「だます」が出てくる聖書の箇所
「だます」は日常訳第1版の94か所(旧約57・新約37)に出てきます。「だませる」「騙す」も含みます。口語訳では16か所。
創世記(8か所)
創世記3:13 神である主は女に言った。「あなたは何ということをしたのか。」女は答えた。「あのへびにだまされて、わたしは食べてしまったのです。」
創世記21:23 今、ここでわたしに、神にかけて誓ってほしい。わたしのことも、わたしの子や孫のことも、決してだまさないと。わたしがあなたに慈しみを尽くしたように、あなたもわたしに、そしてあなたが住んでいるこの地に、同じようにしてほしい。」
創世記27:12 おそらく父はわたしにさわってみるだろう。そうすれば、わたしは父をだます者だと思われてしまう。祝福どころか、のろいを受けることになる」
創世記27:35 イサクは言った。「弟が来て、お前をだましてお前の祝福を奪ってしまった」
創世記29:25 朝になってみると、それはレアだった。ヤコブはラバンに言った。「どうしてこんなことをしたんですか。わたしはラケルのために働いてきたんじゃないですか。どうしてわたしをだましたんですか。」
創世記31:7 あなたがたのお父さんはわたしをだまして、報酬を何度も変えてきた。でも神は、彼がわたしに害を与えることをお許しにならなかった。
創世記31:26 ラバンはヤコブに言った。「いったい何ということをしたんだ。わたしをだまして、娘たちをまるで戦争の捕虜みたいに連れ去ってしまうなんて。
創世記31:27 なぜこっそり逃げ出して、わたしをだましたのか。どうして何も言ってくれなかったんだ。言ってくれれば、タンバリンや竪琴を鳴らし、喜びの歌でにぎやかに送り出したのに。
出エジプト記(1か所)
出エジプト8:29 モーセは言った。「わたしは今あなたのところから出て行き、主に祈ります。そうすれば明日、あぶの群れがファラオからも、家来たちからも、民からも離れていくでしょう。ただ、もう二度とファラオがわたしたちをだますことのないようにしてください。民が主にいけにえをささげに行くのを、妨げないでください。」
レビ記(4か所)
レビ記6:2 「もし人が罪を犯し、主に対して不誠実なことをした場合——たとえば、預かった物や手渡された物のことで隣人をだましたり、物を奪ったり、隣人からゆすり取ったりした場合、
レビ記19:11 盗んではならない。だましてはならない。互いに嘘をついてはならない。
レビ記25:14 隣人に何かを売ったり、隣人から買ったりするときは、互いにだまし合ってはいけない。
レビ記25:17 互いにだまし合ってはいけない。あなたの神を恐れなさい。わたしはあなたたちの神、主だからだ。
民数記(1か所)
民数記25:18 彼らはたくらみをめぐらせて、あなたたちを敵として苦しめたからだ。ペオルの一件でも、また彼らの姉妹であるコズビの一件でも、あなたたちをだました。コズビはミディアンの長の娘で、ペオルのことで起きた疫病の日に殺された女だ。」
ヨシュア記(1か所)
ヨシュア記9:22 ヨシュアは彼らを呼び寄せて、こう言った。「あなたたちは、本当はすぐそばに住んでいるのに、『わたしたちはあなたたちからずっと遠くの者だ』と言って、なぜわたしたちをだましたのか。
サムエル記上(4か所)
サムエル第一12:3 さあ、わたしはここにいる。主の前で、そして主が油を注がれた王の前で、わたしについて証言してくれ。わたしは誰の牛を取っただろうか。誰のろばを取っただろうか。誰かをだましたか。誰かを虐げたか。誰かの手から賄賂を受け取り、見て見ぬふりをしたか。もしそうなら、あなたたちに返そう。」
サムエル第一12:4 人々は答えた。「あなたはわたしたちをだましたことも、虐げたこともない。誰の手から何かを取ったこともない。」
サムエル第一19:17 サウルはミカルに言った。「どうしてこんなふうにわたしをだまし、わたしの敵を逃がしたのか。」ミカルはサウルに答えた。「あの人が『逃がしてくれ。さもないとお前を殺す』とわたしに言ったのです。」
サムエル第一28:12 女はサムエルを見ると、大声で叫んだ。そしてサウルに言った。「どうしてわたしをだましたのですか。あなたはサウルではありませんか。」
サムエル記下(2か所)
サムエル第二3:25 ネルの子アブネルがどんな男か、ご存じでしょう。彼はあなたをだますために来たのです。あなたの動きをすべて探り、何をしているのか、すっかり知るために来たのですよ。」
