「王」(おう)が出てくる聖書の箇所

「王」(おう)は口語訳の2316か所(旧約2203・新約113)に出てきます。日常訳第1版では2437か所。

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2316か所を200か所ずつ12ページに分けています(8ページ目)。

エズラ記(60か所)

エズラ記6:15 この宮みやはダリヨス王おうの治世ちせいの六ろく年ねんアダルの月つきの三みっ日かに完成かんせいした。

エズラ記6:22 喜よろこんで七なな日かの間あいだ、種しゅ入いれぬパンの祭まつりを行おこなった。これは主しゅが彼かれらを喜よろこばせ、またアッスリヤの王おうの心こころを彼かれらに向むかわせ、彼かれにイスラエルの神かみにいます神かみの宮みやの工事こうじを助たすけさせられたからである。

エズラ記7:1 これらの事ことの後あとペルシャ王おうアルタシャスタの治世ちせいにエズラという者ものがあった。エズラはセラヤの子こ、セラヤはアザリヤの子こ、アザリヤはヒルキヤの子こ、

エズラ記7:6 このエズラはバビロンから上のぼって来きた。彼かれはイスラエルの神かみ、主しゅがお授さずけになったモーセの律法りっぽうに精通せいつうした学者がくしゃであった。その神かみ、主しゅの手てが彼かれの上うえにあったので、その求もとめることを王おうはことごとく許ゆるした。

エズラ記7:7 アルタシャスタ王おうの七なな年ねんにまたイスラエルの人々ひとびとおよび祭司さいし、レビびと、歌うたうたう者もの、門衛もんえい、宮みやに仕つかえるしもべなどエルサレムに上のぼった。

エズラ記7:8 そして王おうの七なな年ねんの五ご月がつにエズラはエルサレムに来きた。

エズラ記7:11 主しゅの戒いましめの言葉ことば、およびイスラエルに賜たまわった定さだめに通つうじた学者がくしゃで、祭司さいしであるエズラにアルタシャスタ王おうの与あたえた手紙てがみの写うつしは、次つぎのとおりである。

エズラ記7:12 「諸王しょおうの王おうアルタシャスタ、天てんの神かみの律法りっぽうの学者がくしゃである祭司さいしエズラに送おくる。今いま、

エズラ記7:14 あなたは、自分じぶんの手てにあるあなたの神かみの律法りっぽうに照てらしして、ユダとエルサレムの事情じじょうを調しらべるために、王おうおよび七なな人にんの議ぎ官かんによってつかわされるのである。

エズラ記7:15 かつあなたは王おうおよびその議ぎ官かんらが、エルサレムにいますイスラエルの神かみに真心まごころからささげる銀ぎんと金かねを携たずさえ、

エズラ記7:20 そのほかあなたの神かみの宮みやのために用よううべき必要ひつようなものがあれば、それを王おうの倉くらから出だして用もちいよ。

エズラ記7:21 われ、アルタシャスタ王おうは川向かわむこうの州しゅうのすべての倉くらづかさに命いのちを下くだして言ゆう、『天てんの神かみの律法りっぽうの学者がくしゃである祭司さいしエズラがあなたがたに求もとめる事ことは、すべてこれを心こころして行おこなえ。

エズラ記7:23 天てんの神かみの宮みやのために、天てんの神かみの命めいじるところは、すべて正ただしくこれを行おこなえ。そうしないと神かみの怒いかりが、王おうと王おうの子こらの国くにに臨のぞむであろう』。

エズラ記7:26 あなたの神かみの律法りっぽうおよび王おうの律法りっぽうを守まもらない者ものを、きびしくその罪つみに定さだめて、あるいは死刑しけいに、あるいは追放ついほうに、あるいは財産ざいさん没収ぼっしゅうに、あるいは投獄とうごくに処しょせよ」。

エズラ記7:27 われわれの先祖せんぞの神かみ、主しゅはほむべきかな。主しゅはこのように、王おうの心こころに、エルサレムにある主しゅの宮みやを飾かざる心こころを起おこさせ、

エズラ記7:28 また王おうの前まえと、その議ぎ官かんの前まえと王おうの大臣だいじんの前まえで、わたしに恵めぐみを得えさせられた。わたしはわが神かみ、主しゅの手てがわたしの上うえにあるので力ちからを得え、イスラエルのうちから首領しゅりょうたる人々ひとびとを集あつめて、わたしと共ともに上のぼらせた。

エズラ記8:1 アルタシャスタ王おうの治世ちせいに、バビロンからわたしと一緒いっしょに上のぼって来きた者ものの氏族しぞくの長ちょう、およびその系譜けいふは次つぎのとおりである。

エズラ記8:22 これは、われわれがさきに王おうに告つげて、「われわれの神かみの手ては、神かみを求もとめるすべての者ものの上うえにやさしく下くだり、その威力いりょくと怒いかりとはすべて神かみを捨すてる者ものの上うえに下くだる」と言いったので、わたしは道中どうちゅうの敵てきに対たいして、われわれを守まもるべき歩兵ふひょうと騎兵きへいとを、王おうに頼たのむことを恥はじたからである。

エズラ記8:25 金銀きんぎんおよび器物きぶつ、すなわち王おうと、その議ぎ官かんと、その諸侯しょこうおよびすべて在留ざいりゅうのイスラエルびとが、われわれの神かみの宮みやのためにささげた奉納ほうのう物ぶつを量はかって彼かれらに渡わたした。

エズラ記8:36 彼かれらはまた王おうの命令めいれい書しょを、王おうの総督そうとくたち、および川向かわむこうの州しゅうの知事ちじたちに渡わたしたので、彼かれらは民みんと神かみの宮みやとを援助えんじょした。

エズラ記9:7 われわれの先祖せんぞの日ひから今日きょうまで、われわれは大おおいなるとがを負おい、われわれの不義ふぎによって、われわれとわれわれの王おうたち、および祭司さいしたちは国々くにぐにの王おうたちの手てにわたされ、つるぎにかけられ、捕とらえ行いかれ、かすめられ、恥はじをこうむりました。今日きょうのとおりです。

エズラ記9:9 われわれは奴隷どれいの身みでありますが、その奴隷どれいたる時ときにも神かみはわれわれを見捨みすてられず、かえってペルシャ王おうたちの目めの前まえでいつくしみを施ほどこして、われわれを生いき返かえらせ、われわれの神かみの宮みやを建たてさせ、その破壊はかいをつくろわせ、ユダとエルサレムでわれわれに保護ほごを与あたえられました。

ネヘミヤ記(30か所)

ネヘミヤ記1:11 主しゅよ、どうぞしもべの祈いのりと、あなたの名なを恐おそれることを喜よろこぶあなたのしもべらの祈いのりに耳みみを傾かたむけてください。どうぞ、きょう、しもべを恵めぐみ、この人ひとの目めの前まえであわれみを得えさせてください」。この時とき、わたしは王おうの給仕きゅうじ役やくであった。

