詩篇 50章

詩篇50章の全23節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 全能ぜんのうの神かみ、主しゅが語かたりかけ、日ひの昇のぼるところから沈しずむところまで、地ちの全体ぜんたいに呼よびかけられた。

2 神かみは、この上うえなく美うつくしいシオンから光ひかりを放はなつ。

3 わたしたちの神かみは来こられる。黙だまってはおられない。神かみの前まえでは火ひが燃もえつくし、そのまわりでは嵐あらしが激はげしく吹ふき荒あれる。

4 神かみは、自分じぶんの民たみをさばくために、上うえにある天てんと、下したにある地ちに呼よびかける。

5 「いけにえをささげて、わたしと契約けいやくを結むすんだ者ものたち。わたしに忠実ちゅうじつな人ひとたちを、わたしのもとに集あつめよ」

6 天てんは神かみの正ただしさを告つげ知しらせる。神かみご自身じしんが裁さばく方かただからだ。セラ

7 わたしの民たみよ、聞きききなさい。わたしは語かたる。イスラエルよ、わたしはあなたに証言しょうげんする。わたしは神かみ、あなたの神かみなのだ。

8 わたしがあなたを責せめるのは、いけにえのことではない。焼やき尽つくすいけにえは、いつもわたしの前まえにあるのだから。

9 わたしは、あなたの家いえから雄牛おうしを取とることはない。囲かこいから雄おすやぎを取とることもない。

10 森もりのすべての獣けものは、わたしのものだ。数かぞえきれない丘おかにいる家畜かちくも、わたしのものだ。

11 山やまの鳥とりをすべて知しっている。野のに群むれるものも、みなわたしのそばにいる。

12 たとえわたしが飢うえても、あなたに言いうことはない。世界せかいも、その中なかに満みちるものも、みんなわたしのものだからだ。

13 わたしが雄牛おうしの肉にくを食たべ、雄おすやぎの血ちを飲のむとでもいうのか。

14 感謝かんしゃのいけにえを神かみにささげなさい。いと高たかき方かたに、あなたの誓ちかいを果はたしなさい。

15 苦くるしみの日ひにわたしを呼よべ。わたしはあなたを助たすけ出だす。そしてあなたはわたしをあがめる。」

16 でも神かみは、悪あくを行おこなう者ものにこう言いわれる。「おまえがわたしの決きまりを語かたるとは、どういうつもりだ。わたしの契約けいやくを口くちにするとは。

17 あなたは教おしえられることを嫌きらい、わたしの言葉ことばを放ほうり捨すてた。

18 泥棒どろぼうを見みればすぐに仲間なかまになり、浮気うわきをする者ものとなかまになる。

19 あなたは口くちを悪事あくじに走はしらせ、舌したでうそを組くみ立たてる。

20 座すわったまま、あなたは兄弟きょうだいの悪口わるぐちを言いいい、自分じぶんの母ははの子こをおとしめる。

21 あなたはこういうことをしてきた。それでもわたしは黙だまっていた。だからあなたは、わたしを自分じぶんと同おなじような者ものだと思おもい込こんだ。でも、わたしはあなたを問といただす。あなたの目めの前まえに、その罪つみを並ならべてみせる。

22 神かみを忘わすれてしまったあなたたち、このことをよく考かんがえてほしい。そうしないと、わたしはあなたを引ひき裂さく。だれも助たすけられない。

23 感謝かんしゃのいけにえをささげる人ひとは、わたしをあがめる。その道みちを正ただす人ひとに、わたしは神かみの救すくいを見みせよう。