詩篇 17章

詩篇17章の全15節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 主しゅよ、正ただしい訴うったえを聞きいてください。わたしの叫さけびに耳みみを向むけ、偽いつわりのない唇くちびるから出でるわたしの祈いのりに耳みみを傾かたむけてください。

2 どうかわたしへの裁さばきが、あなたのもとから下くだされますように。あなたの目めが、何なんが正ただしいかを見みきわめてくれますように。

3 あなたはわたしの心こころをためした。夜よる、わたしのところに来きて、調しらべつくした。それでも、悪わるいものは何なんひとつ見みつからない。わたしは心こころに決きめている。口くちで罪つみを犯おかすことはしない、と。

4 人ひとのふるまいについて言いえば、わたしはあなたのくちびるの言葉ことばに従したがって、乱暴らんぼうな者ものの道みちを避さけてきた。

5 わたしの歩あゆみがあなたの道みちからそれないように、しっかり支ささえてください。わたしの足あしがすべることはありませんでした。

6 神かみよ、わたしはあなたを呼よびます。あなたは必かならず答こたえてくださるから。どうか耳みみを傾かたむけて、わたしの言いうことを聞きいてください。

7 寄より頼たのむ者ものを、あなたに逆さからう者ものから右みぎの手てで救すくうあなた。その変かわらぬ愛あいを、驚おどろくばかりに示ししめしてほしい。

8 ひとみのようにわたしを守まもってほしい。あなたの翼つばさの陰かげに、わたしをかくまってほしい。

9 悪人あくにんがわたしを襲おそってくる。わたしを取とり囲かこむ、命いのちを狙ねらう敵てきから守まもってほしい。

10 彼かれらは自分じぶんの脂肪しぼうに包つつまれて、あわれみの心こころを閉とざしている。その口くちは高たかぶって語かたる。

11 彼かれらは今いま、わたしの歩あゆみを取とり囲かこむ。地ちに打うち倒たおそうと、その目めを光ひからせている。

12 ライオンのように獲物えものを求もとめ、隠かくれ場所ばしょにひそむ若わかいライオンのようだ。

13 主しゅよ、立たち上あがってください。彼かれらに立たち向むかい、打うち倒たおしてください。あなたの剣けんで、悪わるい者ものからわたしの魂たましいを救すくい出だしてください。

14 主しゅよ、あなたの手てで、この世よの人々ひとびとからわたしを救すくってください。彼かれらはこの世よでごほうびを受うけ取とり、あなたがたくわえた宝たからで腹はらを満みたしている。子こどもがたくさんいて満みち足たり、その財産ざいさんを孫まごたちにまで残のこしていくのです。

15 わたしは正ただしさのうちに、あなたの顔かおを見みる。目めが覚さめるとき、あなたの姿すがたを見みて、満みち足たりる。