ネヘミヤ記2:1 アルタシャスタ王おうの第だい二十にじゅう年ねん、ニサンの月つきに、王おうの前まえに酒さけが出でた時とき、わたしは酒さけをついで王おうにささげた。これまでわたしは王おうの前まえで悲かなしげな顔かおをしていたことはなかった。

ネヘミヤ記2:2 王おうはわたしに言いわれた、「あなたは病気びょうきでもないのにどうして悲かなしげな顔かおをしているのか。何なんか心こころに悲かなしみをもっているにちがいない」。そこでわたしは大おおいに恐おそれて、

ネヘミヤ記2:3 王おうに申もうしあげた、「どうぞ王おうよ、長生ながいきされますように。わたしの先祖せんぞの墳墓ふんぼの地ちであるあの町まちは荒廃こうはいし、その門もんが火ひで焼やかれたままであるのに、どうしてわたしは悲かなしげな顔かおをしないでいられましょうか」。

ネヘミヤ記2:4 王おうはわたしにむかって、「それでは、あなたは何なんを願ねがうのか」と言いわれたので、わたしは天てんの神かみに祈いのって、

ネヘミヤ記2:5 王おうに申もうしあげた、「もし王おうがよしとされ、しもべがあなたの前まえに恵めぐみを得えますならば、どうかわたしを、ユダにあるわたしの先祖せんぞの墳墓ふんぼの町まちにつかわして、それを再建さいけんさせてください」。

ネヘミヤ記2:6 時ときに王妃おうひもかたわらに座ざしていたが、王おうはわたしに言いわれた、「あなたの旅たびの期間きかんはどれほどですか。いつごろ帰かえってきますか」。こうして王おうがわたしをつかわすことをよしとされたので、わたしは期間きかんを定さだめて王おうに申もうしあげた。

ネヘミヤ記2:7 わたしはまた王おうに申もうしあげた、「もし王おうがよしとされるならば、川向かわむこうの州しゅうの知事ちじたちに与あたえる手紙てがみをわたしに賜たまわり、わたしがユダに行いきつくまで、彼かれらがわたしを通過つうかさせるようにしてください。

ネヘミヤ記2:8 また王おうの山林さんりんを管理かんりするアサフに与あたえる手紙てがみをも賜たまわり、神殿しんでんに属ぞくする城しろの門もんを建たてるため、また町まちの石いしがき、およびわたしの住すむべき家いえを建たてるために用もちいる材木ざいもくをわたしに与あたえるようにしてください」。わたしの神かみがよくわたしを助たすけられたので、王おうはわたしの願ねがいを許ゆるされた。

ネヘミヤ記2:9 そこでわたしは川向かわむこうの州しゅうの知事ちじたちの所ところへ行いって、王おうの手紙てがみを渡わたした。なお王おうは軍ぐんの長ながおよび騎兵きへいをわたしと共ともにつかわした。

ネヘミヤ記2:14 また泉いずみの門もんおよび王おうの池いけに行いったが、わたしの乗のっている獣けものの通とおるべき所ところもなかった。

ネヘミヤ記2:18 そして、わたしの神かみがよくわたしを助たすけられたことを彼かれらに告つげ、また王おうがわたしに語かたられた言葉ことばをも告つげたので、彼かれらは「さあ、立たち上あがって築きずこう」と言いいい、奮ふるい立たって、この良よきわざに着手ちゃくしゅしようとした。

ネヘミヤ記2:19 ところがホロニびとサンバラテ、アンモンびと奴隷どれいトビヤおよびアラビヤびとガシムがこれを聞きいて、われわれをあざけり、われわれを侮あなどって言いった、「あなたがたは何なんをするのか、王おうに反逆はんぎゃくしようとするのか」。

ネヘミヤ記3:15 泉いずみの門もんはミヅパの区域くいきの知事ちじコロホゼの子こシャルンがこれを修理しゅうりし、これを建たて直なおして、おおいを施ほどこし、そのとびらと横木よこぎと貫かんの木きとを設もうけた。彼かれはまた王おうの園そののほとりのシラの池いけに沿そった石いしがきを修理しゅうりして、ダビデの町まちから下くだる階段かいだんにまで及およんだ。

ネヘミヤ記3:25 ウザイの子こパラルは、城壁じょうへきの曲まがりかどと向むかい合あっている所ところ、および監視かんしの庭にわに近ちかい王おうの上うえの家いえから突つき出でている望楼ぼうろうと向むかい合あっている所ところを修理しゅうりした。その後あとにパロシの子こペダヤ、

ネヘミヤ記5:4 ある人々ひとびとは言いった、「われわれは王おうの税金ぜいきんのために、われわれの田畑たはたおよびぶどう畑はたけをもって金きんを借かりました。

ネヘミヤ記5:14 またわたしは、ユダの地ちの総督そうとくに任にんぜられた時ときから、すなわちアルタシャスタ王おうの第だい二十にじゅう年ねんから第だい三十さんじゅう二に年ねんまで、十じゅう二に年ねんの間あいだ、わたしもわたしの兄弟きょうだいたちも、総督そうとくとしての手当ててあてを受うけなかった。

ネヘミヤ記6:6 その中なかに次つぎのようにしるしてあった、「諸国しょこく民みんの間あいだに言い伝えいいつたえられ、またガシムも言いっているが、あなたはユダヤ人にんと共ともに反乱はんらんを企くわだて、これがために城壁じょうへきを築きずいている。またその言いうところによれば、あなたは彼かれらの王おうになろうとしている。

ネヘミヤ記6:7 またあなたは預言よげん者しゃを立たてて、あなたのことをエルサレムにのべ伝つたえさせ、『ユダに王おうがある』と言いわせているが、そのことはこの言葉ことばのとおり王おうに聞きこえるでしょう。それゆえ、今いまおいでなさい。われわれは共ともに相談そうだんしましょう」。

ネヘミヤ記7:6 バビロンの王おうネブカデネザルが捕とらえ移うつした捕囚ほしゅうのうち、ゆるされてエルサレムおよびユダに上のぼり、おのおの自分じぶんの町まちに帰かえったこの州しゅうの人々ひとびとは次つぎのとおりである。

ネヘミヤ記9:22 そしてあなたは彼かれらに諸国しょこく、諸民しょみんを与あたえて、これをすべて分ぶんかち取とらせられました。彼かれらはヘシボンの王おうシホンの領地りょうち、およびバシャンの王おうオグの領地りょうちを獲えました。

ネヘミヤ記9:24 その子孫しそんは、はいってこの地ちを獲えました。あなたはまた、この地ちに住すむカナンびとを彼かれらの前まえに征服せいふくし、その王おうたちおよびその地ちの民たみを彼かれらの手てに渡わたして、意いのままに扱あつかわせられました。

ネヘミヤ記9:32 それゆえ、われわれの神かみ、契約けいやくを保たもち、いつくしみを施ほどこされる大おおいにして力強ちからづよく、恐おそるべき神かみよ、アッスリヤの王おうたちの時ときから今日きょうまで、われわれとわれわれの王おうたち、つかさたち、祭司さいしたち、預言よげん者しゃたち、先祖せんぞたち、およびあなたのすべての民たみに臨のぞんだもろもろの苦難くなんを小ちいさい事ことと見みないでください。

