「王」(おう)が出てくる聖書の箇所

「王」(おう)は日常訳第1版の2437か所(旧約2306・新約131)に出てきます。口語訳では2316か所。

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2437か所を200か所ずつ13ページに分けています(11ページ目)。

エレミヤ書(212か所)

エレミヤ書38:25 もし家臣かしんたちが、わたしがあなたと話はなしたと聞ききつけ、あなたのところへ来きて、『王おうに何なんを話はなしたのか教おしえてくれ。隠かくさず話はなせば、殺ころしはしない。王おうはあなたに何なんと言いったのか』と問といつめたら、

エレミヤ書38:26 こう答こたえなさい。『わたしは、ヨナタンの家いえに戻もどされて、そこで死しぬことがないようにと、王おうに願ねがい出でていたのです。』」

エレミヤ書38:27 はたして家臣かしんたちは全員ぜんいんエレミヤのところへ来きて問といつめた。エレミヤは、王おうが命めいじたとおりのことを彼かれらに答こたえた。すると彼かれらは何なんも言いわずに引ひき下さがった。あのやり取とりは、だれにも漏もれていなかったからである。

エレミヤ書39:1 ユダの王おうゼデキヤの治世ちせい第だい九きゅう年ねんの十じゅう月がつ、バビロンの王おうネブカドレツァルが全軍ぜんぐんを率ひきいてエルサレムに攻せめてきた。そして町まちを包囲ほういした。

エレミヤ書39:3 バビロンの王おうの将軍しょうぐんたちがみな入はいってきて、真まん中なかの門もんに陣取じんどった。ネルガル・サルエツェル、サムガル・ネボ、高官こうかんのサルセキム、そしてもう一人ひとりの高官こうかんネルガル・サルエツェルをはじめ、バビロンの王おうの残のこりの将軍しょうぐんたち全員ぜんいんだった。

エレミヤ書39:4 ユダの王おうゼデキヤと兵士へいしたちはみな、彼かれらを見みると逃にげ出だした。夜よるのうちに、王おうの庭園ていえんを通とおり、二ふたつの城壁じょうへきの間あいだの門もんから町まちを出でて、アラバの方ほうへ向むかった。

エレミヤ書39:5 しかしバビロニアの軍勢ぐんぜいが彼かれらを追おいかけ、エリコの平原へいげんでゼデキヤに追おいついた。彼かれらはゼデキヤを捕とらえ、ハマトの地ちのリブラにいるバビロンの王おうネブカドレツァルのもとへ連つれていった。王おうはそこでゼデキヤに判決はんけつを言い渡しいいわたした。

エレミヤ書39:6 バビロンの王おうはリブラで、ゼデキヤの目めの前まえで彼かれの息子むすこたちを殺ころした。ユダの有力ゆうりょく者しゃたちもみな殺ころした。

エレミヤ書39:7 さらにバビロンの王おうはゼデキヤの両目りょうめをつぶし、青銅せいどうの鎖くさりでつないで、バビロンへ連つれていった。

エレミヤ書39:8 バビロニア軍ぐんは王おうの宮殿きゅうでんと民たみの家々いえいえを火ひで焼やき払はらい、エルサレムの城壁じょうへきを打ぶち壊こわした。

エレミヤ書39:11 バビロンの王おうネブカドレツァルは、エレミヤのことについて、親衛しんえい隊長たいちょうネブザルアダンにこう命めいじていた。

エレミヤ書39:13 それで、親衛しんえい隊長たいちょうネブザルアダンは、侍従じじゅう長ちょうネブシャズバン、宮廷きゅうてい長官ちょうかんネルガル・サルエツェル、そしてバビロンの王おうの高官こうかんたち全員ぜんいんとともに、人ひとを送おくった。

エレミヤ書40:5 エレミヤがまだ立たち去さらないうちに、彼かれはさらに言いった。「バビロンの王おうがユダの町々まちまちを治おさめさせるために任命にんめいした、シャファンの子こアヒカムの子こゲダルヤのもとに帰かえり、民たみの中なかで彼かれと一緒いっしょに暮くらしなさい。あるいは、あなたがよいと思おもう所ところへ、どこへでも行いきなさい。」そして親衛しんえい隊長たいちょうは、彼かれに食料しょくりょうと贈おくり物ものを与あたえて送おくり出だした。

エレミヤ書40:7 さて、野のにいた軍ぐんの隊長たいちょうたちとその部下ぶかは、バビロンの王おうがアヒカムの子こゲダルヤをこの地ちの総督そうとくに任命にんめいしたこと、そして、バビロンへ捕とらえ移うつされなかった国くにの貧まずしい人々ひとびと――男おとこや女おんなや子こどもたち――を彼かれにゆだねたことを聞きいた。

エレミヤ書40:9 シャファンの子こアヒカムの子こゲダルヤは、彼かれらとその部下ぶかに誓ちかって言いった。「バビロニア人にんに仕つかえることを恐おそれなくてよい。この地ちに住すみ、バビロンの王おうに仕つかえなさい。そうすれば、あなたたちはうまくいく。

エレミヤ書40:11 また、モアブやアンモン人にんの地ちやエドム、そのほかすべての国々くにぐににいたユダの人々ひとびともみな、バビロンの王おうがユダに生いき残のこりの者ものを残のこしたこと、そして、シャファンの子こアヒカムの子こゲダルヤを彼かれらの上うえに立たてたことを聞きいた。

エレミヤ書40:14 彼かれに言いった。「アンモン人にんの王おうバアリスが、あなたの命いのちをねらってネタンヤの子こイシュマエルを送おくり込こんだことを、あなたはよく知しっているのか。」しかし、アヒカムの子こゲダルヤは彼かれらの言いうことを信しんじなかった。

エレミヤ書41:1 第だい七ななの月つきのことだった。ネタンヤの子こで、エリシャマの孫まごにあたるイシュマエルが、ミツパにいるアヒカムの子こゲダルヤのところにやって来きた。彼かれは王家おうけの血ちを引ひく者もので、王おうの高官こうかんたちと部下ぶかの十じゅう人にんを連つれていた。そして彼かれらはミツパで一緒いっしょに食事しょくじをした。

エレミヤ書41:2 すると、ネタンヤの子こイシュマエルと、一緒いっしょにいた十じゅう人にんの男おとこたちが立たち上あがり、シャファンの孫まご、アヒカムの子こゲダルヤを剣けんで切きりつけて殺ころした。ゲダルヤは、バビロンの王おうからこの地ちを任まかされた人物じんぶつだった。

エレミヤ書41:9 イシュマエルが、殺ころした人々ひとびとの死体したいをすべて投なげ込こんだその穴あなは、かつてアサ王おうが、イスラエルの王おうバアシャを恐おそれて造つくったものだった。ネタンヤの子こイシュマエルは、そこをゲダルヤと共ともに殺ころした者ものたちの死体したいで満みたした。

エレミヤ書41:10 それからイシュマエルは、ミツパに残のこっていた民たみ全員ぜんいんを捕虜ほりょにした。それは王おうの娘むすめたちや、ミツパに残のこっていたすべての民たみで、護衛ごえい隊長たいちょうネブザルアダンがアヒカムの子こゲダルヤにゆだねた人々ひとびとだった。ネタンヤの子こイシュマエルは彼かれらを捕虜ほりょにして、アンモン人にんのところへ渡わたろうと出発しゅっぱつした。

エレミヤ書41:18 カルデア人にんを恐おそれてのことだった。ネタンヤの子こイシュマエルが、バビロンの王おうがこの地ちの総督そうとくに任命にんめいしたアヒカムの子こゲダルヤを殺ころしたので、彼かれらはカルデア人にんを恐おそれていたのだ。

