「愚か者」(おろかもの)が出てくる聖書の箇所
「愚か者」(おろかもの)は日常訳第1版の68か所(旧約57・新約11)に出てきます。口語訳では11か所。
サムエル記上(1か所)
サムエル第一25:25 わが主よ、どうかあの卑劣な男ナバルのことは、気にかけないでください。彼は名前のとおりの人なのです。ナバルという名前は『愚か者』という意味で、まさにその名のとおり、彼はいつも愚かなことばかりしています。このわたしは、あなたが送った若い人たちに会えませんでした。
サムエル記下(1か所)
サムエル第二3:33 王はアブネルのために嘆きの歌をうたった。「アブネルは、愚か者が死ぬように死ななければならなかったのか。
ヨブ記(2か所)
ヨブ記12:17 彼は策士たちを裸にして引いて行き、裁判官たちを愚か者にする。
ヨブ記30:8 彼らは愚か者の子、名もない者の子だ。むち打たれて、この地から追い出された。
詩篇(2か所)
詩篇74:22 神よ、立ち上がって、あなた自身の訴えを訴えてください。愚か者が一日中あなたをあざけっているのを、どうか忘れないでください。
詩篇94:8 民の中の分からず屋よ、よく考えてみろ。愚か者よ、いつになったら賢くなるのか。
箴言(33か所)
箴言1:7 主を畏れること、それが知識の始まりだ。でも愚か者は、知恵と教えをばかにする。
箴言1:22 「浅はかな者たちよ、いつまで浅はかさを愛しているのか。人をあざける者はあざけりを楽しみ、愚か者は知ることを嫌っている。
箴言1:32 浅はかな者は背を向けて自らを滅ぼし、愚か者は安穏に浸って自らを破滅させる。
箴言7:22 若者はすぐに女のあとをついて行った。屠り場へ引かれる牛のように、足かせをはめられる愚か者のように。
箴言10:8 心の賢い人は、教えを素直に受け入れる。でも口ばかりの愚か者は、つまずいて倒れる。
箴言10:10 こっそり目くばせする人は、まわりに苦しみを引き起こす。そして口ばかりの愚か者は、つまずいて倒れる。
箴言10:14 賢い人は、知識をたくわえていく。でも愚か者の口は、破滅をすぐそばに招く。
箴言10:18 憎しみを隠す人は、うそをつくくちびるを持っている。そして人の悪口を言いふらす人は、愚か者だ。
箴言10:21 正しい人のくちびるは、多くの人を養う。でも愚か者は、思慮が足りなくて死ぬ。
箴言10:23 愚か者は、悪だくみを遊びのようにする。でも分別のある人は、知恵を喜びとする。
箴言16:22 分別は、それを持つ人にとって命の泉だ。でも愚か者にとっての戒めは、自分の愚かさそのものだ。
箴言17:12 愚か者の愚かさに出くわすくらいなら、子を奪われた熊に出会うほうがまだましだ。
箴言17:16 何のために、愚か者の手に知恵を買うお金があるのか。学ぶ心などないのに。
箴言17:21 愚か者を子に持つと、親は嘆くことになる。愚かな者の父に、喜びはない。
箴言17:24 分別のある人は、すぐ目の前の知恵を見つめる。でも愚か者の目は、地の果てをさまよっている。
箴言17:28 愚か者でも、黙っていれば賢く見える。口を閉じていれば、分別があると思われる。
箴言19:1 貧しくても正直に生きる人のほうが、口のねじ曲がった愚か者よりも良い。
箴言19:10 愚か者にぜいたくは似合わない。まして召使いが君主を支配するなど、なおさらだ。
箴言26:1 夏に雪が降り、刈り入れ時に雨が降るのがふさわしくないように、愚か者に名誉は似合わない。
箴言26:3 馬にはむち、ろばにはくつわ、そして愚か者の背には棒がいる。
箴言26:4 愚か者に、その愚かさに合わせて答えてはいけない。あなたまで同じようになってしまうから。
箴言26:5 いや、愚か者には、その愚かさに合わせて答えなさい。自分は賢いと思い込ませないために。
箴言26:6 愚か者に用事を託して送る者は、自分の足を切り落とし、災いを飲むようなものだ。
箴言26:7 足の不自由な人の両足がだらりと垂れて役に立たないように、愚か者の口から出ることわざも役に立たない。
箴言26:8 石を投石器に結びつけるようなもの。愚か者に名誉を与えるのは、それと同じだ。
箴言26:9 酔っぱらいの手に握られたとげの枝のように、愚か者の口から出ることわざは危なっかしい。
箴言26:10 手当たりしだいに射る射手のように、愚か者を雇ったり、通りすがりの人を雇ったりする者は危ない。
箴言26:11 犬が自分の吐いたものにまた戻ってくるように、愚か者は同じ愚かさを何度も繰り返す。
箴言26:12 自分を賢いと思い込んでいる人を見たことがあるか。そんな人よりも、愚か者のほうがまだ望みがある。
箴言27:3 石は重く、砂も重い。でも、愚か者がいらだたせるほうが、その両方より重い。
箴言27:22 愚か者を臼に入れ、麦と一緒に杵でついても、その愚かさは、その人から離れていかない。
箴言28:26 自分の考えだけを頼りにする者は愚か者だ。でも、知恵をもって歩む人は救われる。
箴言30:22 奴隷が王になること、愚か者が腹いっぱいになること、
伝道の書(12か所)