サムエル第二19:26 彼は答えた。「王であるわたしの主よ、わたしの召使いがわたしをだましたのです。このしもべは足が不自由なので、『ろばに鞍をつけ、それに乗って王といっしょに行こう』と思っていました。ところが召使いは用意してくれなかったのです。
列王紀下(2か所)
列王紀下18:29 王はこう言っている。ヒゼキヤにだまされるな。ヒゼキヤはお前たちを王の手から救い出すことなどできない。
列王紀下19:10 「ユダの王ヒゼキヤにこう言え。お前が頼りにしている神にだまされるな。『エルサレムはアッシリアの王の手に渡されることはない』などという言葉を信じるな。
歴代志下(1か所)
歴代志下32:15 だから今、ヒゼキヤにだまされるな。こんなふうにそそのかされるな。彼を信じるな。どんな国、どんな王国の神も、自分の民をわたしの手からも、わたしの先祖たちの手からも救い出せなかったのだ。ましてお前たちの神が、お前たちをわたしの手から救い出せるはずがない。」
ヨブ記(4か所)
ヨブ記12:16 力と知恵は神とともにある。だまされる者もだます者も、神のものだ。
ヨブ記13:9 神があなたたちを調べるとき、あなたたちは無事でいられるだろうか。人をだますように神をだませると思っているのか。
ヨブ記15:31 だまされて、むなしいものに頼ってはいけない。それがむなしいものだからだ。むなしさこそが、その人の受け取る報いになる。
ヨブ記31:5 もし、わたしがうそと共に歩み、この足が人をだまそうと急いだことがあるなら、
詩篇(8か所)
詩篇5:6 あなたは偽りを語る者を滅ぼす。血を流す者、人をだます者を、主は憎む。
詩篇35:20 彼らは平和を語らない。この地で穏やかに暮らす人たちを陥れようと、だます言葉をたくらんでいるからだ。
詩篇43:1 神よ、わたしを正しく裁いてください。神を敬わない民に対して、わたしの訴えを弁護してください。だます者、不正を働く者から、わたしを救い出してください。
詩篇52:2 おまえの舌は人を滅ぼすことばかり企てている。人をだますおまえの舌は、研ぎすまされたかみそりのようだ。
詩篇52:4 お前は人を破滅させる言葉ばかりを愛している。人をだます舌よ。
詩篇55:23 でも神よ、あなたは彼らを滅びの穴へ突き落とす。人の血を流す者、人をだます者は、その人生を半分も生きられない。でもわたしは、あなたに信頼する。
詩篇101:7 だます者はわたしの家に住まわせない。うそをつく者はわたしの前にいられない。
詩篇120:2 主よ、うそをつく唇から、人をだます舌から、わたしを助け出してください。
箴言(8か所)
箴言12:5 正しい人の思いは、公正だ。でも、悪人のたくらみは、人をだますものだ。
箴言12:17 真実を語る人は、正しいことを述べる。でも、うその証人は、人をだます。
箴言14:8 賢い人の知恵は、自分の進む道をわきまえることだ。でも、愚かな者の愚かさは、人をだますことだ。
箴言20:17 だまして手に入れたパンは、その人には甘い。でも後で、口の中は砂利でいっぱいになる。
箴言23:3 そのごちそうを欲しがってはいけない。それは人をだます食べ物だから。
箴言24:28 理由もないのに、隣人に不利な証言をしてはいけない。くちびるで人をだましてはいけない。
箴言26:19 隣人をだましておいて「ただの冗談だよ」と言う人は、まさにそれと同じだ。
箴言26:24 人を憎む者は、口先では本心を隠す。でも心の中では、だまそうとたくらんでいる。
イザヤ書(2か所)
イザヤ書36:14 王はこう言っている。『ヒゼキヤにだまされるな。彼はお前たちを救い出すことなどできない。
イザヤ書37:10 「ユダの王ヒゼキヤにこう伝えよ。『あなたが頼りにしている神が、〈エルサレムはアッシリアの王の手に渡されない〉と言って、あなたをだますことのないようにせよ。
エレミヤ書(6か所)
エレミヤ書4:10 そこでわたしは言った。「ああ、主なる神よ。あなたはこの民とエルサレムをすっかりだましてしまわれたのですか。『あなたたちは平安を得る』と言われたのに、剣は命にまで届いています。」
エレミヤ書9:4 だれもが隣人に気をつけろ。どんな兄弟も信用するな。どの兄弟も人をだまし、どの隣人も陰口を言いふらして歩くのだから。
エレミヤ書20:7 主よ、あなたはわたしをだましました。わたしはだまされました。あなたはわたしより強く、わたしを打ち負かしました。わたしは一日じゅう笑いものにされ、だれもがわたしをあざけります。
