詩篇 90章

詩篇90章の全17節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 主しゅよ、あなたは代々だいだい、わたしたちの住すまいでした。

2 山々やまやまが生うまれる前まえから、あなたが大地だいちと世界せかいを生うみ出だす前まえから、そして永遠えいえんの昔むかしから永遠えいえんの未来みらいまで、あなたは神かみ。

3 あなたは人ひとをちりに帰かえらせて、「人ひとよ、帰かえれ」と言いわれる。

4 あなたの目めには、千せん年ねんもきのう過すぎ去さった一日いちにちのよう。夜よるのひとときのようだ。

5 あなたは人々ひとびとを眠ねむりのように押おし流ながす。彼かれらは朝あさに生はえてくる草くさのようだ。

6 朝あさには花はなを咲さかせ、生いき生いきとしている。でも夕方ゆうがたにはしおれて枯かれてしまう。

7 あなたの怒いかりによって、わたしたちは消きえ去さる。あなたの憤いきどおりに、わたしたちはおびえる。

8 あなたはわたしたちの罪つみをご自分じぶんの前まえに並ならべ、隠かくされた過あやまちをみ顔かおの光ひかりの中なかにさらけ出だされた。

9 われらの日々ひびは、あなたの怒いかりの前まえに消きえていく。人生じんせいは、ため息いきひとつのように終おわってしまう。

10 わたしたちの一生いっしょうは七十ななじゅう年ねんほど。元気げんきであっても八十はちじゅう年ねんほどだろう。でも、その日々ひびの多おおくは苦労くろうと痛いたみで、あっという間まに過すぎ去さり、わたしたちは飛とび去さっていく。

11 だれがあなたの怒いかりの激はげしさを知しっているだろう。あなたを恐おそれる思おもいにふさわしく、その憤いきどおりを知しる人ひとがいるだろうか。

12 われらに自分じぶんの日ひを数かぞえることを教おしえてください。そうすれば、知恵ちえある心こころを得えられます。

13 主しゅよ、戻もどってきてください。いつまで待またせるのですか。あなたのしもべたちを、あわれんでください。

14 朝あさごとに、あなたの変かわらぬ慈いつくしみでわたしたちを満みたしてほしい。そうすれば、わたしたちは生いきるかぎり毎日まいにち、喜よろこびおどることができる。

15 わたしたちを苦くるしめたその日々ひびの分ぶんだけ、わたしたちが災わざわいにあったその年月としつきの分ぶんだけ、今度こんどはわたしたちを喜よろこばせてほしい。

16 あなたのなさることを、あなたのしもべたちに見みせてください。あなたの輝かがやきを、その子こたちに。

17 わたしたちの神かみ、主しゅのいつくしみが、わたしたちの上うえにありますように。わたしたちの手てのわざを、確たしかなものにしてください。わたしたちの手てのわざを、確たしかなものにしてください。