詩篇 58章

詩篇58章の全11節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 本当ほんとうにお前まえたちは、正ただしいことを語かたっているのか。人々ひとびとを公平こうへいに裁さばいているのか。

2 いや、あなたたちは心こころの中なかで不正ふせいをたくらみ、この地ちで、その手ての暴力ぼうりょくを量はかり分わける。

3 悪者わるものは生うまれたときから正ただしい道みちを外はずれている。母ははの胎はらを出でたときから迷まよい出でて、うそばかり口くちにする。

4 彼かれらの毒どくは、ヘビの毒どくのようだ。まるで、耳みみをふさぐ、耳みみの聞きこえないコブラのように。

5 蛇使へびつかいの声こえに耳みみを貸かそうとしない。どんなに巧たくみに呪文じゅもんを唱となえる者ものの声こえにも、耳みみをふさいでいる。

6 神かみよ、彼かれらの口くちの中なかの歯はを砕くだいてください。主しゅよ、若わかい獅子ししのきばを打うち砕くだいてください。

7 彼かれらを、流ながれ去さる水みずのように消きえうせさせてください。弓ゆみを引ひいても、その矢やは先さきが折おれてしまいますように。

8 はいながら溶とけて消きえていくかたつむりのように、日ひの光ひかりを見みることなく終おわる死産しざんの子このように、彼かれらを消きえ去さらせてください。

9 あなたがたの鍋なべがいばらの火ひの熱ねつを感かんじるより早はやく、青あおい枝えだも燃もえる枝えだもつむじ風かぜに吹ふき払はらわれるように、彼かれらを吹ふき払はらってください。

10 正ただしい人ひとは、悪あくが罰ばっせられるのを見みて喜よろこぶ。悪者わるものの血ちで足あしを洗あらう。

11 そして人々ひとびとは言ゆうだろう。「やはり、正ただしい人ひとには報むくいがある。確たしかに、この地ちで裁さばきを行おこなう神かみがいるのだ」と。