汝の敵を愛せよ

「汝の敵を愛せよ」は文語訳聖書の言い回しから広まった形です。口語訳聖書では「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」と書かれています。

自分を憎む者さえも愛しなさいという教え。

30秒でわかる

  • 自分に害を与える相手をも愛しなさい、という教え。
  • マタイによる福音書5章、イエスの山上の垂訓の言葉が由来。
  • 天の父が悪い者にも良い者にも太陽をのぼらせるように、分け隔てなく愛せという意味。

由来となった聖書の言葉

『隣となり人びとを愛あいし、敵てきを憎にくめ』と言いわれていたことは、あなたがたの聞きいているところである。しかし、わたしはあなたがたに言ゆう。敵てきを愛あいし、迫害はくがいする者もののために祈いのれ。こうして、天てんにいますあなたがたの父ちちの子ことなるためである。天てんの父ちちは、悪わるい者ものの上うえにも良よい者ものの上うえにも、太陽たいようをのぼらせ、正ただしい者ものにも正ただしくない者ものにも、雨あめを降ふらして下くださるからである。
マタイ5:43-45

もともとの意味

イエスは、隣り人を愛し敵を憎めと言われてきたことに対して、「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」と教えた。天の父は悪い者の上にも良い者の上にも太陽をのぼらせ、雨を降らせてくださる。その父の子らしく、分け隔てなく愛せよ、という教えである。

今の使い方

今では、キリスト教の愛の教えを代表する言葉として、宗教を越えて広く知られている。

  • 例:汝の敵を愛せよという言葉は、実行するのがいちばん難しい教えだと思う。

マタイ5:43-45を聖書で読む →

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