エレミヤ書42:11 あなたがたはバビロンの王おうを恐おそれている。でも、その王おうを恐おそれてはならない。彼かれを恐おそれるな、と主しゅは言いわれる。わたしがあなたがたとともにいて、あなたがたを救すくい、その手てから助たすけ出だすからだ。

エレミヤ書42:12 わたしはあなたがたをあわれむ。そして、王おうもあなたがたをあわれんで、あなたがたを自分じぶんたちの土地とちに帰かえらせる。』

エレミヤ書43:6 その中なかには、男おとこたち、女おんなたち、子こどもたち、王おうの娘むすめたち、そして親衛しんえい隊長たいちょうネブザルアダンが、シャファンの子こアヒカムの子こゲダルヤに任まかせて残のこしておいたすべての人ひとがいた。また、預言よげん者しゃエレミヤと、ネリヤの子こバルクもいた。

エレミヤ書43:10 そして彼かれらにこう言いえ。イスラエルの神かみ、万まん軍ぐんの主しゅはこう言いわれる。『見みよ、わたしは使つかいを送おくり、わたしのしもべであるバビロンの王おうネブカドネツァルを連つれて来くる。そして、わたしが埋うめたこれらの石いしの上うえに、彼かれの王座おうざを据すえる。彼かれはその上うえに王おうの天幕てんまくを張はるだろう。

エレミヤ書44:9 あなたたちは忘わすれてしまったのか。あなたたちの先祖せんぞの悪わるや、ユダの王おうたちの悪わる、その妻つまたちの悪わる、あなたたち自身じしんの悪わる、そしてあなたたちの妻つまたちの悪あくを。彼かれらがユダの地ちとエルサレムの通とおりで行おこなったことを。

エレミヤ書44:17 わたしたちは、自分じぶんの口くちから出でた言葉ことばのとおり、必かならず天てんの女王じょおうに香こうをたき、彼女かのじょに注そそぎのささげ物ものをする。わたしたちも、わたしたちの先祖せんぞも、王おうたちも高官こうかんたちも、ユダの町々まちまちとエルサレムの通とおりでそうしてきた。あのころは、パンに満みち足たり、幸しあわせで、災わざわいにも遭あわなかった。

エレミヤ書44:21 「ユダの町々まちまちとエルサレムの通とおりで、あなたたちも先祖せんぞも、王おうたちも高官こうかんたちも、この地ちの民たみも香こうをたいた。そのことを、主しゅが思おもい起おこさなかったとでも思おもうのか。主しゅの心こころに上のぼらなかったとでも。

エレミヤ書44:30 主しゅはこう言いわれる。見みよ、わたしはエジプトの王おうファラオ・ホフラを、その敵てきの手て、命いのちをねらう者ものの手てに渡わたす。ユダの王おうゼデキヤを、その敵てきで命いのちをねらったバビロンの王おうネブカドレツァルの手てに渡わたしたのと同おなじようにだ。」

エレミヤ書45:1 ユダの王おう、ヨシヤの子こヨヤキムの治世ちせい第だい四よん年ねんのこと。バルクはネリヤの子こで、エレミヤが語かたる言葉ことばを巻物まきものに書かき取とっていた。そのとき、預言よげん者しゃエレミヤはバルクにこう告つげた。

エレミヤ書46:2 エジプトについて。ユーフラテス川かわのほとり、カルケミシュにいたエジプトの王おう、ファラオ・ネコの軍隊ぐんたいについて。この軍ぐんは、ユダの王おうヨシヤの子こヨヤキムの治世ちせい第だい四よん年ねんに、バビロンの王おうネブカドレツァルによって打うち破やぶられた。

エレミヤ書46:13 バビロンの王おうネブカドレツァルが攻せめて来きて、エジプトの地ちを打うつことについて、主しゅが預言よげん者しゃエレミヤに語かたった言葉ことば。

エレミヤ書46:17 そこで、彼かれらはこう呼よんだ。「エジプトの王おうファラオ、ただの騒さわがしい音おと。好機こうきをむざむざ逃のがした者もの」と。

エレミヤ書46:18 わたしは生いきている——王おうである方かたの言葉ことば。その名なは万まん軍ぐんの主しゅ。山々やまやまの中なかにそびえるタボルのように、海うみのそばに立たつカルメルのように、確たしかにその者ものはやって来くる。

エレミヤ書46:25 イスラエルの神かみ、万まん軍ぐんの主しゅは言ゆう。「見みよ、わたしはテーベの神かみアモンを罰ばっする。ファラオも、エジプトも、その神々かみがみも、王おうたちも罰ばっする。ファラオも、彼かれに頼たよる者ものたちもだ。

エレミヤ書46:26 わたしは彼かれらを、命いのちをねらう者ものたちの手てに、バビロンの王おうネブカドネツァルとその家来けらいたちの手てに渡わたす。だがその後ご、エジプトは昔むかしのように人ひとの住すむ地ちとなる——主しゅの言葉ことば。

エレミヤ書48:15 モアブは荒あらされ、その町々まちまちに敵てきが攻せめ上のぼる。えり抜ぬきの若者わかものたちも、殺ころされる場所ばしょへと下くだっていく。これが王おうの言葉ことばだ。その名なは万まん軍ぐんの主しゅ。

エレミヤ書48:17 モアブの周まわりにいる者ものよ、みなモアブのために嘆なげけ。その名なを知しる者ものはみな言いえ。『なんということだ。強つよい杖つえが折おられ、美うつくしい王おうのつえが砕くだかれた』と。

エレミヤ書49:28 ケダルと、バビロンの王おうネブカドレツァルが打うち破やぶったハツォルの諸王しょおう国こくについて。主しゅはこう言いわれる。立たち上あがれ、ケダルに攻せめ上のぼれ。東ひがしの人々ひとびとを襲おそって奪うばい取とれ。

エレミヤ書49:30 逃にげよ、遠とおくへ散ちり去され、深ふかい所ところに身みを隠かくせ、ハツォルに住すむ者ものたちよ、と主しゅは言いわれる。バビロンの王おうネブカドレツァルが、お前まえたちを攻せめる計画けいかくを立たて、お前まえたちに向むかって企くわだてをめぐらしているからだ。

エレミヤ書49:34 ユダの王おうゼデキヤの治世ちせいの初はじめに、エラムについて、預言よげん者しゃエレミヤに主しゅの言葉ことばがこう臨のぞんだ。

エレミヤ書49:38 わたしはエラムに自分じぶんの王座おうざを据すえ、そこから王おうと高官こうかんたちを滅ほろぼす、と主しゅは言いわれる。

エレミヤ書50:17 イスラエルは、追おい散ちらされた一いち頭とうの羊ひつじだ。ライオンに追おい立たてられた。最初さいしょにアッシリアの王おうが食くい尽つくし、最後さいごにバビロンの王おうネブカドネザルが、その骨ほねをかみ砕くだいた。

エレミヤ書50:18 だから、イスラエルの神かみである万まん軍ぐんの主しゅはこう言ゆう。見みよ、わたしはアッシリアの王おうを罰ばっしたように、バビロンの王おうとその国くにを罰ばっする。

エレミヤ書50:41 見みよ、一ひとつの民たみが北きたからやって来くる。大おおきな国くにと多おおくの王おうが、地ちの果はてから立たち上あがる。

エレミヤ書50:43 バビロンの王おうはその知しらせを聞きいて、手ての力ちからが抜ぬけた。苦くるしみが彼かれをとらえ、産うみの苦くるしみにある女おんなのような痛いたみに襲おそわれた。

