、自分じぶんにできることをしてくれた。わたしの体からだに前まえもって香油こうゆを塗ぬって、埋葬まいそうの準備じゅんびをしてくれたのだ。

マルコ14:9 はっきり言いっておく。世界せかいのどこであれ、この良よい知しらせが伝つたえられるところでは、この人ひとのしたことも語かたられて、いつまでも忘わすれられないだろう。

マルコ14:13 そこでイエスは、弟子でしを二人ふたり送おくり出だして言いった。「町まちに入はいりなさい。すると、水みずがめを運はこんでいる男おとこの人ひとが出迎でむかえるから、その人ひとについて行いきなさい。

マルコ14:14 そして、その人ひとが入はいっていく家いえの主人しゅじんにこう言いいいなさい。『先生せんせいが、弟子でしたちと一緒いっしょに過越すぎこしの食事しょくじをする部屋へやはどこですか、と言いっています。』

マルコ14:21 人ひとの子こは、聖書せいしょに書かいてあるとおりに去さって行いく。でも、人ひとの子こを裏切うらぎるその人ひとは、不幸ふこうだ。その人ひとは、生うまれてこなかったほうがよかった。」

マルコ14:24 そしてイエスは言いった。「これはわたしの血ちだ。多おおくの人ひとのために流ながされる、契約けいやくの血ちだ。

マルコ14:41 イエスは三さん度ど目めに戻もどって来きて、彼かれらに言いった。「まだ眠ねむって休やすんでいるのか。もういい。時じが来きた。見みなさい、人ひとの子こは罪人ざいにんたちの手てに引ひき渡わたされる。

マルコ14:43 そしてイエスがまだ話はなしているうちに、十じゅう二に人にんの一人ひとりであるユダがやって来きた。いっしょに、剣けんや棒ぼうを持もった群衆ぐんしゅうもいた。彼かれらは祭司さいし長ちょうたちや律法りっぽう学がく者しゃたち、長老ちょうろうたちのところから送おくられて来きた人ひとたちだった。

マルコ14:44 イエスを裏切うらぎろうとしていたユダは、前まえもって彼かれらに合図あいずを決きめていた。「わたしが口くちづけするのがその人ひとだ。捕つかまえて、しっかり見張みはって連つれて行いけ。」

マルコ14:47 そばにいた人ひとの一人ひとりが剣けんを抜ぬき、大だい祭司さいしの召使めしつかいに切きりつけて、その耳みみを切きり落おとした。

マルコ14:58 「わたしたちは、この人ひとがこう言いうのを聞きききました。『わたしは人ひとの手てで造つくったこの神殿しんでんを壊こわし、三みっ日かのうちに、人ひとの手てによらない別べつの神殿しんでんを建たてる』と。」

マルコ14:60 そこで大だい祭司さいしが真まん中なかに立たち、イエスに問といただした。「何なんも答こたえないのか。この人ひとたちがお前まえに不利ふりな証言しょうげんをしているではないか。」

マルコ14:62 イエスは言いわれた。「わたしは、それである。あなたたちは、人ひとの子こが力ちからある方かたの右みぎに座すわり、天てんの雲くもとともに来くるのを見みるだろう。」

マルコ14:69 女中じょちゅうは彼かれを見みて、そばに立たっている人ひとたちにまた言いいいはじめた。「この人ひとは、あの仲間なかまの一人ひとりよ。」

マルコ14:70 でもペテロはまた打うち消けした。しばらくすると、そばにいた人ひとたちがまたペテロに言いった。「確たしかにお前まえはあの仲間なかまだ。ガリラヤの人ひとだし、話はなし方かたも同おなじだからな。」

マルコ14:71 するとペテロは、呪のろいの言葉ことばまで口くちにし、誓ちかって言いいいはじめた。「あなたたちの言いうその人ひとのことなど、わたしは知しらない。」

マルコ15:4 ピラトはまたイエスに尋たずねた。「何なんも答こたえないのか。ほら、あの人ひとたちがこんなにお前まえを訴うったえているぞ。」

マルコ15:7 そのころ、バラバという男おとこが捕つかまって牢ろうにつながれていた。彼かれは暴動ぼうどうを起おこした仲間なかまたちと一緒いっしょにいて、その暴動ぼうどうで人ひとを殺ころしていた。

マルコ15:21 ちょうどそのとき、畑はたけから帰かえる途中とちゅうのキレネ人にんシモンという人ひとが通とおりかかった。アレクサンドロとルフォスの父ちちだ。兵士へいしたちは彼かれを無理むりやりつかまえ、イエスの十字じゅうじ架かを運はこばせた。

マルコ15:29 そこを通とおりかかった人々ひとびとは、頭あたまを振ふりながらイエスをののしった。「おい、神殿しんでんを壊こわして三みっ日かで建たて直なおす人ひとよ、

マルコ15:39 イエスの正面しょうめんに立たっていた百ひゃく人にん隊長たいちょうは、イエスがこのように息いきを引ひき取とるのを見みて言いった。「本当ほんとうに、この人ひとは神かみの子こだった。」

マルコ15:43 そこへ、アリマタヤ出身しゅっしんのヨセフという人ひとがやって来きた。議会ぎかいの有力ゆうりょくな議員ぎいんで、彼かれ自身じしんも神かみの国くにが来くるのを待まち望のぞんでいた。ヨセフは思おもい切きってピラトのところへ行いき、イエスの遺体いたいを引ひき取とりたいと願ねがい出でた。

マルコ16:10 マリアは行いって、イエスといっしょにいた人ひとたちに知しらせた。彼かれらは悲かなしんで泣ないていた。

マルコ16:13 二人ふたりは戻もどって、ほかの人ひとたちに知しらせた。それでも彼かれらは、二人ふたりのことも信しんじなかった。

マルコ16:14 その後ご、イエスは十じゅう一いち人にんが食事しょくじをしているときに現あらわれた。そして、彼かれらが信しんじようとせず、心こころをかたくなにしていたことをきびしく責せめた。よみがえったイエスを見みた人ひとたちの言葉ことばを、信しんじなかったからだ。