ネヘミヤ記9:34 われわれの王おうたち、つかさたち、祭司さいしたち、先祖せんぞたちはあなたの律法りっぽうを行おこなわず、あなたがお与あたえになった命令めいれいと戒いましめとに聞き従いききしたがいませんでした。

ネヘミヤ記9:37 そしてこの地ちはわれわれの罪つみのゆえに、あなたがわれわれの上うえに立たてられた王おうたちのために多おおくの産物さんぶつを出だしています。かつ彼かれらはわれわれの身みをも、われわれの家畜かちくをも意いのままに左右さゆうすることができるので、われわれは大おおいなる苦難くなんのうちにあるのです」。

ネヘミヤ記11:23 彼かれらについては王おうからの命令めいれいがあって、歌うたうたう者ものに日々ひびの定さだまった分ぶんを与あたえさせた。

ネヘミヤ記11:24 またユダの子こゼラの子孫しそんであるメシザベルの子こペタヒヤは王おうの手てに属ぞくして民みんに関かんするすべての事ことを取とり扱あつかった。

ネヘミヤ記12:22 レビびとについては、エリアシブ、ヨイアダ、ヨハナンおよびヤドアの時代じだいに、その氏族しぞくの長ながたちが登録とうろくされた。また祭司さいしたちもペルシャ王おうダリヨスの治世ちせいまで登録とうろくされた。

ネヘミヤ記13:6 その当時とうじ、わたしはエルサレムにいなかった。わたしはバビロンの王おうアルタシャスタの三十さんじゅう二に年ねんに王おうの所ところへ行いったが、しばらくたって王おうにいとまを請こい、

ネヘミヤ記13:26 イスラエルの王おうソロモンはこれらのことによって罪つみを犯おかしたではないか。彼かれのような王おうは多おおくの国民こくみんのうちにもなく、神かみに愛あいせられた者ものである。神かみは彼かれをイスラエル全国ぜんこくの王おうとせられた。ところが異邦いほうの女おんなたちは彼かれに罪つみを犯おかさせた。

エステル記(117か所)

エステル記1:2 アハシュエロス王おうが首都しゅとスサで、その国くにの位くらいに座ざしていたころ、

エステル記1:4 その時とき、王おうはその盛さかんな国くにの富とみと、その王威おういの輝かがやきと、はなやかさを示ししめして多おおくの日ひを重かさね、百ひゃく八十はちじゅう日にちに及およんだ。

エステル記1:5 これらの日ひが終おわった時とき、王おうは王おうの宮殿きゅうでんの園そのの庭にわで、首都しゅとスサにいる大小だいしょうのすべての民たみのために七しち日にちの間あいだ、酒宴しゅえんを設もうけた。

エステル記1:7 酒さけは金かねの杯さかずきで賜たまわり、その杯さかずきはそれぞれ違ちがったもので、王おうの大おおきな度量どりょうにふさわしく、王おうの用もちいる酒さけを惜おしみなく賜たまわった。

エステル記1:8 その飲のむことは法ほうにかない、だれもしいられることはなかった。これは王おうが人々ひとびとにおのおの自分じぶんの好このむようにさせよと宮廷きゅうていのすべての役人やくにんに命めいじておいたからである。

エステル記1:9 王妃おうひワシテもまたアハシュエロス王おうに属ぞくする王宮おうきゅうの内うちで女おんなたちのために酒宴しゅえんを設もうけた。

エステル記1:10 七なな日か目めにアハシュエロス王おうは酒さけのために心こころが楽たのしくなり、王おうの前まえに仕つかえる七なな人にんの侍従じじゅうメホマン、ビズタ、ハルボナ、ビグタ、アバグタ、ゼタルおよびカルカスに命めいじて、

エステル記1:11 王妃おうひワシテに王妃おうひの冠かんむりをかぶらせて王おうの前まえにこさせよと言いった。これは彼女かのじょが美うつくしかったので、その美うつくしさを民たみらと大臣だいじんたちに見みせるためであった。

エステル記1:12 ところが、王妃おうひワシテは侍従じじゅうが伝つたえた王おうの命令めいれいに従したがって来くることを拒こばんだので、王おうは大おおいに憤いきどおり、その怒いかりが彼かれの内うちに燃もえた。

エステル記1:13 そこで王おうは時ときを知しっている知者ちしゃに言いった、――王おうはすべて法律ほうりつと審判しんぱんに通つうじている者ものに相談そうだんするのを常つねとした。

エステル記1:14 時ときに王おうの次つぎにいた人々ひとびとはペルシャおよびメデアの七しち人にんの大臣だいじんカルシナ、セタル、アデマタ、タルシシ、メレス、マルセナ、メムカンであった。彼かれらは皆かい王おうの顔かおを見みる者もので、国くにの首位しゅいに座ざする人々ひとびとであった――

エステル記1:15 「王妃おうひワシテは、アハシュエロス王おうが侍従じじゅうをもって伝つたえた命令めいれいを行おこなわないゆえ、法律ほうりつに従したがって彼女かのじょにどうしたらよかろうか」。

エステル記1:16 メムカンは王おうと大臣だいじんたちの前まえで言いった、「王妃おうひワシテはただ王おうにむかって悪わるい事ことをしたばかりでなく、すべての大臣だいじんおよびアハシュエロス王おうの各州かくしゅうのすべての民たみにむかってもしたのです。

エステル記1:17 王妃おうひのこの行おこないはあまねくすべての女おんなたちに聞きこえて、彼かれらはついにその目めに夫おっとを卑いやしめ、『アハシュエロス王おうは王妃おうひワシテに、彼かれの前まえに来くるように命めいじたがこなかった』と言ゆうでしょう。

エステル記1:18 王妃おうひのこの行おこないを聞きいたペルシャとメデアの大臣だいじんの夫人ふじんたちもまた、今日こんにち、王おうのすべての大臣だいじんたちにこのように言ゆうでしょう。そうすれば必かならず卑いやしめと怒いかりが多おおく起おこります。

エステル記1:19 もし王おうがよしとされるならば、ワシテはこの後ご、再ふたたびアハシュエロス王おうの前まえにきてはならないという王おうの命令めいれいを下くだし、これをペルシャとメデアの法律ほうりつの中なかに書かきいれて変かわることのないようにし、そして王妃おうひの位くらいを彼女かのじょにまさる他ほかの者ものに与あたえなさい。

エステル記1:20 王おうの下くだされる詔みことのりがこの大おおきな国くににあまねく告つげ示しめされるとき、妻つまたる者ものはことごとく、その夫おっとを高下こうげの別べつなく共ともに敬ううやまうようになるでしょう」。