エレミヤ書51:11 矢やを研とげ。盾たてを取とれ。主しゅはメディアの王おうたちの心こころを奮い立たふるいたたせた。バビロンを滅ほろぼすこと、それが主しゅの計画けいかくだからだ。これは主しゅの復讐ふくしゅう、主しゅの神殿しんでんのための復讐ふくしゅうなのだ。

エレミヤ書51:28 もろもろの国くにを集あつめ、バビロンに立たち向むかわせよ。メディアの王おうたち、その総督そうとくや高官こうかんたち、その支配しはい下かのすべての地ちを集あつめよ。

エレミヤ書51:31 走者そうしゃが次つぎの走者そうしゃへと走はしり、使者ししゃが次つぎの使者ししゃへと走はしる。バビロンの王おうに、都みやこが端はしから端はしまで攻せめ取とられたと知しらせるためだ。

エレミヤ書51:34 バビロンの王おうネブカドネツァルはわたしを食くい尽つくし、打うち砕くだき、わたしを空からっぽの器うつわにした。彼かれは怪物かいぶつのようにわたしを飲のみ込こみ、わたしのごちそうで腹はらを満みたし、そしてわたしを吐はき出だした。

エレミヤ書51:57 わたしは、バビロンの高官こうかんたちや知者ちしゃたち、総督そうとくや役人やくにんたち、勇士ゆうしたちを酔よわせる。彼かれらは永遠えいえんの眠ねむりにつき、二に度どと目めを覚さまさない、と王おうは言いわれる。その名なは万まん軍ぐんの主しゅ。

エレミヤ書51:59 これは、預言よげん者しゃエレミヤが、ネリヤの子こ、マフセヤの孫まごであるセラヤに命めいじた言葉ことばである。セラヤは、ユダの王おうゼデキヤの治世ちせいの第だい四よん年ねんに、王おうとともにバビロンへ行いった。彼かれは宿営しゅくえいをつかさどる役人やくにんであった。

エレミヤ書52:1 ゼデキヤは二十にじゅう一いち歳さいで王おうとなり、エルサレムで十じゅう一いち年ねんのあいだ王おうであった。母ははの名なはハムタルといい、リブナの出身しゅっしんで、エレミヤの娘むすめであった。

エレミヤ書52:3 主しゅが怒おこられたために、こうしたことがエルサレムとユダに起おこった。ついに主しゅは、彼かれらを御前ごぜんから投なげ捨すてられた。そして、ゼデキヤはバビロンの王おうに反逆はんぎゃくした。

エレミヤ書52:4 ゼデキヤの治世ちせいの第だい九きゅう年ねん、第だい十じゅうの月つきの十とお日か、バビロンの王おうネブカドレツァルは、全軍ぜんぐんを率ひきいてエルサレムに攻せめて来きた。彼かれらはこの都みやこを包囲ほういし、その周まわりに攻せめるための土塁どるいを築きずいた。

エレミヤ書52:5 こうして、この都みやこはゼデキヤ王おうの第だい十じゅう一いち年ねんまで包囲ほういされ続つづけた。

エレミヤ書52:7 ついに都みやこの城壁じょうへきが破やぶられた。すると兵士へいしたちはみな、夜よるのうちに逃にげ出だした。王おうの庭園ていえんのそばにある、二ふたつの城壁じょうへきの間あいだの門もんを通とおって都みやこから出でて行いったのだ。カルデア人にんが都みやこを取とり囲かこんでいたが、彼かれらはアラバの方ほうへと落おちのびていった。

エレミヤ書52:8 しかしカルデアの軍勢ぐんぜいは王おうを追おいかけ、エリコの平地へいちでゼデキヤに追おいついた。このとき彼かれの軍ぐんはみな散ちり散ぢりになり、王おうのもとを離はなれてしまっていた。

エレミヤ書52:9 こうして彼かれらは王おうを捕とらえ、ハマトの地ちのリブラにいるバビロンの王おうのもとへ連つれて行いった。バビロンの王おうはそこでゼデキヤにさばきを言い渡しいいわたした。

エレミヤ書52:10 バビロンの王おうは、ゼデキヤの目めの前まえでその息子むすこたちを殺ころした。さらにリブラで、ユダの高官こうかんたちも残のこらず殺ころした。

エレミヤ書52:11 そしてゼデキヤの両目りょうめをつぶし、青銅せいどうの足あしかせでつないで、バビロンへ連つれて行いった。バビロンの王おうは彼かれを牢ろうに入いれ、死しぬ日ひまで閉とじ込こめておいた。

エレミヤ書52:12 第だい五ごの月つきの十とお日か、それはバビロンの王おうネブカドレツァルの第だい十じゅう九きゅう年ねんのことだった。バビロンの王おうに仕つかえる護衛ごえい隊長たいちょうネブザラダンが、エルサレムにやって来きた。

エレミヤ書52:15 護衛ごえい隊長たいちょうネブザラダンは、民たみの中なかの最ももっとも貧まずしい者ものたちの一部いちぶ、都みやこに残のこっていたそのほかの民たみ、バビロンの王おうに降参こうさんして寝返ねがえった者ものたち、そして残のこっていた職人しょくにんたちを、捕とらえてバビロンへ連つれて行いった。

エレミヤ書52:20 主しゅの神殿しんでんのためにソロモン王おうが造つくった二に本ぽんの柱はしら、一ひとつの「海うみ」、そして台座だいざの下したの十じゅう二に頭とうの青銅せいどうの雄牛おうし――これらの器うつわに使つかわれた青銅せいどうは、あまりに多おおくて量はかりきれなかった。

エレミヤ書52:25 また町まちの中なかからは、兵士へいしたちを指揮しきしていた宦官かんがんを一人ひとり、王おうのそば近ちかくに仕つかえていた者もののうち町まちにいた七なな人にん、その地ちの民たみを兵へいとして召集しょうしゅうする軍ぐん司令しれい官かんづきの書記しょき官かん、そして町まちの中なかにいたその地ちの民たみ六十ろくじゅう人にんを捕とらえた。

エレミヤ書52:26 護衛ごえい隊長たいちょうネブザラダンは彼かれらを捕とらえ、リブラにいるバビロンの王おうのもとへ連つれて行いった。

エレミヤ書52:27 バビロンの王おうはハマトの地ちのリブラで彼かれらを打うち殺ころした。こうしてユダの民たみは、自分じぶんたちの土地とちから捕とらえ移うつされた。

エレミヤ書52:31 ユダの王おうエホヤキンが捕とらえ移うつされてから三十さんじゅう七なな年ねん目めのこと。その年としの第だい十じゅう二にの月つきの二十にじゅう五ご日にち、バビロンの王おうエビル・メロダクは、王位おういについたその年としに、ユダの王おうエホヤキンを牢ろうから出だして、その頭あたまを上あげさせた。

エレミヤ書52:32 そして、エビル・メロダクはエホヤキンに優やさしく語かたりかけ、彼かれの席せきを、バビロンで一緒いっしょにいたほかの王おうたちの席せきよりも高たかい位置いちに置おいた。

エレミヤ書52:33 エホヤキンは牢ろうで着きていた服ふくを脱ぬぎ、生いきているかぎり、いつも王おうの前まえで食事しょくじをした。

エレミヤ書52:34 彼かれが食たべる分ぶんは、生いきているかぎり毎日まいにち欠かかさず、バビロンの王おうから与あたえられた。それは、彼かれが死しぬ日ひまで続つづいた。

哀歌(4か所)