マルコ16:15 そしてイエスは彼かれらに言いった。「世界せかい中じゅうどこへでも行いって、すべての人ひとに良よい知しらせを伝つたえなさい。

マルコ16:17 信しんじる人ひとたちには、こういうしるしがついてくる。わたしの名なによって悪霊あくれいを追おい出だし、新あたらしい言葉ことばで話はなす。

マルコ16:18 蛇へびを手てでつかんでも、死しぬような毒どくを飲のんでも、決けっして害がいを受うけない。病人びょうにんに手てを置おけば、その人ひとは元気げんきになる。」

ルカによる福音書(352か所)

ルカ1:1 わたしたちの間あいだで実現じつげんした出来事できごとについて、これまでに多おおくの人ひとが物語ものがたりをまとめようとしてきた。

ルカ1:2 それは、初はじめから自分じぶんの目めで見みて、その言葉ことばに仕つかえてきた人ひとたちが、わたしたちに語かたり伝つたえてくれたとおりのものだ。

ルカ1:6 二人ふたりとも神かみの前まえに正ただしい人ひとで、主しゅの戒いましめと定さだめをすべて守まもり、非ひのうちどころのない生いき方かたをしていた。

ルカ1:14 あなたには喜よろこびとよろこびがあふれ、大勢おおぜいの人ひとがこの子この誕生たんじょうを喜よろこぶだろう。

ルカ1:17 この子こはエリヤの霊れいと力ちからを受うけて主しゅの前まえに先立さきだって進すすみ、父親ちちおやたちの心こころを子こどもたちへと向むけさせ、逆さからう者ものたちを正ただしい人ひとの考かんがえ方かたへと立たち返かえらせる。こうして、主しゅのために整ととのえられた民たみを用意よういするのだ。」

ルカ1:27 ダビデの家系かけいのヨセフという人ひとと婚約こんやくしていた、一人ひとりの処女しょじょのところへである。その処女しょじょの名前なまえはマリヤといった。

ルカ1:28 天使てんしはマリヤのところに来きて言いった。「おめでとう、恵めぐみを受うけた人ひと。主しゅがあなたと共ともにおられます。」

ルカ1:32 その子こは偉大いだいな人ひとになり、いと高たかき神かみの子こと呼よばれます。神かみである主しゅは、その子こに父ちちダビデの王座おうざをお与あたえになります。

ルカ1:34 マリヤは天使てんしに言いった。「どうしてそんなことがあるのでしょう。わたしはまだ男おとこの人ひとを知しらないのに。」

ルカ1:36 見みなさい、あなたの親しんせきのエリサベツも、あの年としになって男おとこの子こを身みごもっています。子こどもができないと言いわれていた人ひとなのに、もう六ろくか月げつです。

ルカ1:42 大おおきな声こえで叫さけんだ。「あなたは女おんなの中なかで特別とくべつに祝福しゅくふくされた人ひと。あなたのおなかの子こも祝福しゅくふくされています。

ルカ1:45 主しゅから告つげられたことは必かならずそのとおりになる。そう信しんじた人ひとは、なんて幸しあわせなのでしょう。」

ルカ1:48 神かみは、身分みぶんの低ひくいこのわたしに目めを留とめてくださったのだから。今いまからは、どの時代じだいの人ひともわたしを幸しあわせな者ものと呼よぶでしょう。

ルカ1:50 神かみを敬ううやまう人ひとには、どの時代じだいまでも神かみの憐あわれみが注そそがれます。

ルカ1:51 神かみはその腕うでで力ちからをふるい、心こころの中なかで高たかぶっている人ひとたちを追おい散ちらしました。

ルカ1:52 権力けんりょくを持もつ者ものを王座おうざから引ひきずり降おろし、身分みぶんの低ひくい人ひとを高たかく引ひき上あげました。

ルカ1:53 飢うえた人ひとを良よいもので満みたし、豊ゆたかな人ひとを何なんも持もたせずに追おい返かえしました。

ルカ1:58 近所きんじょの人ひとたちや親族しんぞくは、主しゅがエリサベツに大おおきな憐あわれみをかけてくださったと聞きいて、一緒いっしょに喜よろこんだ。

ルカ1:61 すると人々ひとびとは彼女かのじょに、「あなたの親族しんぞくには、そんな名前なまえの人ひとは一人ひとりもいませんよ」と言いった。

ルカ1:65 近所きんじょの人ひとたちはみんな恐おそれを感かんじた。そして、この出来事できごとはすべて、ユダヤの山やまあいの地方ちほうじゅうで語かたり伝つたえられた。

ルカ1:66 聞きいた人ひとたちはみんな、それを心こころに留とめて、「この子こはいったいどんな人ひとになるのだろう」と言い合っいいあった。事実じじつ、主しゅの手てがこの子ことともにあったのだ。

ルカ2:1 そのころ、皇帝こうていアウグストゥスから、国くに中じゅうのすべての人ひとを登録とうろくさせるようにという命令めいれいが出でた。

ルカ2:10 でも、その使つかいは言いった。「こわがらなくていい。わたしは、すべての人ひとにとって大おおきな喜よろこびとなる知しらせを、あなたたちに伝つたえに来きたのだから。

ルカ2:18 羊飼ひつじかいたちの話はなしを聞きいた人ひとはみな、驚おどろいた。

ルカ2:25 さて、エルサレムにシメオンという人ひとがいた。この人ひとは正ただしく、神かみを敬ううやまう人ひとで、イスラエルが慰なぐさめられる日ひを待まち望のぞんでいた。そして、聖せいなる霊れいがこの人ひとの上うえにあった。