エレミヤ書20:10 わたしには、大勢の人がささやくのが聞こえます。「まわりじゅうが恐怖だ。あいつを訴えろ、おれたちが訴えてやる」と。わたしの親しい友人でさえ、みなわたしのつまずくのを待ちかまえて言うのです。「もしかしたらあいつはだまされるかもしれない。そうすれば勝って、仕返しをしてやれる」と。
エレミヤ書29:8 イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。あなたたちの間にいる預言者や占い師にだまされてはならない。彼らが見る夢に耳を貸してはならない。
エレミヤ書37:9 主はこう言われる。『カルデア人はきっと自分たちから離れていく』と言って、自分をだましてはいけない。彼らは離れていかない。
エゼキエル書(1か所)
エゼキエル書14:9 もし預言者がだまされて何かを語ったとすれば、その預言者をだましたのはこのわたし、主である。わたしは手を伸ばして彼を打ち、わたしの民イスラエルの中から滅ぼす。
アモス書(1か所)
アモス書8:5 お前たちはこう言っている。「新月の祭りは、いつ終わるのか。そうすれば穀物を売れるのに。安息日は、いつ終わるのか。そうすれば麦を売り出せるのに。」そして升を小さくして量をごまかし、代金のおもりを重くし、いんちきな天秤で人をだます。
ミカ書(1か所)
ミカ書6:10 悪者の家には、まだ不正にためこんだ財宝があるのか。人をだますあの小さすぎる升が、まだあるのか。それは呪わしいものだ。
ゼパニヤ書(1か所)
ゼパニヤ書3:13 イスラエルの生き残った者たちは、もう悪いことをしない。うそもつかない。人をだます言葉が、その口から出ることもない。彼らは羊のように草を食べ、身を横たえて休む。おびえさせる者は、もういない。
ゼカリヤ書(1か所)
ゼカリヤ書13:4 その日、預言者たちは皆、自分が見たと言い張る幻を恥じるようになる。人をだますために、預言者らしい毛皮の外套を着ることもしなくなる。
マタイによる福音書(6か所)
マタイ2:16 ヘロデは、占星術師たちにだまされたと気づいて、激しく怒った。そして人を送り、占星術師たちから聞き出した時期をもとに、ベツレヘムとその周辺一帯にいる二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。
マタイ24:4 イエスは彼らに答えて言った。「だれにもだまされないように気をつけなさい。
マタイ24:5 多くの人がわたしの名を名乗って現れる。「わたしはキリストだ」と言って、大勢の人をだますだろう。
マタイ24:11 また、多くのにせ預言者が現れて、多くの人をだますようになる。
マタイ24:24 偽キリストや偽預言者が現れて、大きなしるしや不思議なわざを行う。できるなら神に選ばれた人たちさえもだまそうとする。
マタイ27:63 「長官、思い出したのですが、あの人をだます男は、まだ生きていたとき『三日後に自分は生き返る』と言っていました。
マルコによる福音書(3か所)
マルコ13:5 イエスは彼らに話しはじめた。「気をつけなさい。だれにもだまされないように。
マルコ13:6 多くの者がわたしの名を使って現れ、『わたしはその者である』と言って、大勢の人をだますだろう。
マルコ13:22 にせのキリストやにせの預言者が現れて、しるしや不思議なわざを見せるからだ。できるなら、神に選ばれた人たちさえもだまそうとする。
ルカによる福音書(1か所)
ルカ21:8 イエスは言った。「だまされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名乗ってやって来て、『わたしがその者だ』とか『その時が近づいた』とか言う。でも、彼らについて行ってはいけない。
ヨハネによる福音書(2か所)
ヨハネ7:12 群衆の中では、イエスについていろいろなうわさが飛び交っていた。「いい人だよ」と言う人もいれば、「いや、あの人は群衆をだましている」と言う人もいた。
ヨハネ7:47 パリサイ派の人たちは答えた。「あなたたちまでだまされているのか。
ローマ人への手紙(3か所)
ローマ3:13 彼らののどは、開いた墓だ。舌で人をだまし、くちびるには毒蛇の毒がある。
ローマ7:11 罪は戒めにつけこみ、この戒めを利用してわたしをだまし、わたしを殺したのだ。
ローマ16:18 こういう人たちは、わたしたちの主キリストではなく、自分の欲に仕えている。そして口当たりのいい言葉やほめ言葉で、何も疑わない素直な人たちの心をだましているのだ。