エステル記1:21 王おうと大臣だいじんたちはこの言葉ことばをよしとしたので、王おうはメムカンの言葉ことばのとおりに行いった。

エステル記1:22 王おうは王おうの諸州しょしゅうにあまねく書しょを送おくり、各州かくしゅうにはその文字もじにしたがい、各かく民族みんぞくにはその言語げんごにしたがって書かき送おくり、すべて男子だんしたる者ものはその家いえの主しゅとなるべきこと、また自分じぶんの民たみの言語げんごを用もちいて語かたるべきことをさとした。

エステル記2:1 これらのことの後あと、アハシュエロス王おうの怒いかりがとけ、王おうはワシテおよび彼女かのじょのしたこと、また彼女かのじょに対たいして定さだめたことを思おもい起おこした。

エステル記2:2 時ときに王おうに仕つかえる侍臣じしんたちは言いった、「美うつくしい若わかい処女しょじょたちを王おうのために尋たずね求もとめましょう。

エステル記2:3 どうぞ王おうはこの国くにの各州かくしゅうにおいて役人やくにんを選えらび、美うつくしい若わかい処女しょじょをことごとく首都しゅとスサにある婦人ふじんの居室きょしつに集あつめさせ、婦人ふじんをつかさどる王おうの侍従じじゅうヘガイの管理かんりのもとにおいて、化粧けしょうのための品々しなじなを彼かれらに与あたえてください。

エステル記2:4 こうして御意ぎょいにかなうおとめをとって、ワシテの代かわりに王妃おうひとしてください」。王おうはこの事ことをよしとし、そのように行おこなった。

エステル記2:6 彼かれはバビロンの王おうネブカデネザルが捕とらえていったユダの王おうエコニヤと共ともに捕とらえられていった捕虜ほりょのひとりで、エルサレムから捕とらえ移うつされた者ものである。

エステル記2:8 王おうの命令めいれいと詔みことのりが伝つたえられ、多おおくのおとめが首都しゅとスサに集あつめられて、ヘガイの管理かんりのもとにおかれたとき、エステルもまた王宮おうきゅうに携たずさえ行いかれ、婦人ふじんをつかさどるヘガイの管理かんりのもとにおかれた。

エステル記2:12 おとめたちはおのおの婦人ふじんのための規定きていにしたがって十じゅう二にか月げつを経へて後あと、順番じゅんばんにアハシュエロス王おうの所ところへ行いくのであった。これは彼かれらの化粧けしょうの期間きかんとして、没薬もつやくの油あぶらを用もちいること六ろくか月げつ、香料こうりょうおよび婦人ふじんの化粧けしょうに使つかう品々しなじなを用もちいること六ろくか月げつが定さだめられていたからである。

エステル記2:13 こうしておとめは王おうの所ところへ行いくのであった。そしておとめが婦人ふじんの居室きょしつを出でて王宮おうきゅうへ行いく時ときには、すべてその望のぞむ物ものが与あたえられた。

エステル記2:14 そして夕方ゆうがた行いって、あくる朝あさ第だい二にの婦人ふじんの居室きょしつに帰かえり、そばめたちをつかさどる王おうの侍従じじゅうシャシガズの管理かんりに移うつされた。王おうがその女おんなを喜よろこび、名なざして召めすのでなければ、再ふたたび王おうの所ところへ行いくことはなかった。

エステル記2:15 さてモルデカイのおじアビハイルの娘むすめ、すなわちモルデカイが引ひきとって自分じぶんの娘むすめとしたエステルが王おうの所ところへ行いく順番じゅんばんとなったが、彼女かのじょは婦人ふじんをつかさどる王おうの侍従じじゅうヘガイが勧すすめた物もののほか何なんをも求もとめなかった。エステルはすべて彼女かのじょを見みる者ものに喜よろこばれた。

エステル記2:16 エステルがアハシュエロス王おうに召めされて王宮おうきゅうへ行いったのは、その治世ちせいの第だい七なな年ねんの十じゅう月がつ、すなわちテベテの月つきであった。

エステル記2:17 王おうはすべての婦人ふじんにまさってエステルを愛あいしたので、彼女かのじょはすべての処女しょじょにまさって王おうの前まえに恵めぐみといつくしみとを得えた。王おうはついに王妃おうひの冠かんむりを彼女かのじょの頭あたまにいただかせ、ワシテに代かわって王妃おうひとした。

エステル記2:18 そして王おうは大おおいなる酒宴しゅえんを催もよおして、すべての大臣だいじんと侍臣じしんをもてなした。エステルの酒宴しゅえんがこれである。また諸州しょしゅうに免税めんぜいを行おこない、王おうの大おおきな度量どりょうにしたがって贈おくり物ものを与あたえた。

エステル記2:19 二に度ど目めに処女しょじょたちが集あつめられたとき、モルデカイは王おうの門もんにすわっていた。

エステル記2:21 そのころ、モルデカイが王おうの門もんにすわっていた時とき、王おうの侍従じじゅうで、王おうのへやの戸とを守まもる者もののうちのビグタンとテレシのふたりが怒いかりのあまりアハシュエロス王おうを殺ころそうとねらっていたが、

エステル記2:22 その事ことがモルデカイに知しれたので、彼かれはこれを王妃おうひエステルに告つげ、エステルはこれをモルデカイの名なをもって王おうに告つげた。

エステル記2:23 その事ことが調しらべられて、それに相違そういないことがあらわれたので、彼かれらふたりは木きにかけられた。この事ことは王おうの前まえで日誌にっしの書しょにかきしるされた。

エステル記3:1 これらの事ことの後あと、アハシュエロス王おうはアガグびとハンメダタの子こハマンを重おもんじ、これを昇進しょうしんさせて、自分じぶんと共ともにいるすべての大臣だいじんたちの上うえにその席せきを定さだめさせた。

エステル記3:2 王おうの門もんの内うちにいる王おうの侍臣じしんたちは皆みなひざまずいてハマンに敬礼けいれいした。これは王おうが彼かれについてこうすることを命めいじたからである。しかしモルデカイはひざまずかず、また敬礼けいれいしなかった。

エステル記3:3 そこで王おうの門もんにいる王おうの侍臣じしんたちはモルデカイにむかって、「あなたはどうして王おうの命令めいれいにそむくのか」と言いった。

エステル記3:7 アハシュエロス王おうの第だい十じゅう二に年ねんの正月しょうがつすなわちニサンの月つきに、ハマンの前まえで、十じゅう二に月がつすなわちアダルの月つきまで、一いち日にち一日ついたちのため、一いち月がつ一いち月がつのために、プルすなわちくじを投なげさせた。

エステル記3:8 そしてハマンはアハシュエロス王おうに言いった、「お国くにの各州かくしゅうにいる諸民しょみんのうちに、散ちらされて、別わかれ別わかれになっている一ひとつの民たみがいます。その法律ほうりつは他たのすべての民たみのものと異ことなり、また彼かれらは王おうの法律ほうりつを守まもりません。それゆえ彼かれらを許ゆるしておくことは王おうのためになりません。