ルカ2:34 シメオンは二人ふたりを祝福しゅくふくし、母ははマリアにこう言いった。「見みなさい。この子こは、イスラエルの多おおくの人ひとを倒たおれさせ、また立たち上あがらせるために定さだめられています。そして、反対はんたいを受うけるしるしとなります。

ルカ2:35 ――あなた自身じしんも、剣けんで心こころを刺さし貫つらぬかれるでしょう――こうして、多おおくの人ひとの心こころの思おもいが明あきらかにされるのです。」

ルカ2:36 また、アンナという女おんな預言よげん者しゃがいた。アシェル族ぞくのファヌエルの娘むすめである。この人ひとはかなりの高齢こうれいだった。娘むすめのとき結婚けっこんしてから七なな年ねん、夫おっととともに暮くらし、

ルカ2:38 ちょうどそのとき、彼女かのじょもそこにやって来きて、神かみに感謝かんしゃをささげた。そして、エルサレムの救すくいを待まち望のぞんでいるすべての人ひとに、この子このことを語かたった。

ルカ2:47 イエスの話はなしを聞きいていた人ひとたちはみな、その理解りかいの深ふかさと受うけ答こたえに驚おどろいていた。

ルカ2:52 こうしてイエスは知恵ちえを増まし、体からだも成長せいちょうしていった。そして神かみにも人ひとにも愛あいされた。

ルカ3:6 そして、すべての人ひとが神かみの救すくいを見みる。」

ルカ3:7 ヨハネのところには、洗礼せんれいを受うけようと大勢おおぜいの人ひとが出でて来きた。ヨハネは彼かれらにこう言いった。「マムシの子こたちよ。もうすぐ来くる神かみの怒いかりから逃にげろと、いったい誰だれが教おしえたのか。

ルカ3:11 ヨハネは答こたえた。「下着したぎを二に枚まい持もっている人ひとは、一いち枚まいも持もっていない人ひとに分わけてあげなさい。食たべ物ものを持もっている人ひとも、同おなじようにしなさい。」

ルカ3:12 取とり立たての仕事しごとをする人ひとたちも洗礼せんれいを受うけに来きて、「先生せんせい、わたしたちはどうすればいいのですか」とたずねた。

ルカ3:15 人々ひとびとは今いまか今いまかと待まち望のぞんでいて、みな心こころの中なかで、「もしかしてこの人ひとこそ救すくい主ぬしではないか」とヨハネのことを思おもいめぐらしていた。

ルカ4:4 イエスは答こたえた。「聖書せいしょにはこう書かいてある。『人ひとはパンだけで生いきるのではない。』」

ルカ4:18 「主しゅの霊れいがわたしの上うえにある。貧まずしい人ひとたちに良よい知しらせを伝つたえるため、主しゅはわたしに油あぶらを注そそいだ。そしてわたしを送おくり出だした。捕とらえられた人ひとたちには自由じゆうを、目めの見みえない人ひとたちには見みえるようになることを告つげ、しいたげられた人ひとたちを解放かいほうするために。

ルカ4:20 イエスは巻物まきものを閉とじ、係かかりの者ものに返かえして座すわった。会堂かいどうにいる人ひとたちはみな、イエスをじっと見みつめていた。

ルカ4:22 人々ひとびとはみなイエスをほめ、その口くちから出でてくる恵めぐみに満みちた言葉ことばに驚おどろいた。そして言いった。「この人ひとはヨセフの息子むすこではないか。」

ルカ4:27 また、預言よげん者しゃエリシャの時代じだい、イスラエルにはたくさんの重おもい皮膚ひふ病びょうの人ひとがいた。それでも、そのだれもきよくされなかった。ただ、シリア人にんのナアマンだけがきよくされたのだ。

ルカ4:28 これを聞きいた会堂かいどうにいた人ひとたちは、みな怒いかりでいっぱいになった。

ルカ4:35 イエスはその悪霊あくれいを叱しかって言いった。「黙だまれ。この人ひとから出でて行いけ。」すると悪霊あくれいは、その男おとこをみんなの真まん中なかに倒たおしたが、何なんの傷きずも負おわせずに出でて行いった。

ルカ4:40 日ひが沈しずむころ、いろいろな病気びょうきで苦くるしむ人ひとをかかえていた人ひとたちがみな、その病人びょうにんをイエスのところに連つれて来きた。イエスは一人ひとりひとりひとりに手てを置おいて、彼かれらをいやした。

ルカ4:41 また、多おおくの人ひとから悪霊あくれいも出でて行いった。悪霊あくれいたちは「あなたは神かみの子こだ」と叫さけんだ。でもイエスは悪霊あくれいたちを叱しかって、話はなすのを許ゆるさなかった。イエスがキリストだと知しっていたからだ。

ルカ5:1 ある日ひ、イエスはゲネサレ湖このほとりに立たっていた。すると大勢おおぜいの人ひとが神かみの言葉ことばを聞きこうとして、イエスに押おし寄よせてきた。

ルカ5:12 イエスがある町まちにいたときのことだった。そこに、全身ぜんしんが重おもい皮膚ひふ病びょうにおかされた人ひとがいた。その人ひとはイエスを見みると、地ちにひれ伏ふして願ねがった。「主しゅよ、あなたさえよければ、わたしをきよくすることがおできになります。」

ルカ5:15 でも、イエスのうわさはますます広ひろまっていった。大勢おおぜいの人ひとが、話はなしを聞きくため、また病気びょうきを治なおしてもらうために集あつまってきた。

