目には目を歯には歯を

受けた害と同じだけの仕返しをすること。

30秒でわかる

  • やられたら、同じだけやり返すという意味で使われる言葉。
  • 旧約聖書の出エジプト記21章などに出てくる、律法の言葉が由来。
  • もとは、仕返しを受けた害と同じ程度までに限るための定めで、イエスはさらに、悪人に手向かうなと教えた。

由来となった聖書の言葉

しかし、ほかの害がいがある時ときは、命いのちには命いのち、目めには目め、歯はには歯は、手てには手て、足あしには足あし、焼やき傷しょうには焼やき傷しょう、傷きずには傷きず、打うち傷きずには打うち傷きずをもって償つぐなわなければならない。
出エジプト21:23-25
『目めには目めを、歯はには歯はを』と言いわれていたことは、あなたがたの聞きいているところである。しかし、わたしはあなたがたに言ゆう。悪人あくにんに手向てむかうな。もし、だれかがあなたの右みぎの頬ほおを打うつなら、ほかの頬ほおをも向むけてやりなさい。
マタイ5:38-39

もともとの意味

出エジプト記21章は、人に害を与えた場合の償いを「目には目、歯には歯」と定めている。これは仕返しをあおる言葉ではなく、受けた害より重い仕返しをさせないための、裁きの基準だった。同じような定めは、それより古いハムラビ法典にも見られる。イエスは山上の垂訓でこの言葉を取り上げ、「悪人に手向かうな」と教えた。

今の使い方

今では、ひどいことをされたら同じように仕返しをする、という意味で使われることが多い。もとの意味とは逆に、仕返しを勧める言葉として受け取られている。

  • 例:目には目をで言い返しても、けんかが長引くだけだ。

出エジプト21:23-25を聖書で読む →

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