エステル記3:9 もし王おうがよしとされるならば、彼かれらを滅ほろぼせと詔みことのりをお書かきください。そうすればわたしは王おうの事ことをつかさどる者ものたちの手てに銀ぎん一いち万まんタラントを量はかりわたして、王おうの金庫きんこに入いれさせましょう」。

エステル記3:10 そこで王おうは手てから指輪ゆびわをはずし、アガグびとハンメダタの子こで、ユダヤ人にんの敵てきであるハマンにわたした。

エステル記3:11 そして王おうはハマンに言いった、「その銀ぎんはあなたに与あたえる。その民みんもまたあなたに与あたえるから、よいと思おもうようにしなさい」。

エステル記3:12 そこで正月しょうがつの十じゅう三さん日にちに王おうの書記しょき官かんが召めし集あつめられ、王おうの総督そうとく、各州かくしゅうの知事ちじおよび諸民しょみんのつかさたちにハマンが命めいじたことをことごとく書かきしるした。すなわち各州かくしゅうに送おくるものにはその文字もじを用もちい、諸民しょみんに送おくるものにはその言語げんごを用もちい、おのおのアハシュエロス王おうの名なをもってそれを書かき、王おうの指輪ゆびわをもってそれに印しるしを押おした。

エステル記3:13 そして急使きゅうしをもってその書しょを王おうの諸州しょしゅうに送おくり、十じゅう二に月がつすなわちアダルの月つきの十じゅう三さん日にちに、一いち日にちのうちにすべてのユダヤ人にんを、若わかい者もの、老おいた者もの、子供こども、女おんなの別べつなく、ことごとく滅ほろぼし、殺ころし、絶たやし、かつその貨財かざいを奪うばい取とれと命めいじた。

エステル記3:15 急使きゅうしは王おうの命令めいれいにより急いいそいで出でていった。この詔みことのりは首都しゅとスサで発布はっぷされた。時じに王おうとハマンは座ざして酒さけを飲のんでいたが、スサの都とはあわて惑まどった。

エステル記4:2 王おうの門もんの入口いりぐちまで行いった。荒布あらめをまとっては王おうの門もんの内うちにはいることができないからである。

エステル記4:3 すべて王おうの命令めいれいと詔みことのりをうけ取とった各州かくしゅうではユダヤ人にんのうちに大おおいなる悲かなしみがあり、断食だんじき、嘆なげき、叫さけびが起おこり、また荒布あらめをまとい、灰はいの上うえに座ざする者ものが多おおかった。

エステル記4:5 そこでエステルは王おうの侍従じじゅうのひとりで、王おうが自分じぶんにはべらせたハタクを召めし、モルデカイのもとへ行いって、それは何事なにごとであるか、何なにゆえであるかを尋たずねて来くるようにと命めいじた。

エステル記4:6 ハタクは出でて、王おうの門もんの前まえにある町まちの広場ひろばにいるモルデカイのもとへ行いくと、

エステル記4:7 モルデカイは自分じぶんの身みに起おこったすべての事ことを彼かれに告つげ、かつハマンがユダヤ人にんを滅ほろぼすことのために王おうの金庫きんこに量はかり入いれると約束やくそくした銀ぎんの正確せいかくな額がくを告つげた。

エステル記4:8 また彼かれらを滅ほろぼさせるために、スサで発布はっぷされた詔書しょうしょの写うつしを彼かれにわたし、それをエステルに見みせ、かつ説ときあかし、彼女かのじょが王おうのもとへ行いってその民たみのために王おうのあわれみを請こい、王おうの前まえに願ねがい求もとめるように彼女かのじょに言い伝えよいいつたえよと言いった。

エステル記4:11 「王おうの侍臣じしんおよび王おうの諸州しょしゅうの民たみは皆みな、男おとこでも女おんなでも、すべて召めされないのに内庭うちにわにはいって王おうのもとへ行いく者ものは、必かならず殺ころされなければならないという一ひとつの法律ほうりつのあることを知しっています。ただし王おうがその者ものに金かねの笏しゃくを伸のべれば生いきることができるのです。しかしわたしはこの三十さんじゅう日にちの間あいだ、王おうのもとへ行いくべき召めしをこうむらないのです」。

エステル記4:16 「あなたは行いってスサにいるすべてのユダヤ人にんを集あつめ、わたしのために断食だんじきしてください。三みっ日かのあいだ夜よるも昼ひるも食くい飲のみしてはなりません。わたしとわたしの侍女じじょたちも同様どうように断食だんじきしましょう。そしてわたしは法律ほうりつにそむくことですが王おうのもとへ行いきます。わたしがもし死しなねばならないのなら、死しにます」。

エステル記5:1 三みっ日か目めにエステルは王妃おうひの服ふくを着き、王宮おうきゅうの内庭うちにわに入はいり、王おうの広間ひろまにむかって立たった。王おうは王宮おうきゅうの玉座ぎょくざに座ざして王宮おうきゅうの入口いりぐちにむかっていたが、

エステル記5:3 王おうは彼女かのじょに言いった、「王妃おうひエステルよ、何なんを求もとめるのか。あなたの願ねがいは何なんか。国くにの半なかばでもあなたに与あたえよう」。

エステル記5:4 エステルは言いった、「もし王おうがよしとされるならば、きょうわたしが王おうのために設もうけた酒宴しゅえんに、ハマンとご一緒いっしょにお臨のぞみください」。

エステル記5:5 そこで王おうは「ハマンを速はやく連つれてきて、エステルの言いうようにせよ」と言いいい、やがて王おうとハマンはエステルの設もうけた酒宴しゅえんに臨のぞんだ。

エステル記5:6 酒宴しゅえんの時とき、王おうはエステルに言いった、「あなたの求もとめることは何なんか。必かならず聞きかれる。あなたの願ねがいは何なんか。国くにの半なかばでも聞ききとどけられる」。

エステル記5:8 もしわたしが王おうの目めの前まえに恵めぐみを得え、また王おうがもしわたしの求もとめを許ゆるし、わたしの願ねがいを聞ききとどけるのをよしとされるならば、ハマンとご一緒いっしょに、あすまた、わたしが設もうけようとする酒宴しゅえんに、お臨のぞみください。わたしはあす王おうのお言葉ことばどおりにいたしましょう」。

エステル記5:9 こうしてハマンはその日ひ、心こころに喜よろこび楽たのしんで出でてきたが、ハマンはモルデカイが王おうの門もんにいて、自分じぶんにむかって立たちあがりもせず、また身動みうごきもしないのを見みたので、モルデカイに対たいし怒いかりに満みたされた。

エステル記5:11 そしてハマンはその富とみの栄華えいがと、そのむすこたちの多おおいことと、すべて王おうが自分じぶんを重おもんじられたこと、また王おうの大臣だいじんおよび侍臣じしんたちにまさって自分じぶんを昇進しょうしんさせられたことを彼かれらに語かたった。

エステル記5:12 ハマンはまた言いった、「王妃おうひエステルは酒宴しゅえんを設もうけたが、わたしのほかはだれも王おうと共ともにこれに臨のぞませなかった。あすもまたわたしは王おうと共ともに王妃おうひに招まねかれている。