ルカ5:16 けれども、イエスはよく人ひとのいない所ところにしりぞいて、祈いのっていた。

ルカ5:17 ある日ひ、イエスが教おしえていたときのことだった。そこには、ガリラヤやユダヤのすべての村むら、そしてエルサレムからやって来きたファリサイ派はの人ひとたちや律法りっぽうの教師きょうしたちがすわっていた。そして、病気びょうきを治なおす主しゅの力ちからがイエスとともにあった。

ルカ5:18 すると、何なん人にんかの男おとこたちが、体からだのまひした人ひとを寝床ねどこにのせて運はこんできた。彼かれらはその人ひとを中なかに運はこび入いれ、イエスの前まえに置おこうとした。

ルカ5:19 でも、人ひとが多おおくて運はこび入いれる道みちが見みつからなかった。そこで彼かれらは屋根やねに上あがり、瓦かわらをはがして、寝床ねどこにのせたままその人ひとを人々ひとびとの真まん中なか、イエスの前まえへつり下おろした。

ルカ5:21 すると、律法りっぽう学がく者しゃたちやファリサイ派はの人ひとたちは考かんがえ始はじめた。「神かみを冒ぼうとくするこの男おとこは、いったい何者なにものだ。神かみおひとりのほかに、だれが罪つみを赦ゆるせるというのか。」

ルカ5:24 だが、人ひとの子こが地上ちじょうで罪つみを赦ゆるす権威けんいを持もっていることを、あなたたちに知しってほしい。」そう言いって、イエスはまひした人ひとに言いった。「あなたに言ゆう。起おきなさい。自分じぶんの寝床ねどこを持もって、家いえに帰かえりなさい。」

ルカ5:25 すると、その人ひとはすぐにみんなの前まえで立たち上あがり、寝ねていた寝床ねどこを持もって、神かみをたたえながら家いえに帰かえっていった。

ルカ5:26 これを見みた人ひとたちはみんな、あっけにとられた。そして神かみをたたえ、恐おそれに包つつまれてこう言いった。「わたしたちは今日きょう、信しんじられないことを見みた。」

ルカ5:29 レビは自分じぶんの家いえで、イエスのために盛大せいだいな宴会えんかいを開ひらいた。取とり税ぜい人にんをはじめ、大勢おおぜいの人ひとが一緒いっしょに食卓しょくたくについていた。

ルカ5:30 すると、ファリサイ派はの人ひとたちや彼かれらの側がわの律法りっぽう学がく者しゃたちが、イエスの弟子でしたちに不満ふまんをぶつけた。「どうして、あなたたちは取とり税ぜい人にんや罪人ざいにんと一緒いっしょに飲のんだり食たべたりするのか。」

ルカ5:31 イエスは彼かれらに答こたえた。「医者いしゃを必要ひつようとするのは、健康けんこうな人ひとではなく、病気びょうきの人ひとだ。

ルカ5:32 わたしが来きたのは、正ただしい人ひとを招まねくためではなく、罪人ざいにんを招まねいて、その生いき方かたを変かえさせるためだ。」

ルカ5:36 イエスはさらに、彼かれらにたとえを話はなした。「新あたらしい服ふくを切きり取とって、古ふるい服ふくに継つぎを当あてる人ひとはいない。そんなことをすれば、新あたらしい服ふくは破やぶれてしまうし、新あたらしい服ふくから取とった継つぎは古ふるい服ふくには合あわない。

ルカ5:37 新あたらしいぶどう酒しゅを古ふるい革袋かわぶくろに入いれる人ひともいない。そんなことをすれば、新あたらしいぶどう酒しゅが革袋かわぶくろを破やぶってしまう。ぶどう酒しゅは流ながれ出でて、革袋かわぶくろもだめになる。

ルカ5:39 それに、古ふるいぶどう酒しゅを飲のんだ人ひとは、新あたらしいものを欲ほっしがらない。『古ふるいほうがいい』と言いうのだ。」

ルカ6:5 そして、イエスは彼かれらに言いった。「人ひとの子こは安息あんそく日ひの主しゅなのだ。」

ルカ6:6 別べつの安息あんそく日ひのこと、イエスは会堂かいどうに入はいって教おしえていた。そこに、右手みぎてのなえた人ひとがいた。

ルカ6:7 律法りっぽう学がく者しゃたちやファリサイ派はの人ひとたちは、イエスが安息あんそく日ひに病気びょうきを治なおすかどうか、じっと見みていた。訴うったえる口実こうじつを見みつけようとしていたのだ。

ルカ6:8 でもイエスは、彼かれらの考かんがえを見抜みぬいていた。そして、手てのなえた人ひとに言いった。「立たって、真まん中なかに出でてきなさい。」その人ひとは立たち上あがって、そこに立たった。

ルカ6:10 そして、その場ばの全員ぜんいんをぐるりと見回みまわしてから、その人ひとに言いった。「手てを伸のばしなさい。」その人ひとがそうすると、手ては元もとどおりになった。

ルカ6:18 みんな、イエスの話はなしを聞ききき、病気びょうきを治なおしてもらおうとやって来きたのだ。汚よごれた霊れいに苦くるしめられていた人ひとたちも、治なおしてもらった。

ルカ6:22 人ひとの子このために、人々ひとびとがあなたがたを憎にくみ、仲間なかまはずれにし、ののしり、あなたがたの名なを悪わるいものとして退しりぞけるとき、あなたがたは幸いさいわいである。

ルカ6:26 すべての人ひとにほめられるとき、あなたがたは不幸ふこうだ。彼かれらの先祖せんぞも、にせ預言よげん者しゃたちに同おなじことをしたのだ。

ルカ6:27 でも、聞きいているあなたがたに、わたしは言ゆう。敵てきを愛あいしなさい。あなたがたを憎にくむ人ひとには、よくしてあげなさい。

ルカ6:28 あなたがたをのろう人ひとを祝福しゅくふくしなさい。あなたがたをひどく扱あつかう人ひとのために祈いのりなさい。

ルカ6:29 あなたの頬ほおを打うつ人ひとには、もう一方いっぽうの頬ほおも向むけなさい。上着うわぎを奪ううばう人ひとには、下着したぎまで拒こばまないであげなさい。

