詩篇 39章

詩篇39章の全13節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 わたしはこう決きめた。「舌したで罪つみを犯おかさないよう、自分じぶんの歩あゆみに気きをつけよう。悪者わるものが目めの前まえにいる間あいだは、口くちにくつわをはめておこう。」

2 わたしは黙だまり込こみ、口くちを閉とざして、良よいことさえ言いわなかった。だが、わたしの痛いたみはますますひどくなった。

3 わたしの心こころは内うちで熱あつくなり、思おもいを巡めぐらすほどに火ひが燃もえた。そしてわたしは口くちを開ひらいて語かたった。

4 主しゅよ、わたしの終おわりを教おしえてください。わたしの日々ひびがどれだけ残のこっているのか。わたしの人生じんせいがどれほどはかないのかを、知しらせてください。

5 見みよ、あなたはわたしの日々ひびを手ての幅はばほどの短みじかさにされた。わたしの一生いっしょうも、あなたの前まえでは無ないに等ひとしい。ああ、どんな人ひとも、しっかり立たっているように見みえて、しょせんは息いきのようにはかない。セラ

6 人ひとはただ影かげのように歩あるき回まわる。あくせく動うごき回まわっても、すべてはむなしい。財産ざいさんを積つみ上あげても、それを誰だれが受うけ取とるのかは分わからない。

7 主しゅよ、では今いま、わたしは何なんを待まち望のぞんでいるのか。わたしの望のぞみは、あなたにある。

8 わたしを、すべての罪つみから救すくい出だしてください。愚おろかな者ものにあざけられるようにはしないでください。

9 わたしは黙だまって、口くちを開ひらかない。あなたがなさったことだから。

10 あなたが下くだす罰ばつを、わたしから取とり除のぞいてください。あなたの手てに打うたれて、わたしはもう力ちから尽つきています。

11 あなたは罪つみを責せめて人ひとを懲こらしめる。その人ひとが大切たいせつにしていたものを、虫むしが食くうように消けし去さってしまう。ああ、どんな人ひとも息いきのようにはかない。セラ

12 主しゅよ、わたしの祈いのりを聞きいてください。助たすけを求もとめる叫さけびに耳みみを傾かたむけてください。わたしの涙なみだを前まえに、黙だまっていないでください。わたしはあなたのもとに身みを寄よせる旅人たびびと。すべての先祖せんぞたちと同おなじように、この地ちに仮かりに住すむ者ものにすぎません。

13 わたしから目めをそらしてください。少すこしでも元気げんきを取とり戻もどせるように。わたしが去さって、いなくなってしまう前まえに。