詩篇 9章

詩篇9章の全20節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 主しゅよ、心こころを尽つくしてあなたに感謝かんしゃします。あなたの驚おどろくべき御ご業ごうをすべて語かたり伝つたえます。

2 あなたのうちにあって、わたしは喜よろこび、心こころをおどらせる。いと高たかき方かたよ、わたしはあなたの名なをほめ歌ううたう。

3 敵てきは退しりぞいて、あなたの前まえでつまずき、滅ほろびていった。

4 あなたはわたしの正ただしさを認みとめ、わたしの訴うったえを聞き入れききいれてくださった。正ただしく裁さばく方かたとして、王座おうざに着つかれたのだ。

5 敵てきをしかりつけ、悪あしき者ものを滅ほろぼし、その名なを永遠えいえんに消けし去さった。

6 敵てきは滅ほろび去さり、いつまでも廃墟はいきょとなった。あなたが引ひき抜ぬいた町々まちまちは、その記憶きおくさえ消きえてしまった。

7 でも主しゅは、いつまでも王座おうざにおられる。さばきのために、その座ざを整ととのえられた。

8 主しゅは義ぎによって世界せかいを裁さばき、公平こうへいに諸国しょこくの民たみを治おさめる。

9 主しゅはしいたげられている人ひとのとりで。苦くるしみのときの、とりでとなってくださる。

10 あなたの名なを知しる人ひとは、あなたに信頼しんらいする。主しゅよ、あなたを求もとめる人ひとを、あなたは決けっして見捨みすてないから。

11 シオンに住すむ主しゅをほめ歌うたおう。主しゅがなさったことを、人々ひとびとの間あいだで語かたり伝つたえよう。

12 流ながされた血ちの責任せきにんを問とうその方かたは、殺ころされた人ひとたちを心こころに留とめている。苦くるしむ人ひとの叫さけびを、決けっして忘わすれない。

13 主しゅよ、わたしを憎にくむ者ものからわたしが受うける苦くるしみを見みてください。わたしをあわれんでください。死しの門もんからわたしを引ひき上あげてくださる方かたよ。

14 シオンの娘むすめの門もんで、あなたのすばらしい行おこないをすべて語かたり伝つたえるために。わたしはあなたの救すくいを喜び歌うよろこびうたう。

15 国々くにぐには自分じぶんで掘ほった穴あなに落おち込こみ、自分じぶんで隠かくした網あみに足あしを取とられる。

16 主しゅは、正ただしいさばきを行おこなうことで、ご自分じぶんがどんな方かたかを示しめされた。悪人あくにんは、自分じぶんの手てでしたことのために、わなにかかる。ヒガヨン。セラ

17 悪人あくにんは死しの世界せかいへ帰かえって行いく。神かみを忘わすれるすべての国々くにぐにも同おなじだ。

18 貧まずしい者ものが永遠えいえんに忘わすれられることはない。苦くるしむ人ひとの望のぞみが消きえてなくなることも、決けっしてない。

19 主しゅよ、立たち上あがってください。人間にんげんに思おもい上あがらせないでください。あなたの前まえで、すべての国くにが裁さばかれますように。

20 主しゅよ、彼かれらに恐おそれを起おこさせてください。人間にんげんにすぎないと、諸国しょこくの民たみに思おもい知しらせてください。セラ