ルカ6:30 求もとめる人ひとにはだれにでも与あたえなさい。あなたのものを奪ううばう人ひとから、取とり返かえそうとしてはいけない。

ルカ6:31 自分じぶんがしてほしいと思おもうことを、人ひとにもそのとおりにしてあげなさい。

ルカ6:32 自分じぶんを愛あいしてくれる人ひとを愛あいしたところで、何なんの手柄てがらになるだろうか。罪人ざいにんでさえ、自分じぶんを愛あいしてくれる人ひとを愛あいしている。

ルカ6:33 自分じぶんに良よくしてくれる人ひとに良よくしたところで、何なんの手柄てがらになるだろうか。罪人ざいにんでも同おなじことをしている。

ルカ6:35 でも、あなたがたは敵てきを愛あいしなさい。人ひとに良よくし、何なんも当あてにせずに貸かしなさい。そうすれば、あなたがたの受うける報むくいは大おおきく、いと高たかき方かたの子ことなる。神かみは、恩おんを知しらない者ものや悪わるい者ものにも、やさしくしてくださるからだ。

ルカ6:37 人ひとを裁さばいてはいけない。そうすれば、あなたがたも裁さばかれない。人ひとを責せめてはいけない。そうすれば、あなたがたも責せめられない。許ゆるしなさい。そうすれば、あなたがたも許ゆるされる。

ルカ6:38 与あたえなさい。そうすれば、あなたがたにも与あたえられる。しっかり詰つめ込こみ、揺ゆすって、あふれるほどのたっぷりの量りょうを、あなたがたのふところに入いれてもらえる。あなたがたが人ひとを量はかるその量はかりで、あなたがたも量はかり返かえされるからだ。」

ルカ6:39 イエスは、彼かれらにこんなたとえも話はなされた。「目めの見みえない人ひとが、目めの見みえない人ひとを導みちびけるだろうか。二人ふたりとも穴あなに落おちてしまうのではないか。

ルカ6:40 弟子でしは先生せんせいより上うえではない。しかし、十分じゅうぶんに学まなんだ人ひとはみな、自分じぶんの先生せんせいのようになる。

ルカ6:45 良よい人ひとは、心こころにためた良よいものの中なかから良よいものを出だす。悪わるい人ひとは、悪わるいものの中なかから悪わるいものを出だす。人ひとの口くちは、心こころにあふれているものを話はなすからだ。

ルカ6:47 わたしのところに来きて、わたしの言葉ことばを聞ききき、そのとおりに行おこなう人ひとがみな、どんな人ひとに似にているか教おしえよう。

ルカ6:48 その人ひとは、家いえを建たてるときに深ふかく掘ほり下さげ、岩いわの上うえに土台どだいをすえた人ひとに似にている。洪水こうずいになって川かわの水みずがその家いえに襲おそいかかっても、家いえはびくともしなかった。しっかり建たてられていたからだ。

ルカ6:49 でも、わたしの言葉ことばを聞きいても行おこなわない人ひとは、土台どだいなしに地面じめんの上うえに家いえを建たてた人ひとに似にている。川かわの水みずが襲おそいかかると、家いえはたちまち倒たおれ、めちゃくちゃに壊こわれてしまった。」

ルカ7:4 長老ちょうろうたちはイエスのところに来くると、熱心ねっしんに願ねがって言いった。「あの方かたは、あなたにそうしていただくだけのことをした人ひとです。

ルカ7:8 わたし自身じしんも、上うえに立たつ人ひとの下したに置おかれている人間にんげんですが、その下したには部下ぶかの兵士へいしたちがいます。その一人ひとりに『行いけ』と言いえば行いき、別べつの者ものに『来こい』と言いえば来きます。僕しもべに『これをしろ』と言いえば、その通とおりにします。」

ルカ7:9 これを聞きいて、イエスはその人ひとに感心かんしんした。そして、ついて来きていた群衆ぐんしゅうの方ほうを振ふり返かえって言いった。「言いっておく。これほどの信仰しんこうは、イスラエルの中なかでも見みたことがない。」

ルカ7:10 使つかいに出だされた人ひとたちが家いえに戻もどってみると、あの僕しもべはすっかり元気げんきになっていた。

ルカ7:12 町まちの門もんに近ちかづくと、ちょうど死しんだ人ひとが運はこび出だされるところだった。それは、ある母親ははおやのひとり息子むすこだった。しかも彼女かのじょはやもめで、その母親ははおやのそばには町まちの大勢おおぜいの人ひとたちがついていた。

ルカ7:14 そして近ちかづいて棺ひつぎに手てをかけると、担かついでいた人ひとたちが立たち止どまった。イエスは言いった。「若者わかものよ、あなたに言ゆう。起おきなさい。」

ルカ7:15 すると、死しんでいた人ひとが起おき上あがって、話はなし始はじめた。イエスは彼かれを母親ははおやに返かえした。

ルカ7:21 ちょうどそのとき、イエスは多おおくの人ひとを病気びょうきや苦くるしみ、悪わるい霊れいから解放かいほうし、目めの見みえない大勢おおぜいの人ひとが見みえるようにしてあげていた。

ルカ7:22 そしてイエスは二人ふたりにこう答こたえた。「行いって、自分じぶんたちが見みたこと、聞きいたことをヨハネに伝つたえなさい。目めの見みえない人ひとが見みえるようになり、足あしの不ふ自由じゆうな人ひとが歩あるき、重おもい皮膚ひふ病びょうの人ひとがきよめられ、耳みみの聞きこえない人ひとが聞きこえるようになっている。死しんだ人ひとが生いき返かえり、貧まずしい人ひとには良よい知しらせが伝つたえられている。