エステル記5:13 しかしユダヤ人にんモルデカイが王おうの門もんに座ざしているのを見みる間まは、これらの事こともわたしには楽たのしくない」。

エステル記5:14 その時とき、妻つまゼレシとすべての友ともは彼かれに言いった、「高たかさ五十ごじゅうキュビトの木きを立たてさせ、あすの朝あさ、モルデカイをその上うえに掛かけるように王おうに申もうし上あげなさい。そして王おうと一緒いっしょに楽たのしんでその酒宴しゅえんにおいでなさい」。ハマンはこの事ことをよしとして、その木きを立たてさせた。

エステル記6:1 その夜よる、王おうは眠ねむることができなかったので、命めいじて日々ひびの事ことをしるした記録きろくの書しょを持もってこさせ、王おうの前まえで読よませたが、

エステル記6:2 その中なかに、モルデカイがかつて王おうの侍従じじゅうで、王おうのへやの戸とを守まもる者もののうちのビグタナとテレシのふたりが、アハシュエロス王おうを殺ころそうとねらっていることを告つげた、としるされているのを見みいだした。

エステル記6:3 そこで王おうは言いった、「この事ことのために、どんな栄誉えいよと爵位しゃくいをモルデカイに与あたえたか」。王おうに仕つかえる侍臣じしんたちは言いった、「何なんも彼かれに与あたえていません」。

エステル記6:4 王おうは言いった、「庭にわにいるのはだれか」。この時ときハマンはモルデカイのために設もうけた木きにモルデカイを掛かけることを王おうに申もうし上あげようと王宮おうきゅうの外庭そとにわにはいってきていた。

エステル記6:5 王おうの侍臣じしんたちが「ハマンが庭にわに立たっています」と王おうに言いったので、王おうは「ここへ、はいらせよ」と言いった。

エステル記6:6 やがてハマンがはいって来くると王おうは言いった、「王おうが栄誉えいよを与あたえようと思おもう人ひとにはどうしたらよかろうか」。ハマンは心こころのうちに言いった、「王おうはわたし以外いがいにだれに栄誉えいよを与あたえようと思おもわれるだろうか」。

エステル記6:7 ハマンは王おうに言いった、「王おうが栄誉えいよを与あたえようと思おもわれる人ひとのためには、

エステル記6:8 王おうの着きられた衣服いふくを持もってこさせ、また王おうの乗のられた馬うま、すなわちその頭あたまに王冠おうかんをいただいた馬うまをひいてこさせ、

エステル記6:9 その衣服いふくと馬うまとを王おうの最ももっとも尊とうとい大臣だいじんのひとりの手てにわたして、王おうが栄誉えいよを与あたえようと思おもわれる人ひとにその衣服いふくを着きさせ、またその人ひとを馬うまに乗のせ、町まちの広場ひろばを導みちびいて通とおらせ、『王おうが栄誉えいよを与あたえようと思おもう人ひとにはこうするのだ』とその前まえに呼よばわらせなさい」。

エステル記6:10 それで王おうはハマンに言いった、「急いいそいであなたが言いったように、その衣服いふくと馬うまとを取とり寄よせ、王おうの門もんに座ざしているユダヤ人にんモルデカイにそうしなさい。あなたが言いったことを一ひとつも欠かいてはならない」。

エステル記6:11 そこでハマンは衣服いふくと馬うまとを取とり寄よせ、モルデカイにその衣服いふくを着きせ、彼かれを馬うまに乗のせて町まちの広場ひろばを通とおらせ、その前まえに呼よばわって、「王おうが栄誉えいよを与あたえようと思おもう人ひとにはこうするのだ」と言いった。

エステル記6:12 こうしてモルデカイは王おうの門もんに帰かえってきたが、ハマンは憂うれえ悩なやみ、頭あたまをおおって急いいそいで家いえに帰かえった。

エステル記6:14 彼かれらがなおハマンと話はなしている時とき、王おうの侍従じじゅうたちがきてハマンを促うながし、エステルが設もうけた酒宴しゅえんに臨のぞませた。

エステル記7:1 王おうとハマンは王妃おうひエステルの酒宴しゅえんに臨のぞんだ。

エステル記7:2 このふつか目めの酒宴しゅえんに王おうはまたエステルに言いった、「王妃おうひエステルよ、あなたの求もとめることは何なんか。必かならず聞きかれる。あなたの願ねがいは何なんか。国くにの半なかばでも聞ききとどけられる」。

エステル記7:3 王妃おうひエステルは答こたえて言いった、「王おうよ、もしわたしが王おうの目めの前まえに恵めぐみを得え、また王おうがもしよしとされるならば、わたしの求もとめにしたがってわたしの命いのちをわたしに与あたえ、またわたしの願ねがいにしたがってわたしの民たみをわたしに与あたえてください。

エステル記7:4 わたしとわたしの民たみは売うられて滅ほろぼされ、殺ころされ、絶たやされようとしています。もしわたしたちが男女だんじょの奴隷どれいとして売うられただけなら、わたしは黙だまっていたでしょう。わたしたちの難儀なんぎは王おうの損失そんしつとは比較ひかくにならないからです」。

エステル記7:5 アハシュエロス王おうは王妃おうひエステルに言いった、「そんな事ことをしようと心こころにたくらんでいる者ものはだれか。またどこにいるのか」。

エステル記7:6 エステルは言いった、「そのあだ、その敵てきはこの悪わるいハマンです」。そこでハマンは王おうと王妃おうひの前まえに恐おそれおののいた。

エステル記7:7 王おうは怒おこって酒宴しゅえんの席せきを立たち、宮殿きゅうでんの園そのへ行いったが、ハマンは残のこって王妃おうひエステルに命いのちごいをした。彼かれは王おうが自分じぶんに害がいを加くわえようと定さだめたのを見みたからである。

エステル記7:8 王おうが宮殿きゅうでんの園そのから酒宴しゅえんの場所ばしょに帰かえってみると、エステルのいた長ながいすの上うえにハマンが伏ふしていたので、王おうは言いった、「彼かれはまたわたしの家いえで、しかもわたしの前まえで王妃おうひをはずかしめようとするのか」。この言葉ことばが王おうの口くちから出でたとき、人々ひとびとは、ハマンの顔かおをおおった。

エステル記7:9 その時とき、王おうに付つき添そっていたひとりの侍従じじゅうハルボナが「王おうのためによい事ことを告つげたあのモルデカイのためにハマンが用意よういした高たかさ五十ごじゅうキュビトの木きがハマンの家いえに立たっています」と言いったので、王おうは「彼かれをそれに掛かけよ」と言いった。

エステル記7:10 そこで人々ひとびとはハマンをモルデカイのために備そなえてあったその木きに掛かけた。こうして王おうの怒いかりは和やわらいだ。

エステル記8:1 その日ひアハシュエロス王おうは、ユダヤ人にんの敵てきハマンの家いえを王妃おうひエステルに与あたえた。モルデカイは王おうの前まえにきた。これはエステルが自分じぶんとモルデカイがどんな関係かんけいの者ものであるかを告つげたからである。