哀歌2:6 主しゅは自分じぶんの仮かり小屋こやを、庭にわのように取とりこわした。祭まつりの場ばも、こわしてしまった。主しゅはシオンで、祭まつりも安息あんそく日ひも忘わすれさせた。激はげしい怒いかりで、王おうも祭司さいしも退しりぞけた。

哀歌2:9 娘むすめシオンの門もんは地ちに沈しずみ、かんぬきは砕くだかれ、こわされた。王おうも指導しどう者しゃたちも、異国いこくの民たみの中なかにいる。もう律法りっぽうはなく、預言よげん者しゃたちも、主しゅからの幻まぼろしを得えられない。

哀歌4:12 地ちの王おうたちも、世界せかいに住すむすべての人ひとも信しんじなかった。敵てきが、エルサレムの門もんから攻せめ込こんでくるなんて。

哀歌4:20 わたしたちのいのちの息いきとも言いえる人ひと、主しゅが選えらんで油あぶらを注そそいだ王おうも、彼かれらの落おとし穴あなで捕とらえられた。「この人ひとの陰かげでなら、どんな国くにのもとでも生いきていける」と、わたしたちは言いっていたのに。

エゼキエル書(36か所)

エゼキエル書1:2 それは、ヨヤキン王おうが捕とらわれてから五ご年ねん目めの、その月つきの五いつ日かのことだった。

エゼキエル書7:27 王おうは嘆なげき、指導しどう者しゃは絶望ぜつぼうを身みにまとう。この地ちの民たみの手ては恐おそれて震ふるえる。わたしは彼かれらのしてきたとおりに彼かれらを扱あつかい、彼かれら自身じしんの裁さばきの基準きじゅんで彼かれらを裁さばく。こうして彼かれらは、わたしが主しゅであることを知しる。

エゼキエル書17:12 この反逆はんぎゃくの家いえに言いえ。これが何なんを意味いみするか、あなたがたは分わからないのか。言いえ。見みよ、バビロンの王おうがエルサレムに攻せめて来きて、その王おうと高官こうかんたちを捕とらえ、自分じぶんのところ、バビロンへ連つれて行いった。

エゼキエル書17:15 ところが、この王おうはバビロンの王おうに背そむいた。使者ししゃをエジプトに送おくり、馬うまと大勢おおぜいの兵へいを求もとめたのだ。こんなことをする者ものが、うまくいくだろうか。逃にげおおせるだろうか。契約けいやくを破やぶっておいて、逃のがれられるだろうか。

エゼキエル書17:16 わたしは生いきている、と主しゅなる神かみは言いわれる。自分じぶんを王おうにした者ものへの誓ちかいを軽かろんじ、その契約けいやくを破やぶったのだから、この王おうを王位おういにつけた者もののいるところ、つまりバビロンで、この王おうは死しぬ。

エゼキエル書17:17 ファラオは、大軍たいぐんと大勢おおぜいの兵へいをもってしても、戦たたかいでこの王おうを助たすけることはできない。敵てきが土塁どるいを築ききずき、攻せめるための壁かべを築きずいて、多おおくの命いのちを絶たとうとするときにもだ。

エゼキエル書17:18 この王おうは誓ちかいを軽かろんじ、契約けいやくを破やぶった。手てを差さし出だして誓ちかっておきながら、こういうことをすべてやったのだ。だから、逃のがれることはできない。

エゼキエル書19:9 鉤はりをかけて彼かれを檻おりに入いれ、バビロンの王おうのもとへ引ひいて行いった。彼かれを砦とりでに閉とじ込こめ、その声こえがもうイスラエルの山々やまやまで聞きかれないようにした。

エゼキエル書21:10 虐殺ぎゃくさつのために研とがれ、稲妻いなずまのようにきらめくために磨みがかれた。それでも、わたしたちは喜よろこんでいられるだろうか。この剣けんは、わたしの子この王おうの杖つえさえ、ただの木きぎれのように見下みくだしている。

エゼキエル書21:13 必かならず試ためしのときが来くる。剣けんに見下みくだされるあの王おうの杖つえさえ、もう残のこらないとしたら、どうなるのか。主しゅなる神かみは言いわれる。

エゼキエル書21:19 「人ひとの子こよ、二ふたつの道みちを描えがけ。バビロンの王おうの剣けんがやって来くる道みちだ。二ふたつの道みちは同おなじ国くにから出でている。都みやこへ向むかう道みちの分わかれ目めに、道みちしるべを立たてろ。

エゼキエル書21:21 バビロンの王おうが二ふたつの道みちの分わかれ目め、その分岐ぶんき点てんに立たち、占うらないをするからだ。彼かれは矢やを振ふり、占うらないの像ぞうにたずね、いけにえの肝臓かんぞうを見みて占ううらなう。

エゼキエル書24:2 「人ひとの子こよ、この日ひの名なを、まさに今日きょうという日ひを書かき記しるせ。バビロンの王おうが、今日きょうこの日ひ、エルサレムを包囲ほういしたからだ。

エゼキエル書26:7 主しゅなる神かみはこう言いわれる。「見みよ、わたしはティルスに、バビロンの王おうネブカドネツァルを北きたから攻せめ上のぼらせる。彼かれは王おうの中なかの王おうだ。馬うまと戦車せんしゃと騎兵きへい、そして大勢おおぜいの軍勢ぐんぜいを率ひきいてやって来くる。

エゼキエル書27:33 お前まえの商品しょうひんが海うみを越こえて出でて行いったとき、お前まえは多おおくの民たみを満みたした。あふれるほどの富とみと商品しょうひんで、地ちの王おうたちを豊ゆたかにした。

エゼキエル書27:35 島々しまじまに住すむ人々ひとびとはみな、お前まえのありさまに青あおざめる。その王おうたちは恐おそれおののき、顔かおをひきつらせる。

エゼキエル書28:12 人ひとの子こよ、ティルスの王おうのために嘆なげきの歌うたをうたい、彼かれにこう告つげよ。主しゅなる神かみはこう言いわれる。お前まえは完全かんぜんさを刻きざんだ印しるしのような者もの、知恵ちえに満みち、美うつくしさの極きわみだった。

エゼキエル書28:17 お前まえは自分じぶんの美うつくしさに心こころが高たかぶり、その輝かがやきのために知恵ちえを台無だいなしにした。だからわたしはお前まえを地ちに投なげ落おとし、王おうたちの前まえにさらして見みせ物ものにした。

エゼキエル書29:2 「人ひとの子こよ、エジプトの王おうファラオに顔かおを向むけなさい。そして彼かれと、エジプト全体ぜんたいに向むけて預言よげんしなさい。

エゼキエル書29:3 こう伝つたえるのだ。主しゅなる神かみはこう言いわれる。エジプトの王おうファラオよ、わたしはお前まえに立たち向むかう。お前まえは、自分じぶんのいくつもの川かわの中なかに横よこたわる大おおきな怪物かいぶつだ。お前まえはこう言いった。『この川かわはわたしのものだ。わたしが自分じぶんのために造つくったのだ』と。

エゼキエル書29:18 人ひとの子こよ。バビロンの王おうネブカドネツァルは、その軍隊ぐんたいにツロを攻せめる大変たいへんな仕事しごとをさせた。兵士へいしたちの頭あたまはどれもすり切きれて禿はげ、肩かたはどれもすり傷きずだらけになった。それでも王おうも軍隊ぐんたいも、ツロを攻せめたその働はたらきに見合みあう報酬ほうしゅうを、ツロから何なんも得えられなかった。

エゼキエル書29:19 だから、主しゅなる神かみはこう言いわれる。見みよ、わたしはエジプトの地ちをバビロンの王おうネブカドネツァルに与あたえる。彼かれはエジプトの富とみを運はこび去さり、そのものを奪うばい、略奪りゃくだつする。それが彼かれの軍隊ぐんたいへの報酬ほうしゅうとなる。