ルカ7:23 わたしにつまずかない人ひとは幸いさいわいだ。」

ルカ7:25 そうでなければ、何なんを見みに出でて行いったのか。柔やわらかい服ふくを着きた人ひとか。豪華ごうかな服ふくを着きて、ぜいたくに暮くらしている人ひとなら、王おうの宮殿きゅうでんにいる。

ルカ7:26 では、何なんを見みに出でて行いったのか。預言よげん者しゃか。そうだ、言いっておく。その預言よげん者しゃよりもさらにすぐれた人ひとだ。

ルカ7:27 この人ひとこそ、こう書かかかれている人物じんぶつだ。『見みよ、わたしはあなたの前まえに使つかいを送おくる。その者ものが、あなたの前まえで道みちを整ととのえる。』

ルカ7:28 言いっておく。女おんなから生うまれた者ものの中なかで、ヨハネよりも偉大いだいな人ひとはいない。それでも、神かみの御み国くにでいちばん小ちいさい者ものは、彼かれよりも偉大いだいだ。」

ルカ7:31 「では、今いまの時代じだいの人ひとたちを何なんにたとえようか。彼かれらは何なんに似にているだろう。

ルカ7:34 人ひとの子こが来きて、食たべたり飲のんだりしていると、『見みろ、大食おおぐいの大おお酒飲さけのみだ。徴税ちょうぜい人にんや罪人ざいにんの仲間なかまだ』と言ゆう。

ルカ7:36 さて、あるファリサイ派はの人ひとがイエスに、いっしょに食事しょくじをしてほしいと頼たのんだ。それでイエスはその人ひとの家いえに入はいり、食卓しょくたくに着ついた。

ルカ7:37 すると、その町まちに住すむ一人ひとりの女おんながいた。彼女かのじょは罪深つみぶかい暮くらしをしていた。この女おんなは、イエスがファリサイ派はの人ひとの家いえで食事しょくじをしていると知しり、香油こうゆの入はいった石膏せっこうのつぼを持もってやって来きた。

ルカ7:39 イエスを招まねいたファリサイ派はの人ひとはこれを見みて、心こころの中なかで思おもった。「この人ひとがもし預言よげん者しゃなら、自分じぶんにさわっているのがどんな女おんなか、分わかるはずだ。この女おんなは罪深つみぶかい者ものなのに。」

ルカ7:40 するとイエスは、その人ひとに答こたえて言いった。「シモン、あなたに言いいいたいことがある。」その人ひとは「先生せんせい、どうぞ話はなしてください」と言いった。

ルカ7:44 そして女おんなのほうを振ふり返かえり、シモンに言いった。「この女おんなの人ひとが見みえるだろう。わたしがあなたの家いえに入はいったとき、あなたは足あしを洗あらう水みずもくれなかった。でもこの人ひとは、涙なみだでわたしの足あしをぬらし、自分じぶんの髪かみでふいてくれた。

ルカ7:45 あなたはわたしにあいさつの口くちづけもしてくれなかった。でもこの人ひとは、わたしが入はいって来きたときから、ずっとわたしの足あしに口くちづけしてやまない。

ルカ7:46 あなたはわたしの頭あたまに油あぶらを塗ぬってくれなかった。でもこの人ひとは、わたしの足あしに香油こうゆを塗ぬってくれた。

ルカ7:47 だから、あなたに言いっておく。この人ひとの多おおくの罪つみは赦ゆるされた。それは、この人ひとが深ふかく愛あいしたからだ。しかし、少すこししか赦ゆるされなかった者ものは、少すこししか愛あいさない。」

ルカ7:48 そしてイエスは、その女おんなの人ひとに言いった。「あなたの罪つみは赦ゆるされた。」

ルカ7:49 すると、いっしょに食事しょくじをしていた人ひとたちは、心こころの中なかでこう言いいい始はじめた。「罪つみさえ赦ゆるすこの人ひとは、いったい何者なにものなのか。」

ルカ7:50 イエスは女おんなの人ひとに言いった。「あなたの信仰しんこうが、あなたを救すくった。安心あんしんして行いきなさい。」

ルカ8:5 「種たねをまく人ひとが、種たねをまきに出でかけた。まいているうちに、ある種たねは道みちばたに落おちた。すると踏ふみつけられ、空そらの鳥とりが食たべてしまった。

ルカ8:8 別べつの種たねは良よい土つちに落おちた。芽めが出でて育そだち、百ひゃく倍ばいもの実みを結むすんだ。」イエスはこう話はなすと、声こえを張はり上あげて言いった。「聞きく耳みみのある人ひとは聞きききなさい。」

ルカ8:10 イエスは答こたえた。「あなたたちには、神かみの御み国くにの秘密ひみつを知しることが許ゆるされている。でも、ほかの人ひとたちにはたとえで話はなす。それは、彼かれらが見みても見みえず、聞きいても理解りかいしないためだ。

ルカ8:12 道みちばたに落おちた種たねとは、こういう人ひとたちのことだ。彼かれらは言葉ことばを聞きく。でもそのあとに悪魔あくまが来きて、その心こころから言葉ことばを奪うばい取とってしまう。彼かれらが信しんじて救すくわれることのないようにするためだ。

ルカ8:13 岩いわの上うえに落おちた種たねとは、こういう人ひとたちのことだ。彼かれらは言葉ことばを聞きくと、喜よろこんで受うけ入いれる。でも根ねがないので、しばらくは信しんじても、試練しれんが来くると離はなれてしまう。

ルカ8:14 いばらの中なかに落おちた種たねとは、こういう人ひとたちのことだ。彼かれらは言葉ことばを聞きく。でも歩あゆんでいくうちに、暮くらしの心配しんぱいやお金かねや快楽かいらくにふさがれてしまい、実みを結むすばない。