伝道の書5:1 神の家に行くときは、足もとに気をつけよう。愚か者のようにいけにえをささげるより、近づいて聞くほうがいい。彼らは自分が悪いことをしているのに、それに気づいてすらいないのだから。
伝道の書5:3 気がかりが多いと夢を見るように、言葉が多いと愚か者の声になる。
伝道の書5:4 神に何かを誓ったら、それを果たすのを先延ばしにしてはいけない。神は愚か者を喜ばないのだ。誓ったことは、必ず果たそう。
伝道の書7:17 悪すぎる者になってもいけないし、愚か者になってもいけない。どうして自分の時が来る前に死ぬようなことをするのか。
伝道の書9:17 知恵ある人の言葉は、静かに語られても聞き入れられる。愚か者たちを率いる支配者の叫びよりも、ずっと。
伝道の書10:2 知恵ある人の心は右へ向かい、愚か者の心は左へ向かう。
伝道の書10:3 愚か者は道を歩いているときでさえ、その心が抜けている。そして、出会う人みんなに、自分が愚か者だと言いふらしているようなものだ。
伝道の書10:6 愚か者が高い地位につけられ、金持ちが低いところに座らされているのだ。
伝道の書10:12 知恵ある人の口から出る言葉は、人に好かれる。でも、愚か者は自分の唇に飲み込まれてしまう。
伝道の書10:13 愚か者の話は、はじめは愚かなことばかり。終わりには、たちの悪い狂気になる。
伝道の書10:14 それでも愚か者は、いくらでも言葉を並べる。これから何が起こるかは、だれにもわからない。自分が去ったあとに何が起こるかを、だれが教えられるだろう。
伝道の書10:15 愚か者は働いて疲れきる。町へ行く道さえ知らないのに。
イザヤ書(3か所)
イザヤ書19:11 ツォアンの首長たちは、まったくの愚か者だ。ファラオに仕える賢い助言者たちも、愚かな助言しかできない。あなたたちはどうしてファラオに「わたしは賢者の子、昔の王たちの子孫だ」と言えるのか。
イザヤ書32:5 愚か者がもう高潔な人と呼ばれることはなく、ずるい者が立派な人と言われることもない。
イザヤ書32:6 愚か者は愚かなことを口にし、心の中で悪をたくらむからだ。神を無視したふるまいをし、主について的外れなことを語る。飢えた人の魂を空っぽのままにし、渇いた人から飲み水を取り上げる。
エレミヤ書(2か所)
エレミヤ書17:11 自分で産まなかった卵を抱く鳥がいる。不正なやり方で富を得る者も、それと同じだ。人生の半ばでその富に見捨てられ、最後には愚か者となる。
エレミヤ書50:36 剣が偽りを語る者たちに下り、彼らは愚か者となる。剣が勇士たちに下り、彼らはおののく。
ホセア書(1か所)
ホセア書9:7 刑罰の日が来た。報いの日が来た。イスラエルはそれを思い知る。「預言者は愚か者だ、霊に動かされた者はおかしくなっている」と。あなたたちの罪があまりに多く、敵意があまりに大きいからだ。
マタイによる福音書(2か所)
マタイ5:22 でも、わたしはあなたがたに言う。兄弟に腹を立てる者は、だれでも裁きを受ける。兄弟に「ばか」と言う者は、最高法院に引き渡される。「愚か者」と言う者は、燃える地獄に投げ込まれる。
マタイ23:17 愚か者、盲目な者たち。金と、その金を神聖なものにする神殿と、どちらが大事なのか。
ルカによる福音書(1か所)
ルカ12:20 でも神は彼に言った。『愚か者。おまえの命は、今夜のうちに取り上げられる。そうしたら、ためこんだ物はいったい誰のものになるのか。』
コリント人への第一の手紙(2か所)
コリント第一3:18 自分をだましてはいけない。もしあなたがたの中に、自分はこの世で賢いと思っている人がいるなら、その人は愚か者になりなさい。そうすれば、本当に賢くなれる。
コリント第一4:10 わたしたちはキリストのために愚か者だ。でも、あなたたちはキリストにあって賢い。わたしたちは弱いが、あなたたちは強い。あなたたちは尊敬されているが、わたしたちは見下されている。
コリント人への第二の手紙(6か所)
コリント第二11:16 もう一度言っておく。わたしを愚か者だと思わないでほしい。でも、もしそう思うのなら、愚か者としてでもいいから受け入れてほしい。わたしにも少しだけ誇らせてもらいたいのだ。
コリント第二11:17 これから言うことは、主にならって言うのではない。誇りを胸に、いわば愚か者になったつもりで言うことだ。
コリント第二11:19 あなたたちは賢い人なのに、愚か者を喜んで大目に見てくれる。
コリント第二11:21 言うのも恥ずかしいが、その点ではわたしたちは弱かったと認めよう。でも、だれかが何かを堂々と誇るなら――愚か者になったつもりで言うが――わたしも堂々と誇ろう。
コリント第二12:6 もし誇りたいと思っても、わたしは愚か者にはならない。本当のことを話すのだから。ただ、わたしは控えておく。だれかが、わたしを見て聞く以上に、わたしのことを高く評価しないようにするためだ。
コリント第二12:11 わたしは愚か者になってしまった。でも、あなたたちがそうさせたのだ。本当は、あなたたちがわたしを推薦してくれるべきだった。わたしは、あの「大使徒」たちに少しも劣ってはいない。たとえ自分は取るに足りない者だとしても。