エゼキエル書30:10 主しゅなる神かみはこう言いわれる。わたしはバビロンの王おうネブカドネツァルの手てによって、エジプトの大勢おおぜいの民たみを消けし去さる。

エゼキエル書30:21 「人ひとの子こよ、わたしはエジプトの王おうファラオの腕うでを折おった。見みよ、その腕うでは治なおるように手当ててあてされず、包帯ほうたいを巻まいて固定こていされることもない。剣けんを握にぎれるほど強つよくされることもない。

エゼキエル書30:22 だから、主しゅなる神かみはこう言いわれる。見みよ、わたしはエジプトの王おうファラオに立たち向むかう。その両腕りょううでを、丈夫じょうぶなほうも、すでに折おれたほうも折おる。そして彼かれの手てから剣けんを打うち落おとす。

エゼキエル書30:24 わたしはバビロンの王おうの腕うでを強つよくし、わたしの剣けんを彼かれの手てに握にぎらせる。しかしファラオの腕うでは折おる。ファラオは、致命ちめい傷しょうを負おった者もののように、彼かれの前まえでうめき苦くるしむ。

エゼキエル書30:25 わたしはバビロンの王おうの腕うでを強つよくする。だがファラオの腕うでは力ちからを失ううしなう。わたしがわたしの剣けんをバビロンの王おうの手てに握にぎらせ、彼かれがそれをエジプトの地ちに向むけて振ふりかざすとき、人々ひとびとは、わたしが主しゅであることを知しる。

エゼキエル書31:2 人ひとの子こよ、エジプトの王おうファラオと、その大勢おおぜいの民たみにこう言いいいなさい。おまえは、その偉大いだいさにおいて、いったい誰だれに似にているというのか。

エゼキエル書32:2 「人ひとの子こよ、エジプトの王おうファラオのために嘆なげきの歌うたを歌うたい、彼かれにこう言いいいなさい。『お前まえは自分じぶんを国々くにぐにの若わかい獅子ししだと思おもっていた。だが本当ほんとうは、海うみの中なかの怪物かいぶつだ。お前まえは川かわの中なかで暴あばれ、足あしで水みずをかき乱みだし、その流ながれを濁にごらせた。』

エゼキエル書32:10 わたしのせいで、多おおくの民たみはお前まえを見みて震ふるえ上あがる。わたしが彼かれらの前まえで剣けんを振ふりかざすとき、王おうたちも恐怖きょうふに身みをすくませる。お前まえが倒たおれるその日ひ、彼かれらは一時いちじも落おち着つけず、それぞれ自分じぶんの命いのちを思おもって震ふるえる。

エゼキエル書32:11 主しゅなる神かみはこう言いわれる。『バビロンの王おうの剣けんが、お前まえに襲おそいかかる。

エゼキエル書32:29 そこにはエドムと、その王おうたち、すべての君主くんしゅたちがいる。彼かれらは力ちからがあったのに、剣けんに倒たおれて殺ころされた者ものたちとともに横よこたえられた。割礼かつれいを受うけていない者ものたちや、墓穴ぼけつへ下くだる者ものたちとともに横よこたわっている。

エゼキエル書37:22 わたしは彼かれらを、この地ちで、イスラエルの山々やまやまの上うえで、一ひとつの国民こくみんとする。一人ひとりの王おうが彼かれら全員ぜんいんの王おうとなる。彼かれらはもう二ふたつの国民こくみんに分わかれることはなく、二ふたつの王国おうこくに分わかれることも二に度どとない。

エゼキエル書37:24 わたしのしもべダビデが彼かれらの王おうとなる。彼かれら全員ぜんいんに一人ひとりの羊飼ひつじかいができる。彼かれらはわたしの定さだめに従したがって歩あゆみ、わたしのおきてを守まもり、それを行おこなう。

エゼキエル書43:7 その人ひとはわたしに言いった。「人ひとの子こよ、ここはわたしの王座おうざのある場所ばしょ、わたしが足あしを置おく場所ばしょだ。わたしはここで、イスラエルの人々ひとびとの中なかに永遠えいえんに住すむ。イスラエルの家いえは、もう二に度どとわたしの聖せいなる名なを汚よごしてはならない。民たみも王おうたちも、淫みだらな行おこないによって、また王おうたちの死体したいによって、それを汚よごしてはならない。

エゼキエル書43:9 今いまこそ、彼かれらはその淫みだらな行おこないと王おうたちの死体したいを、わたしから遠とおざけよ。そうすれば、わたしは彼かれらの中なかに永遠えいえんに住すむ。

ダニエル書(142か所)

ダニエル書1:1 ユダの王おうエホヤキムが治おさめて三さん年ねん目めのこと。バビロンの王おうネブカドネツァルがエルサレムに攻せめてきて、町まちを包囲ほういした。

ダニエル書1:2 主しゅは、ユダの王おうエホヤキムと、神殿しんでんの器うつわの一部いちぶを、ネブカドネツァルの手てにお渡わたしになった。ネブカドネツァルはそれをシンアルの地ちへ持もち帰かえり、自分じぶんの神かみの宮みやに運はこび入いれ、器うつわを自分じぶんの神かみの宝物ほうもつ庫こに納おさめた。

ダニエル書1:3 王おうは、宦官かんがんの長ちょうアシュペナズに命めいじた。イスラエルの人々ひとびとの中なかから、王家おうけの血筋ちすじの者ものや身分みぶんの高たかい家いえの若者わかものを連つれて来くるように、と。

ダニエル書1:4 体からだに欠点けってんがなく、見みた目めもよく、あらゆる知恵ちえに通つうじ、知識ちしきがあり、物事ものごとをよく理解りかいし、王おうの宮殿きゅうでんで仕つかえる力ちからのある若者わかものたちだ。そして、その者ものたちにカルデア人にんの文書ぶんしょとことばを学まなばせようとした。

ダニエル書1:5 王おうは彼かれらのために、毎日まいにち、王おうの食卓しょくたくの料理りょうりと、王おうが飲のむぶどう酒しゅを割わり当あてた。三さん年間ねんかんそうして育そだて、そのあとで彼かれらのうちの何なん人にんかを王おうの前まえに仕つかえさせるためだった。

ダニエル書1:8 しかしダニエルは、王おうの料理りょうりと王おうの飲のむぶどう酒しゅで自分じぶんを汚よごすまいと心こころに決きめた。そして、自分じぶんを汚よごさずにすむようにと、宦官かんがんの長ちょうに願ねがい出でた。

ダニエル書1:10 宦官かんがんの長ちょうはダニエルに言いった。「わたしは、あなたたちの食たべ物ものと飲のみ物ものをお決きめになった王おうさまが怖こわいのだ。もし、同おなじ年としごろのほかの若者わかものより、あなたたちの顔かおがやつれているのを王おうさまが見みたら、どうなる。おまえたちのせいで、わたしは王おうさまに首くびをはねられてしまう。」

ダニエル書1:15 十とお日かたつと、四よん人にんの顔かおつきは、王おうの食たべ物ものを食たべているどの若者わかものよりも良よく、体からだも健康けんこうそうだった。

ダニエル書1:16 それで世話せわ係かかりは、彼かれらのための王おうの食たべ物ものとぶどう酒しゅを下さげて、代かわりに野菜やさいを与あたえた。

ダニエル書1:18 王おうが命めいじた期限きげんが来くると、宦官かんがんの長ちょうは彼かれらをネブカドネツァル王おうのところに連つれて行いった。

ダニエル書1:19 王おうが話はなしてみると、その全員ぜんいんの中なかに、ダニエル、ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤに並ならぶ者ものはいなかった。こうして四よん人にんは、王おうに仕つかえることになった。