ルカ8:15 良よい土つちに落おちた種たねとは、こういう人ひとたちのことだ。彼かれらは正ただしく素直すなおな心こころで言葉ことばを聞ききき、それをしっかり守まもって、じっと耐たえながら実みを結むすぶ。

ルカ8:16 明あかりをつけて、それを器うつわでおおったり、寝台しんだいの下したに置おいたりする人ひとはいない。入はいって来くる人ひとに光ひかりが見みえるように、明あかりは台だいの上うえに置おくものだ。

ルカ8:18 だから、どう聞きくかに気きをつけなさい。持もっている人ひとはさらに与あたえられ、持もっていない人ひとは、持もっていると思おもっているものまで取とり上あげられるからだ。」

ルカ8:21 でもイエスは答こたえた。「わたしの母はは、わたしの兄弟きょうだいとは、神かみの言葉ことばを聞きいて、それを行おこなう人ひとたちのことだ。」

ルカ8:34 豚ぶたを飼かっていた人ひとたちは、この出来事できごとを見みて逃にげ出だし、町まちや村むらにふれ回まわった。

ルカ8:36 それを見みていた人ひとたちは、悪霊あくれいに取とりつかれていた男おとこがどのようにして救すくわれたのかを、人々ひとびとに伝つたえた。

ルカ8:37 すると、ゲラサ地方ちほうの人ひとたちはみんな、自分じぶんたちのところから出でていってほしいとイエスに頼たのんだ。ひどく怖こわくなったからだ。それでイエスは舟ふねに乗のって、もと来きたところへ帰かえっていった。

ルカ8:41 そこへ、ヤイロという名なの男おとこがやって来きた。この人ひとは会堂かいどうを管理かんりする立場たちばにあった。彼かれはイエスの足あしもとにひれ伏ふし、自分じぶんの家いえに来きてほしいと願ねがった。

ルカ8:49 イエスがまだ話はなしているうちに、会堂かいどう長ちょうの家いえから人ひとが来きて言いった。「お嬢じょうさんは亡なくなりました。もう先生せんせいを煩わわずらわせないでください。」

ルカ9:5 もし迎むかえ入いれてくれない人ひとたちがいたら、その町まちを出でるときに足あしについた砂すなぼこりを払はらい落おとしなさい。それは、彼かれらへの警告けいこくのしるしになる。」

ルカ9:7 さて、この地方ちほうの領主りょうしゅヘロデは、起おきていることをすべて耳みみにして、とまどっていた。ある人ひとたちは「ヨハネが死者ししゃの中なかから生いき返かえったのだ」と言いいい、

ルカ9:8 ほかの人ひとたちは「エリヤが現あらわれたのだ」と言いいい、また別べつの人ひとたちは「昔むかしの預言よげん者しゃの一人ひとりがよみがえったのだ」と言いっていたからだ。

ルカ9:9 ヘロデは言いった。「ヨハネなら、わたしが首くびをはねた。それなのに、こんなうわさで聞きくこの人ひとは、いったい何者なにものなのだ。」そして、イエスに会あってみたいと思おもった。

ルカ9:11 ところが群衆ぐんしゅうはそれを知しって、あとを追おってきた。イエスは彼かれらを喜よろこんで迎むかえ入いれ、神かみの国くにについて語かたり、治なおしてもらう必要ひつようのある人ひとたちを治なおした。

ルカ9:13 でもイエスは彼かれらに言いった。「あなたがたが、この人ひとたちに食たべ物ものをあげなさい。」弟子でしたちは答こたえた。「わたしたちには、パンが五いつつと魚さかなが二に匹ひきしかありません。この人ひとたち全員ぜんいんのために食たべ物ものを買かいに行いけというのなら、別べつですが。」

ルカ9:19 弟子でしたちは答こたえた。「バプテスマのヨハネだと言いう人ひともいれば、エリヤだと言いう人ひともいます。また、昔むかしの預言よげん者しゃのひとりが生いき返かえったのだと言いう人ひともいます。」

ルカ9:22 そしてこう言いった。「人ひとの子こは、多おおくの苦くるしみを受うけなければならない。長老ちょうろうたちや祭司さいし長ちょうたち、律法りっぽう学がく者しゃたちに退しりぞけられ、殺ころされ、そして三みっ日か目めによみがえるのだ。」

ルカ9:23 それからイエスは、みんなに向むかって言いった。「わたしについて来きたいと思おもう人ひとは、自分じぶんを捨すて、毎日まいにち、自分じぶんの十字じゅうじ架かを背負せおって、わたしについて来きなさい。

ルカ9:24 自分じぶんの命いのちを救すくおうとする人ひとは、それを失ううしなう。でも、わたしのために自分じぶんの命いのちを失ううしなう人ひとは、それを救すくうことになる。

ルカ9:26 わたしと、わたしの言葉ことばを恥はずかしく思おもう人ひとがいれば、人ひとの子こも、その人ひとを恥はずかしく思おもう。人ひとの子こが、自分じぶんの栄光えいこうと、父ちちの栄光えいこうと、聖せいなる天使てんしたちの栄光えいこうに包つつまれて来くるときにね。

ルカ9:27 はっきり言いっておく。ここに立たっている人ひとの中なかには、神かみの御み国くにを見みるまでは決けっして死しなない人ひとたちがいる。」

ルカ9:30 すると、二人ふたりの人ひとがイエスと話はなしていた。それはモーセとエリヤだった。

ルカ9:32 ペテロと仲間なかまたちは、ひどく眠ねむくなっていた。でも、はっと目めを覚さますと、イエスの栄光えいこうと、そばに立たっている二人ふたりの人ひとを見みた。

