詩篇 2章

詩篇2章の全12節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 なぜ、国々くにぐには騒さわぎ立たち、人々ひとびとはむなしいことを企くわだてるのか。

2 地ちの王おうたちは立たち上あがり、支配しはい者しゃたちは集あつまって、主しゅとその選えらばれた者ものに逆さからって、たくらむ。

3 「あの縄なわを引ひきちぎろう。あの綱つなを投なげ捨すててしまおう」と。

4 天てんに座ざしている方かたは笑わらう。主しゅは彼かれらをあざ笑わらう。

5 そして主しゅは怒いかりに燃もえて彼かれらに語かたりかけ、激はげしい憤いきどおりで彼かれらをおののかせる。

6 「わたしは、わたしの王おうを、聖せいなる山やまシオンに立たてた」

7 わたしは主しゅのお告つげを語かたり伝つたえよう。主しゅはわたしにこう言いわれた。「あなたはわたしの子こ。きょう、わたしがあなたを生うんだ。

8 わたしに求もとめよ。わたしは国々くにぐにをあなたの受うけ継つぐ財産ざいさんとして与あたえ、地ちの果はてまでもあなたのものとして与あたえる。

9 鉄てつの杖つえで彼かれらを打うち砕くだき、陶器とうきのように粉々こなごなに砕くくだく。

10 もろもろの王おうよ、今いま、賢かしこくなれ。地ちを治おさめる者ものたちよ、教おしえを受うけ入いれよ。

11 恐おそれをもって主しゅに仕つかえなさい。おののきながら喜よろこべ。

12 その足あしに口くちづけしなさい。そうしないと主しゅは怒おこり、あなたたちは道みちの途中とちゅうで滅ほろんでしまう。その怒いかりは、あっという間まに燃もえ上あがるからだ。主しゅに身みを寄よせる人ひとは、みな幸いさいわいだ。