エステル記8:2 王おうはハマンから取とり返かえした自分じぶんの指輪ゆびわをはずして、モルデカイに与あたえた。エステルはモルデカイにハマンの家いえを管理かんりさせた。

エステル記8:3 エステルは再ふたたび王おうの前まえに奏そうし、その足あしもとにひれ伏ふして、アガグびとハマンの陰謀いんぼうすなわち彼かれがユダヤ人にんに対たいして企くわだてたその計画けいかくを除のぞくことを涙なみだながらに請こい求もとめた。

エステル記8:4 王おうはエステルにむかって金きんの笏しゃくを伸のべたので、エステルは身みを起おこして王おうの前まえに立たち、

エステル記8:5 そして言いった、「もし王おうがよしとされ、わたしが王おうの前まえに恵めぐみを得え、またこの事ことが王おうの前まえに正ただしいと見みえ、かつわたしが王おうの目めにかなうならば、アガグびとハンメダタの子こハマンが王おうの諸州しょしゅうにいるユダヤ人にんを滅ほろぼそうとはかって書かき送おくった書しょを取とり消けす旨むねを書かかかせてください。

エステル記8:7 アハシュエロス王おうは王妃おうひエステルとユダヤ人にんモルデカイに言いった、「ハマンがユダヤ人にんを殺ころそうとしたので、わたしはハマンの家いえをエステルに与あたえ、またハマンを木きに掛かけさせた。

エステル記8:8 あなたがたは自分じぶんたちの思おもうままに王おうの名なをもってユダヤ人にんについての書しょをつくり、王おうの指輪ゆびわをもってそれに印しるしを押おすがよい。王おうの名なをもって書かき、王おうの指輪ゆびわをもって印しるしを押おした書しょはだれも取とり消けすことができない」。

エステル記8:9 その時とき王おうの書記しょき官かんが召めし集あつめられた。それは三さん月がつすなわちシワンの月つきの二十にじゅう三さん日にちであった。そしてインドからエチオピヤまでの百ひゃく二十にじゅう七なな州しゅうにいる総督そうとく、諸州しょしゅうの知事ちじおよび大臣だいじんたちに、モルデカイがユダヤ人にんについて命めいじたとおりに書かき送おくった。すなわち各州かくしゅうにはその文字もじを用もちい、各かく民族みんぞくにはその言語げんごを用もちいて書かき送おくり、ユダヤ人にんに送おくるものにはその文字もじと言語げんごとを用もちいた。

エステル記8:10 その書しょはアハシュエロス王おうの名なをもって書かかかれ、王おうの指輪ゆびわをもって印しるしを押おし、王おうの御ご用よう馬ばとして、そのうまやに育そだった早馬はやうまに乗のる急使きゅうしによって送おくられた。

エステル記8:11 その中なかで、王おうはすべての町まちにいるユダヤ人にんに、彼かれらが相あい集あつまって自分じぶんたちの生命せいめいを保護ほごし、自分じぶんたちを襲おそおうとする諸国しょこく、諸州しょしゅうのすべての武装ぶそうした民たみを、その妻子さいしもろともに滅ほろぼし、殺ころし、絶たやし、かつその貨財かざいを奪うばい取とることを許ゆるした。

エステル記8:12 ただしこの事ことをアハシュエロス王おうの諸州しょしゅうにおいて、十じゅう二に月がつすなわちアダルの月つきの十じゅう三さん日にちに、一いち日にちのうちに行おこなうことを命めいじた。

エステル記8:14 王おうの御ご用よう馬ばである早馬はやうまに乗のった急使きゅうしは、王おうの命いのちによって急きゅうがされ、せきたてられて出でて行いった。この詔みことのりは首都しゅとスサで出だされた。

エステル記8:15 モルデカイは青あおと白しろの朝あさ服ふくを着き、大おおきな金かねの冠かんむりをいただき、紫色むらさきいろの細布ほそめの上着うわぎをまとって王おうの前まえから出でて行いった。スサの町中まちなか、声こえをあげて喜よろこんだ。

エステル記8:17 いずれの州しゅうでも、いずれの町まちでも、すべて王おうの命令めいれいと詔みことのりの伝達でんたつされた所ところでは、ユダヤ人にんは喜よろこび楽たのしみ、酒宴しゅえんを開ひらいてこの日ひを祝日しゅくじつとした。そしてこの国くにの民たみのうち多おおくの者ものがユダヤ人にんとなった。これはユダヤ人にんを恐おそれる心こころが彼かれらのうちに起おこったからである。

エステル記9:1 十じゅう二に月がつすなわちアダルの月つきの十じゅう三さん日にち、王おうの命令めいれいと詔みことのりの行おこなわれる時ときが近ちかづいたとき、すなわちユダヤ人にんの敵てきが、ユダヤ人にんを打うち伏ふせようと望のぞんでいたのに、かえってユダヤ人にんが自分じぶんたちを憎にくむ者ものを打うち伏ふせることとなったその日ひに、

エステル記9:2 ユダヤ人にんはアハシュエロス王おうの各州かくしゅうにある自分じぶんたちの町々まちまちに集あつまり、自分じぶんたちに害がいを加くわえようとする者ものを殺ころそうとしたが、だれもユダヤ人にんに逆さからうことのできるものはなかった。すべての民たみがユダヤ人にんを恐おそれたからである。

エステル記9:3 諸州しょしゅうの大臣だいじん、総督そうとく、知事ちじおよび王おうの事ことをつかさどる者ものは皆みなユダヤ人にんを助たすけた。彼かれらはモルデカイを恐おそれたからである。

エステル記9:4 モルデカイは王おうの家いえで大おおいなる者ものとなり、その名声めいせいは各州かくしゅうに聞きこえわたった。この人ひとモルデカイがますます勢力せいりょくある者ものとなったからである。

エステル記9:11 その日ひ、首都しゅとスサで殺ころされた者ものの数かずが王おうに報告ほうこくされると、

エステル記9:12 王おうは王妃おうひエステルに言いった、「ユダヤ人にんは首都しゅとスサで五百ごひゃく人にんを殺ころし、またハマンの十じゅう人にんの子こを殺ころした。王おうのその他たの諸州しょしゅうではどんなに彼かれらは殺ころしたことであろう。さてあなたの求もとめることは何なんか。必かならず聞きかれる。更さらにあなたの願ねがいは何なんか。必かならず聞ききとどけられる」。

エステル記9:13 エステルは言いった、「もし王おうがよしとされるならば、どうぞスサにいるユダヤ人にんにあすも、きょうの詔みことのりのように行おこなうことをゆるしてください。かつハマンの十じゅう人にんの子こを木きに掛かけさせてください」。