ダニエル書1:20 王おうが知恵ちえや判断はんだんについて何なんを尋たずねても、四よん人にんの答こたえは、国くにじゅうのどんな占うらない師しや魔術まじゅつ師しよりも十じゅう倍ばいすぐれていた。

ダニエル書1:21 ダニエルは、キュロス王おうの治世ちせい第だい一いち年ねんまで、その地位ちいにとどまった。

ダニエル書2:1 ネブカドネツァル王おうの治世ちせいの二に年ねん目め、王おうはいくつもの夢ゆめを見みた。その心こころはかき乱みだされ、眠ねむれなくなった。

ダニエル書2:2 王おうは、その夢ゆめが何なんなのかを解とき明あかさせようと、魔術まじゅつ師し、まじない師し、呪術じゅじゅつ師し、それにカルデア人にんを呼よび集あつめるよう命めいじた。彼かれらはやって来きて、王おうの前まえに立たった。

ダニエル書2:3 王おうは彼かれらに言いった。「わたしは夢ゆめを見みた。その夢ゆめが何なんなのか知しりたくて、心こころが落おち着つかないのだ。」

ダニエル書2:4 すると、カルデア人にんがアラム語ごで王おうに答こたえた。「王おうさま、どうかいつまでもご健勝けんしょうでありますように。その夢ゆめを、家来けらいであるわたしたちにお話はなしください。そうすれば、その意味いみを解とき明あかします。」

ダニエル書2:5 王おうはカルデア人にんに答こたえた。「わたしの決きめたことは変かわらない。もしその夢ゆめと、その意味いみをわたしに教おしえられないなら、お前まえたちは切きり刻きざまれ、お前まえたちの家いえはごみの山やまにされる。

ダニエル書2:7 彼かれらはもう一いち度ど答こたえた。「どうか王おうさま、その夢ゆめを、家来けらいであるわたしたちにお話はなしください。そうすれば、その意味いみを解とき明あかします。」

ダニエル書2:8 王おうは答こたえた。「お前まえたちが時間じかんかせぎをしているのは、よく分わかっている。わたしの決きめたことが変かわらないと、見みて取とったからだ。

ダニエル書2:10 カルデア人にんは王おうの前まえで答こたえた。「王おうさまのお求もとめになることに答こたえられる者ものなど、この地上ちじょうに一人ひとりもいません。どんなに偉大いだいで力ちからある王おうも、これまで魔術まじゅつ師しやまじない師しやカルデア人にんに、こんなことをお尋たずねになったことはありません。

ダニエル書2:11 王おうさまがお求もとめになることは、あまりに難むずかしいのです。人ひとと共ともに住すまない神々かみがみのほかに、それを王おうさまの前まえで明あかせる者ものなどいません。」

ダニエル書2:12 これを聞きいて、王おうは怒おこり、激はげしく荒あれ狂くるった。そして、バビロンの賢者けんじゃたちをみな殺ごろしにせよと命めいじた。

ダニエル書2:14 そこでダニエルは、王おうの親衛しんえい隊長たいちょうアリオクに、慎重しんちょうに、よく考かんがえて話はなしかけた。アリオクは、バビロンの賢者けんじゃたちを殺ころすために出でて来きていた人物じんぶつだ。

ダニエル書2:15 ダニエルは王おうの高官こうかんアリオクにたずねた。「どうして王おうさまは、こんなに急きゅうな命令めいれいを出だされたのですか。」すると、アリオクはその事情じじょうをダニエルに話はなした。

ダニエル書2:16 ダニエルは王おうのところへ行いき、時間じかんをいただきたい、そうすれば夢ゆめの意味いみを解とき明あかします、と願ねがい出でた。

ダニエル書2:21 神かみは時ときと季節きせつを変かえ、王おうを退しりぞけ、王おうを立たてる。知恵ちえある者ものに知恵ちえを与あたえ、悟さとりのある者ものに知識ちしきを授さずける。

ダニエル書2:23 わたしの先祖せんぞの神かみよ、あなたに感謝かんしゃし、あなたをほめたたえます。あなたはわたしに知恵ちえと力ちからを与あたえ、今いま、わたしたちが求もとめたことを明あきらかにしてくださいました。王おうが求もとめたことを、わたしたちに知しらせてくださったのです。」

ダニエル書2:24 そこでダニエルは、王おうがバビロンの賢者けんじゃたちを殺ころすために任命にんめいしたアリオクのところへ行いった。そして、こう言いった。「バビロンの賢者けんじゃたちを殺ころさないでください。わたしを王おうさまの前まえに連つれて行いってください。そうすれば、夢ゆめの意味いみを解とき明あかします。」

ダニエル書2:25 そこでアリオクは、急いいそいでダニエルを王おうの前まえに連つれて行いった。そして、こう言いった。「ユダから連つれて来こられた捕とらわれの人ひとの中なかに、王おうさまに夢ゆめの意味いみを解とき明あかせる者ものを見みつけました。」

ダニエル書2:26 王おうは、ベルテシャツァルとも呼よばれるダニエルにたずねた。「あなたは、わたしが見みた夢ゆめと、その意味いみを教おしえることができるのか。」

ダニエル書2:27 ダニエルは、王おうの前まえでこう答こたえた。「王おうさまがおたずねになっている秘密ひみつは、どんな賢者けんじゃも、まじない師しも、占うらない師しも、王おうさまに解とき明あかすことはできません。

ダニエル書2:28 でも、天てんには秘密ひみつを明あきらかにする神かみがいます。その神かみが、これから先さきに何なんが起おこるかを、ネブカドネツァル王おうに知しらせてくださったのです。王おうさまが寝床ねどこで見みた夢ゆめ、頭あたまに浮うかんだ光景こうけいは、次つぎのようなものでした。

ダニエル書2:29 王おうさま、あなたが寝床ねどこにいたとき、これから先さきどうなるのかという思おもいが心こころに浮うかびました。すると、秘密ひみつを明あきらかにする神かみが、これから起おこることをあなたに知しらせてくださったのです。

ダニエル書2:31 王おうさま、あなたは幻まぼろしを見みていました。目めの前まえに、一ひとつの大おおきな像ぞうが立たっていたのです。その像ぞうはとても大おおきく、まばゆく輝かがやいていて、その姿すがたは見みる者ものを恐おそれさせるものでした。

ダニエル書2:36 これがその夢ゆめです。では、その意味いみを王おうさまの前まえで申もうし上あげましょう。

ダニエル書2:37 王おうさま、あなたは王おうの中なかの王おうです。天てんの神かみが、あなたに国くにと、権力けんりょくと、勢いいきおいと、栄光えいこうをお与あたえになりました。

ダニエル書2:44 それらの王おうたちの時代じだいに、天てんの神かみが一ひとつの国くにを立たてられます。その国くには、決けっして滅ほろびることがありません。その支配しはいがほかの民たみに渡わたることもありません。この国くには、さきほどのすべての国くにを砕くだいて滅ほろぼし、永遠えいえんに立たち続つづけます。

ダニエル書2:45 人ひとの手てによらずに山やまから石いしが切きり出だされ、その石いしが鉄てつも青銅せいどうも粘土ねんども銀ぎんも金かねも砕くだいたのを、あなたは見みました。偉大いだいな神かみが、これから起おこることを王おうさまにお示ししめしになったのです。この夢ゆめは確たしかであり、その意味いみも信頼しんらいできます。」