ルカ9:41 イエスは答こたえた。「ああ、信しんじようとしない、ねじ曲まがった時代じだいの人ひとたちだ。いつまでわたしは、あなたたちと一緒いっしょにいて我慢がまんすればいいのか。あなたの息子むすこをここに連つれて来きなさい。」

ルカ9:44 「これから言いうことを、よく聞きいて覚おぼえておきなさい。人ひとの子こは、人々ひとびとの手てに引ひき渡わたされようとしている。」

ルカ9:48 言いった。「わたしの名なのためにこの子こどもを受うけ入いれる人ひとは、わたしを受うけ入いれるのだ。そして、わたしを受うけ入いれる人ひとは、わたしを送おくった方かたを受うけ入いれるのだ。あなたたちみんなの中なかで一番いちばん小ちいさい者ものこそ、偉えらいのだから。」

ルカ9:49 すると、ヨハネが言いった。「先生せんせい、わたしたちは、ある人ひとがあなたの名なを使つかって悪霊あくれいを追おい出だしているのを見みました。それで、わたしたちの仲間なかまではないので、やめさせようとしました。」

ルカ9:50 でも、イエスは彼かれに言いった。「やめさせてはいけない。あなたたちに敵対てきたいしない人ひとは、あなたたちの味方みかたなのだから。」

ルカ9:57 彼かれらが道みちを進すすんでいると、ある人ひとがイエスに言いった。「あなたがどこへ行いかれても、ついて行いきます。」

ルカ9:58 すると、イエスは彼かれに言いった。「きつねには穴あながあり、空そらの鳥とりには巣すがある。でも、人ひとの子こには枕まくらする場所ばしょさえないのだ。」

ルカ9:59 また、イエスは別べつの人ひとに言いった。「わたしについて来きなさい。」すると、その人ひとは言いった。「主しゅよ、まず父ちちを葬ほうむりに行いかせてください。」

ルカ9:60 でも、イエスは言いった。「死しんだ人ひとを葬ほうむることは、死しんだ人ひとたちに任まかせておきなさい。あなたは行いって、神かみの御み国くにを伝つたえなさい。」

ルカ9:61 また、別べつの人ひとも言いった。「主しゅよ、あなたについて行いきます。でも、まず家いえの人ひとたちに別わかれを告つげに行いかせてください。」

ルカ9:62 すると、イエスは言いった。「すきに手てをかけてから後うしろを振ふり返かえる人ひとは、誰だれも神かみの御み国くににふさわしくない。」

ルカ10:2 そして、彼かれらに言いった。「収穫しゅうかくはたくさんある。でも、働はたらく人ひとが少すくない。だから、収穫しゅうかくの主人しゅじんにお願ねがいしなさい。刈かり入いれのために働はたらく人ひとを送おくってくださいと。

ルカ10:6 もし、そこに平安へいあんを受うけるにふさわしい人ひとがいれば、あなたたちの祈いのった平安へいあんはその人ひとの上うえにとどまる。でも、そうでなければ、その平安へいあんはあなたたちのところへ戻もどってくる。

ルカ10:7 そして、その家いえに泊とまりなさい。出だされる物ものを食たべたり飲のんだりしていい。働はたらく人ひとが報酬ほうしゅうを受うけるのは当然とうぜんのことだから。あちこちの家いえを渡わたり歩あるいてはいけない。

ルカ10:8 どこかの町まちに入はいって、そこの人ひとたちが迎むかえ入いれてくれたら、出だされた物ものを食たべなさい。

ルカ10:13 コラジンよ、あなたは不幸ふこうだ。ベツサイダよ、あなたは不幸ふこうだ。あなたたちの間あいだで行おこなわれた奇跡きせきが、もしティルスとシドンで行おこなわれていたら、その町まちの人ひとたちはとっくに荒布あらめをまとい、灰はいをかぶって座すわり、心こころを入いれ替かえていたはずだ。

ルカ10:16 あなたたちの言葉ことばを聞きく人ひとは、わたしの言葉ことばを聞きくのだ。あなたたちを拒こばむ人ひとは、わたしを拒こばむ。そして、わたしを拒こばむ人ひとは、わたしを送おくった方かたを拒こばむのだ。」

ルカ10:21 そのとき、イエスは聖霊せいれいに満みたされて喜よろこびにあふれ、こう言いった。「父ちちよ、天てんと地ちの主しゅよ、あなたをほめたたえます。あなたはこれらのことを、知恵ちえある人ひとや賢かしこい人ひとには隠かくして、幼おさない子こどもたちに明あきらかにしてくださいました。そうです、父ちちよ。それが、あなたの願ねがいにかなったことだったからです。

ルカ10:30 イエスは答こたえて言いった。「ある人ひとが、エルサレムからエリコへ下くだる道みちを歩あるいていた。すると強盗ごうとうに襲おそわれ、身みぐるみをはがされ、殴なぐられたうえで、半殺はんごろしにされたまま置おき去ざりにされた。

ルカ10:31 たまたま一人ひとりの祭司さいしが、その道みちを下くだって来きた。でも、その人ひとを見みると、反対はんたい側がわを通とおって行いってしまった。

ルカ10:32 同おなじように、神殿しんでんで仕つかえるレビ人びとも、その場所ばしょに来きて、その人ひとを見みたのに、反対はんたい側がわを通とおり過すぎて行いった。

ルカ10:33 ところが、旅たびをしていた一人ひとりのサマリア人にんは、その人ひとのところに来きて、その姿すがたを見みると、かわいそうでたまらなくなった。

ルカ10:35 次つぎの日ひ、彼かれはデナリ銀貨ぎんかを二に枚まい取とり出だして宿屋やどやの主人しゅじんに渡わたし、こう言いった。「この人ひとの世話せわをしてください。もっとお金かねがかかったら、帰かえりに払はらいます。」

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