エステル記9:14 王おうはそうせよと命めいじたので、スサにおいて詔みことのりが出でて、ハマンの十じゅう人にんの子こは木きに掛かけられた。

エステル記9:16 王おうの諸州しょしゅうにいる他たのユダヤ人にんもまた集あつまって、自分じぶんたちの生命せいめいを保護ほごし、その敵てきに勝かって平安へいあんを得え、自分じぶんたちを憎にくむ者もの七なな万まん五千ごせん人にんを殺ころした。しかし、そのぶんどり物ものには手てをかけなかった。

エステル記9:20 モルデカイはこれらのことを書かきしるしてアハシュエロス王おうの諸州しょしゅうにいるすべてのユダヤ人にんに、近ちかい者ものにも遠とおい者ものにも書しょを送おくり、

エステル記9:25 エステルが王おうの前まえにきたとき、王おうは書しょを送おくって命めいじ、ハマンがユダヤ人にんに対たいして企くわだてたその悪わるい計画けいかくをハマンの頭上ずじょうに臨のぞませ、彼かれとその子こらを木きに掛かけさせたからである。

エステル記10:1 アハシュエロス王おうはその国くにおよび海うみに沿そった国々くにぐににみつぎを課かした。

エステル記10:2 彼かれの権力けんりょくと勢力せいりょくによるすべての事業じぎょう、および王おうがモルデカイを高たかい地位ちいにのぼらせた事ことの詳くわしい話はなしはメデアとペルシャの王おうたちの日誌にっしの書しょにしるされているではないか。

エステル記10:3 ユダヤ人にんモルデカイはアハシュエロス王おうに次つぐ者ものとなり、ユダヤ人にんの中なかにあって大おおいなる者ものとなり、その多おおくの兄弟きょうだいに喜よろこばれた。彼かれはその民たみの幸福こうふくを求もとめ、すべての国民こくみんに平和へいわを述のべたからである。

ヨブ記(8か所)

ヨブ記3:14 自分じぶんのために荒あれ跡あとを築き直しきずきなおした地ちの王おうたち、参議さんぎたち、

ヨブ記12:18 王おうたちのきずなを解とき、彼かれらの腰こしに腰帯こしおびを巻まき、

ヨブ記15:24 悩なやみと苦くるしみとが彼かれを恐おそれさせ、戦たたかいの備そなえをした王おうのように彼かれに打うち勝かつ。

ヨブ記18:14 彼かれはその頼たのむ所ところの天幕てんまくから引ひき離はなされて、恐おそれの王おうのもとに追おいやられる。

ヨブ記29:25 わたしは彼かれらのために道みちを選えらび、そのかしらとして座ざし、軍中ぐんちゅうの王おうのようにしており、嘆なげく者ものを慰なぐさめる人ひとのようであった。

ヨブ記34:18 王おうたる者ものに向むかって『よこしまな者もの』と言いいい、つかさたる者ものに向むかって、『悪あしき者もの』と言いうことができるであろうか。

ヨブ記36:7 彼かれは正ただしい者ものから目めを離はなさず、位くらいにある王おうたちと共ともに、とこしえに、彼かれらをすわらせて、尊とうとくされる。

ヨブ記41:34 これはすべての高たかき者ものをさげすみ、すべての誇ほこり高たかぶる者ものの王おうである」。

詩篇(70か所)

詩篇2:2 地ちのもろもろの王おうは立たち構かまえ、もろもろのつかさはともに、はかり、主しゅとその油あぶらそそがれた者ものとに逆さからって言ゆう、

詩篇2:6 「わたしはわが王おうを聖せいなる山やまシオンに立たてた」と。

詩篇2:10 それゆえ、もろもろの王おうよ、賢かしこくあれ、地ちのつかさらよ、戒いましめをうけよ。

詩篇5:2 わが王おう、わが神かみよ、わたしの叫さけびの声こえをお聞きききください。わたしはあなたに祈いのっています。

詩篇10:16 主しゅはとこしえに王おうでいらせられる。もろもろの国民こくみんは滅ほろびて主しゅの国くにから跡あとを断たつでしょう。

詩篇18:50 主しゅはその王おうに大おおいなる勝利しょうりを与あたえ、その油あぶらそそがれた者ものに、ダビデとその子孫しそんとに、とこしえにいつくしみを加くわえられるでしょう。

詩篇20:9 主しゅよ、王おうに勝利しょうりをおさずけください。われらが呼よばわる時とき、われらにお答こたえください。

詩篇21:1 主しゅよ、王おうはあなたの力ちからによって喜よろこび、あなたの助たすけによって、いかに大おおきな喜よろこびをもつことでしょう。

詩篇21:7 王おうは主しゅに信頼しんらいするゆえ、いと高たかき者もののいつくしみをこうむって、動うごかされることはない。

詩篇24:7 門もんよ、こうべをあげよ。とこしえの戸とよ、あがれ。栄光えいこうの王おうがはいられる。

詩篇24:8 栄光えいこうの王おうとはだれか。強つよく勇いさましい主しゅ、戦たたかいに勇いさましい主しゅである。

詩篇24:9 門もんよ、こうべをあげよ。とこしえの戸とよ、あがれ。栄光えいこうの王おうがはいられる。

詩篇24:10 この栄光えいこうの王おうとはだれか。万まん軍ぐんの主しゅ、これこそ栄光えいこうの王おうである。[セラ

詩篇29:10 主しゅは洪水こうずいの上うえに座ざし、主しゅはみくらに座ざして、とこしえに王おうであらせられる。

詩篇33:16 王おうはその軍勢ぐんぜいの多おおきによって救すくいを得えない。勇士ゆうしはその力ちからの大おおいなるによって助たすけを得えない。

詩篇44:4 あなたはわが王おう、わが神かみ、ヤコブのために勝利しょうりを定さだめられる方かたです。

詩篇45:1 わたしの心こころはうるわしい言葉ことばであふれる。わたしは王おうについてよんだわたしの詩しを語かたる。わたしの舌したはすみやかに物もの書かく人ひとの筆ふでのようだ。

詩篇45:5 あなたの矢やは鋭するどくて、王おうの敵てきの胸むねをつらぬき、もろもろの民たみはあなたのもとに倒たおれる。

詩篇45:6 神かみから賜たまわったあなたの位くらいは永遠えいえんにかぎりなく続つづき、あなたの王おうのつえは公平こうへいのつえである。

詩篇45:9 あなたの愛あいする女おんなたちのうちには王おうの娘むすめたちがあり、王妃おうひはオフルの金かねを飾かざって、あなたの右みぎに立たつ。

詩篇45:11 王おうはあなたのうるわしさを慕したうであろう。彼かれはあなたの主しゅであるから、彼かれを伏ふしおがめ。

詩篇45:13 王おうの娘むすめは殿とののうちで栄はえをきわめ、こがねを織おり込こんだ衣ころもを着飾きかざっている。

詩篇45:14 彼女かのじょは縫ぬい取とりした衣ころもを着きて王おうのもとに導みちびかれ、その供ともびとなるおとめらは彼女かのじょに従したがってその行列ぎょうれつにある。

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