コリント人への第一の手紙(3か所)
コリント第一3:18 自分をだましてはいけない。もしあなたがたの中に、自分はこの世で賢いと思っている人がいるなら、その人は愚か者になりなさい。そうすれば、本当に賢くなれる。
コリント第一6:9 知らないのか。正しくない者は、神の御国を受け継ぐことはない。だまされてはいけない。性的に不品行な者、偶像を拝む者、姦淫をする者、男娼となる者、男どうしで交わる者、
コリント第一15:33 だまされてはいけない。「悪い付き合いは、良い習慣を台なしにする」のだ。
コリント人への第二の手紙(4か所)
コリント第二6:8 栄光のときも、辱めのときも、悪く言われるときも、よく言われるときも、変わらない。わたしたちは人をだます者のように見られても、真実な者であり、
コリント第二11:3 でも心配なのだ。あの蛇が悪知恵でエバをだましたように、あなたがたの心も、キリストへの真っすぐで純粋な思いから引き離され、だめにされてしまうのではないか、と。
コリント第二11:13 そういう者たちは、にせの使徒であり、人をだます働き手だ。キリストの使徒であるかのように、自分を装っているにすぎない。
コリント第二12:16 まあ、いいだろう。わたしはあなたたちに負担をかけなかった。それでも、「抜け目のないやつで、うまくだまして取り込んだ」というわけだ。
ガラテヤ人への手紙(2か所)
ガラテヤ3:1 物分かりの悪いガラテヤの人たち。だれにだまされたのか。あなたたちの目の前に、十字架につけられたイエス・キリストが、はっきりと描き出されていたのに。
ガラテヤ6:3 自分は何者かだと思い込んでいる人がいても、実は何者でもないのなら、その人は自分をだましているだけだ。
エペソ人への手紙(1か所)
エペソ5:6 だれにも、むなしい言葉でだまされてはいけない。こうしたことのために、神の怒りは、従おうとしない者たちに下るのだから。
コロサイ人への手紙(1か所)
コロサイ2:4 こう言うのは、だれかがもっともらしい言葉であなたがたをだますことのないようにするためだ。
テサロニケ人への第一の手紙(2か所)
テサロニケ第一2:3 わたしたちの語りかけは、間違った教えから出たものでも、汚れた動機からでも、人をだますためでもない。
テサロニケ第一4:6 また、このことで、だれも一線を越えて、自分の兄弟をだましてはならない。主は、こうしたことすべてに対して罰を下す方だからだ。このことは、前もってあなたがたに告げ、はっきりと警告しておいたとおりだ。
テサロニケ人への第二の手紙(1か所)
テサロニケ第二2:3 どんな形であれ、だれにもだまされないように。その日が来る前に、まず神に背く動きが起こり、あの滅びの子、無法者が姿を現すからだ。
テモテへの第一の手紙(2か所)
テモテ第一2:14 そして、だまされたのはアダムではない。だまされて罪を犯したのは女性のほうだった。
テモテ第一4:1 でも、霊ははっきりと言っている。終わりの時代が近づくと、信仰から離れていく人たちが出てくる。人をだます霊や、悪霊の教えに心を引き寄せられてしまうのだ。
テモテへの第二の手紙(1か所)
テモテ第二3:13 悪い人間やペテン師は、ますます悪くなっていく。人をだまし、自分もだまされながら。
テトスへの手紙(1か所)
テトス1:10 というのも、言うことを聞かない人、中身のないおしゃべりをする人、人をだます人がたくさんいるからだ。特に、割礼にこだわるユダヤ人の中にそういう人が多い。
ヘブル人への手紙(1か所)
ヘブル3:13 だから、「今日」と呼ばれている間、毎日互いに励まし合ってほしい。あなたたちの中に、罪の巧みなごまかしにだまされて、心をかたくなにする者が出ないように。
ヨハネの第一の手紙(1か所)
ヨハネ第一3:7 子どもたちよ、だれにもだまされてはいけない。正しいことを行う人は、キリストが正しいのと同じように、正しい人なのだ。
ヨハネの第二の手紙(1か所)
ヨハネ第二1:7 なぜなら、人をだます者が大勢、世に出てきたからです。彼らは、イエス・キリストが人となって来られたことを認めません。こういう者こそ、人をだます者であり、反キリストです。
ヨハネの黙示録(1か所)
黙示録13:14 そして、最初の獣の前で行うことを許されたしるしを使って、地に住む人たちをだました。獣は、地に住む人たちにこう命じた。剣で傷を受けながらも生き返った、あの最初の獣の像を造れ、と。