ダニエル書2:46 すると、ネブカドネザル王おうはひれ伏ふして、ダニエルを拝おがんだ。そして、彼かれに供そなえ物ものとかおりの高たかい香こうをささげるようにと命めいじた。

ダニエル書2:47 王おうはダニエルに言いった。「あなたたちの神かみは、まことに神々かみがみの神かみ、王おうたちの主しゅ、そして秘密ひみつを明あきらかにする方かただ。あなたがこの秘密ひみつを解とき明あかせたのだから。」

ダニエル書2:48 それから王おうは、ダニエルを高たかい位くらいにつけ、多おおくのすばらしい贈おくり物ものを与あたえた。そして、彼かれをバビロン全州ぜんしゅうを治おさめる者ものとし、バビロンのすべての知者ちしゃたちの長ちょうとした。

ダニエル書2:49 ダニエルは王おうに願ねがい出でて、シャデラク、メシャク、アベデネゴを、バビロン州しゅうの政務せいむを担当たんとうする者ものに任命にんめいしてもらった。ダニエル自身じしんは、王おうの宮廷きゅうていにとどまった。

ダニエル書3:1 ネブカドネザル王おうは、金かねの像ぞうを造つくった。高たかさは六十ろくじゅうキュビト、幅はばは六ろくキュビトあった。そして、それをバビロン州しゅうのドラの平野へいやに立たてた。

ダニエル書3:2 そして王おうは、各州かくしゅうの総督そうとく、長官ちょうかん、知事ちじ、参議さんぎ官かん、財務ざいむ官かん、裁判さいばん官かん、法律ほうりつ家かなど、州しゅうのすべての役人やくにんを呼よび集あつめた。自分じぶんが立たてた金かねの像ぞうのお披露目ひろめの式しきに、出席しゅっせきさせるためだった。

ダニエル書3:3 それで、各州かくしゅうの総督そうとく、長官ちょうかん、知事ちじ、参議さんぎ官かん、財務ざいむ官かん、裁判さいばん官かん、法律ほうりつ家かなど、州しゅうのすべての役人やくにんが、ネブカドネザル王おうの立たてた像ぞうのお披露目ひろめの式しきに集あつまった。そして、王おうが立たてたその像ぞうの前まえに、立たち並ならんだ。

ダニエル書3:5 角笛つのぶえ、笛ふえ、琴こと、竪琴たてごと、ハープ、バグパイプなど、あらゆる楽器がっきの音おとが鳴なりひびいたら、その時とき、ひれ伏ふして、ネブカドネザル王おうが立たてた金かねの像ぞうを拝おがみなさい。

ダニエル書3:7 そういうわけで、すべての民たみは、角笛つのぶえ、笛ふえ、琴こと、竪琴たてごと、ハープなど、あらゆる楽器がっきの音おとを聞きくと、すべての民族みんぞく、国民こくみん、それぞれの言語げんごを話はなす人々ひとびとみなが、ひれ伏ふして、ネブカドネザル王おうが立たてた金かねの像ぞうを拝おがんだ。

ダニエル書3:9 彼かれらはネブカドネザル王おうに言いった。「王おうさま、どうかいつまでも生いきられますように。

ダニエル書3:10 王おうさま、あなたはこう命めいじられました。角笛つのぶえ、笛ふえ、琴こと、竪琴たてごと、ハープ、バグパイプなど、あらゆる楽器がっきの音おとを聞きく者ものはみな、ひれ伏ふして金きんの像ぞうを拝おがまなければならない、と。

ダニエル書3:13 すると、ネブカドネツァルは怒いかりに燃もえ、激はげしく腹はらを立たてて、シャデラク、メシャク、アベデネゴを連つれて来くるよう命めいじた。それで、この者ものたちは王おうの前まえに引ひき出だされた。

ダニエル書3:16 シャデラク、メシャク、アベデネゴは王おうに答こたえた。「ネブカドネツァルさま、このことについては、あなたにお答こたえする必要ひつようはありません。

ダニエル書3:22 王おうの命令めいれいが厳きびしく、炉ろが異常いじょうなほど熱あつくなっていたので、シャデラク、メシャク、アベデネゴを運はこび上あげた者ものたちは、その炎ほのおに焼やき殺ころされた。

ダニエル書3:24 そのとき、ネブカドネツァル王おうは驚おどろいて、あわてて立たち上あがった。そして家臣かしんたちに言いった。「わたしたちは、三さん人にんの男おとこを縛しばって火ひの中なかに投なげ込こんだのではないか。」彼かれらは王おうに答こたえた。「王おうさま、そのとおりです。」

ダニエル書3:25 王おうは言いった。「見みろ。縄なわを解とかれた四よん人にんの男おとこが、火ひの中なかを歩あるいているではないか。しかも、少すこしも傷きずついていない。その四よん人にん目めの姿すがたは、神々かみがみの子このようだ。」

ダニエル書3:26 それから、ネブカドネツァル王おうは燃もえさかる炎ほのおの炉ろの入いり口ぐちに近ちかづいて言いった。「最ももっとも高たかい神かみに仕つかえるシャデラク、メシャク、アベデネゴよ、外そとに出でて来きなさい。」すると、シャデラク、メシャク、アベデネゴは火ひの中なかから出でて来きた。

ダニエル書3:27 総督そうとく、長官ちょうかん、地方ちほう長官ちょうかん、そして王おうの顧問こもんたちが集あつまって来きて、その男おとこたちを見みた。火ひは彼かれらの体からだに何なんの力ちからも及およぼさず、髪かみの毛け一いち本ぽんも焦こげず、上着うわぎも傷いたんでおらず、火ひのにおいさえしなかった。

ダニエル書3:28 ネブカドネツァルは言いった。「シャデラク、メシャク、アベデネゴの神かみをほめたたえよう。この神かみは天使てんしを送おくり、自分じぶんを信頼しんらいしたしもべたちを助たすけ出だした。彼かれらは王おうであるわたしの命令めいれいに背そむき、自分じぶんたちの神かみ以外いがいのどんな神かみにも仕つかえず、ひれ伏ふすこともないと、自分じぶんの身みを投なげ出だしたのだ。」

ダニエル書3:30 それから王おうは、バビロン州しゅうでシャデラク、メシャク、アベデネゴを高たかい位くらいに就つけた。

ダニエル書4:1 ネブカドネツァル王おうから、全ぜん世界せかいに住すむすべての民族みんぞく、すべての国くに、すべての言葉ことばの人々ひとびとへ。あなたがたに豊ゆたかな平安へいあんがあるように。

ダニエル書4:18 これが、わたし、ネブカドネツァル王おうが見みた夢ゆめだ。ベルテシャツァルよ、あなたがその意味いみを解とき明あかしてくれ。わたしの国くにの知恵ちえある者ものは、誰だれ一人ひとりその意味いみを教おしえられなかった。でも、あなたにはそれができる。あなたの中なかには聖せいなる神々かみがみの霊れいが宿やどっているからだ。」

ダニエル書4:19 それを聞きいて、ベルテシャツァルと呼よばれるダニエルは、しばらくの間あいだぼう然ぜんとして立たちつくし、心こころの中なかで思おもい悩なやんだ。王おうは言いった。「ベルテシャツァルよ、この夢ゆめも、その意味いみも、あなたを悩なやませないでほしい。」ベルテシャツァルは答こたえた。「王おうさま、どうかこの夢ゆめが、あなたを憎にくむ者ものたちに向むけられたものでありますように。その意味いみが、あなたの敵てきに向むけられたものでありますように。

ダニエル書4:22 王おうさま、それはあなたのことです。あなたは大おおきく、強つよくなられました。あなたの偉大いだいさは増まし、天てんにまで届とどき、その支配しはいは地ちの果はてにまで及およんでいます。

