申命記 17章
申命記17章の全20節。日常訳第1版、ふりがな付き。
1 あなたの神、主には、傷のある牛や羊、どこかに欠陥のある家畜をささげてはならない。それは、あなたの神、主が忌み嫌われることだからだ。
2 あなたの神、主が与えてくださる町のどこかで、こんな人が見つかることがあるかもしれない。男でも女でも、主が結んだ契約を破り、あなたの神、主の目に悪とされることをする人だ。
3 つまり、わたしが命じてもいないのに、ほかの神々のところへ行って仕え、それにひれ伏したり、太陽や月や星空の万象を拝んだりする人のことだ。
4 そのことがあなたに知らされ、あなたがそれを聞いたなら、しっかり調べなさい。それが本当のことで、確かにそのような忌むべきことがイスラエルで行われたと分かったなら、
5 その悪いことをした男、あるいは女を町の門の外に連れ出し、石で打ち殺しなさい。
6 人を死刑にするときは、二人か三人の証人の証言がなければならない。一人の証人の証言だけで死刑にしてはならない。
7 まず証人たちが手を下してその人を殺し、そのあとで民全員が手を下す。こうして、あなたたちの間から悪を取り除きなさい。
8 あなたの町で起こる裁判の中に、あなたには判断が難しすぎる問題が出てくるかもしれない。殺人に関する争いや、権利をめぐる争い、暴行に関する争いなどだ。そのときは、立って、あなたの神、主が選ばれる場所に上って行きなさい。
9 そして、レビ人の祭司たちと、そのときに任にある裁判官のもとへ行き、意見を求めなさい。彼らはあなたに、どう裁くべきかを告げてくれる。
10 主が選ばれるその場所で彼らが告げることに従って、あなたは行動しなさい。彼らが教えることすべてを、忠実に守って行いなさい。
11 彼らが教える律法と、彼らが言い渡す裁きのとおりに行いなさい。彼らが告げることから、右にも左にもそれてはならない。
12 もし、あなたの神、主に仕えてそこに立つ祭司や、裁判官の言うことを聞かず、思い上がって勝手にふるまう者がいたら、その者は死刑にしなさい。こうして、イスラエルから悪を取り除きなさい。
13 民はみなこれを聞いて恐れ、二度と思い上がって勝手にふるまうことはなくなる。
14 あなたの神、主が与えてくださる地に入り、それを自分のものとして住むようになったとき、あなたは「周りのすべての国々のように、自分たちの上に王を立てよう」と言うだろう。
15 そのときは、あなたの神、主が選ばれる者を、必ず王として立てなさい。あなたの同胞の中から王を立てなさい。同胞ではない外国人を王にしてはならない。
16 ただし、王は自分のために馬を増やしてはならない。馬を増やそうとして、民をエジプトへ連れ戻してはならない。主はあなたたちに、「二度とあの道を引き返してはならない」と言われたからだ。
17 また、王は多くの妻を持ってはならない。心が主から離れてしまうからだ。自分のために銀や金をため込みすぎてもならない。
18 王は、その王国の王座に着いたら、レビ人の祭司たちの前にあるこの律法を、自分のために巻物に書き写しなさい。
19 それを手もとに置き、生きているかぎり毎日それを読みなさい。そうすれば、自分の神、主を恐れることを学び、この律法のすべての言葉と、これらの定めを守って行うようになる。
20 そうすれば、王の心が同胞よりも高ぶることなく、命令から右にも左にもそれることもない。そして、王も、その子孫も、イスラエルの中で長く王国を治めることができる。