ダニエル書4:23 そして王おうさまは、天てんから下おりて来きた見張みはり役やくの聖せいなる者ものをご覧らんになりました。その者ものはこう言いいいました。『この木きを切きり倒たおして滅ほろぼせ。ただし、切きり株かぶと根ねは地面じめんに残のこし、鉄てつと青銅せいどうの輪わでしばって、野のの若草わかくさの中なかに置おけ。天てんからの露ろに濡ぬれさせ、野のの獣けものたちと一緒いっしょに暮くらさせよ。七ななつの時ときが、その者ものの上うえを過すぎ去さるまで。』

ダニエル書4:24 王おうさま、その意味いみはこうです。これは、いと高たかき方かたが下くだされた宣告せんこくであり、わたしの主君しゅくんである王おうさまの身みに及およぶものです。

ダニエル書4:27 ですから王おうさま、どうかわたしの助言じょげんを受うけ入いれてください。正ただしいことを行おこなって罪つみを断たち切きり、貧まずしい人ひとにあわれみを示ししめして悪わるから離はなれてください。そうすれば、あなたの安やすらかな日々ひびは続つづいていくかもしれません。」

ダニエル書4:28 これらすべてのことが、ネブカドネザル王おうの身みに起おこった。

ダニエル書4:29 十じゅう二にか月げつ後ご、王おうはバビロンの王宮おうきゅうの屋上おくじょうを歩あるいていた。

ダニエル書4:30 王おうは言いった。「これこそ、わたしが自分じぶんの強大きょうだいな力ちからによって王おうの住すまいとして建たて、わたしの威光いこうの輝かがやきのために築きずいた、偉大いだいなバビロンではないか。」

ダニエル書4:31 その言葉ことばがまだ王おうの口くちにあるうちに、天てんから声こえが降ふってきた。「ネブカドネザル王おうよ、あなたに告つげる。王権おうけんはあなたから取とり去さられた。

ダニエル書4:36 そのとき、わたしの理性りせいがもどってきた。そして、わたしの国くにの栄光えいこうのために、わたしの威厳いげんと輝かがやきももどってきた。わたしの相談そうだん役やくや高官こうかんたちがまたわたしをたずねてきて、わたしは国くにの王おうとしてしっかり立たて直なおされ、前まえよりもさらに大おおきな力ちからを持もつようになった。

ダニエル書4:37 だから今いま、このわたしネブカデネザルは、天てんの王おうをほめたたえ、あがめ、敬ううやまう。この方かたのすることはすべて真実しんじつで、その道みちは正ただしい。そして、高たかぶって歩あゆむ者ものを、この方かたは低くひくくすることができる。

ダニエル書5:1 ベルシャツァル王おうは、千せん人にんの高官こうかんを招まねいて盛大せいだいな宴会えんかいを開ひらいた。そして、その千せん人にんの前まえでぶどう酒しゅを飲のんでいた。

ダニエル書5:2 ベルシャツァルは酒さけを飲のみながら、父ちちネブカドネツァルがエルサレムの神殿しんでんから持もち出だした金かねと銀ぎんの器うつわを持もってくるように命めいじた。王おうと高官こうかんたち、王おうの妻つまたちやそばめたちが、その器うつわで酒さけを飲のむためだった。

ダニエル書5:3 そこで、エルサレムにある神かみの宮みやの神殿しんでんから持もち出だされた金かねの器うつわが運はこばれてきた。王おうと高官こうかんたち、王おうの妻つまたちやそばめたちは、その器うつわで酒さけを飲のんだ。

ダニエル書5:5 ちょうどそのとき、人間にんげんの手ての指ゆびが現あらわれて、王宮おうきゅうの壁かべの漆喰しっくいに文字もじを書かき始はじめた。明あかりの向むかい側がわだった。王おうは、書かいていくその手てを見みた。

ダニエル書5:6 すると王おうの顔色かおいろは変かわり、恐おそろしい思おもいにおそわれた。腰こしの関節かんせつはゆるみ、ひざはがくがくと震ふるえてぶつかり合あった。

ダニエル書5:7 王おうは大声おおごえで叫さけび、まじない師しやカルデアの占星せんせい術師じゅつし、占うらない師したちを呼よび入いれさせた。そしてバビロンの知者ちしゃたちに言いった。「この文字もじを読よみ、その意味いみを解とき明あかす者ものには、だれであろうと紫むらさきの衣ころもを着きせ、首くびに金かねの鎖くさりをかけ、この国くにで第だい三さんの位くらいにつかせよう。」

ダニエル書5:8 そこで王おうの知者ちしゃたちがみな入はいってきた。しかし彼かれらは、その文字もじを読よむことも、その意味いみを王おうに告つげることもできなかった。

ダニエル書5:9 これを見みて、ベルシャツァル王おうはますますおびえ、顔色かおいろは変かわり果はてた。高官こうかんたちも、どうしてよいかわからず取とり乱みだした。

ダニエル書5:10 王おうと高官こうかんたちの声こえを聞きいて、王妃おうひが宴会えんかいの広間ひろまに入はいってきた。そして王妃おうひは言いった。「王おうよ、いつまでもお元気げんきでいらっしゃいますように。どうか思おもい悩なやまないでください。顔色かおいろを変かえる必要ひつようもありません。

ダニエル書5:11 この国くにには、聖せいなる神々かみがみの霊れいが宿やどっている人ひとがいます。あなたの父ちち上じょうの時代じだいに、その人ひとのうちに、神々かみがみの知恵ちえのような光ひかりと洞察どうさつと知恵ちえがあることがわかりました。父ちち上うえであるネブカドネツァル王おうは、その人ひとを、魔術まじゅつ師し・まじない師し・カルデアの占星せんせい術師じゅつし・占うらない師したちの長ちょうに任命にんめいなさいました。

ダニエル書5:12 この人ひとダニエルには、すぐれた霊れいと知識ちしきと洞察どうさつ力りょくがあり、夢ゆめを解とき明あかし、なぞを説とき、難むずかしい問題もんだいを解とくことができると認みとめられていました。王おうは彼かれにベルテシャツァルという名なをつけられました。今いますぐダニエルをお呼よびください。きっと、その意味いみを解とき明あかしてくれるでしょう。」

ダニエル書5:13 こうしてダニエルが王おうの前まえに連つれて来こられた。王おうはダニエルに言いった。「おまえが、あの父ちち上うえがユダから連つれて来きた捕とらわれの民たみ、ユダの人ひとダニエルか。

ダニエル書5:17 するとダニエルは王おうの前まえで答こたえた。「その贈おくり物ものはご自分じぶんのものになさってください。褒美ほうびはほかの方かたにお与あたえください。それでも、わたしはこの文字もじを王おうのために読よみ、その意味いみをお教おしえしましょう。

ダニエル書5:18 王おうよ、いと高たかき神かみは、あなたの父ちち上うえネブカドネツァルに、王おうとしての位くらいと偉大いだいさ、栄光えいこうと威厳いげんをお与あたえになりました。

ダニエル書5:21 彼かれは人々ひとびとの中なかから追おい出だされ、その心こころは獣けもののようにされ、野のろばと共ともに住すみ、牛うしのように草くさを食たべ、体からだは天てんの露ろにぬれました。こうして彼かれはついに悟さとったのです。いと高たかき神かみが人ひとの国くにを支配しはいし、御み心こころのままにだれでも王おうとして立たてられる、ということを。

ダニエル書5:30 その夜よる、カルデア人にんの王おうベルシャツァルは殺ころされた。

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