詩篇 35章

詩篇35章の全28節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 主しゅよ、わたしと争あらそう者ものと争あらそってください。わたしと戦たたかう者ものと戦たたかってください。

2 盾たてと大おお盾たてを手てに取とり、立たち上あがってわたしを助たすけてください。

3 やりと投なげやりを抜ぬいて、わたしを追おい迫せまる者ものに立たちはだかってほしい。そして、「わたしはおまえを救すくう者ものだ」と、わたしに言いってください。

4 わたしの命いのちをねらう者ものたちが、恥はじをかき、はずかしめられますように。わたしを傷きずつけようとたくらむ者ものたちが、追おい返かえされ、うろたえますように。

5 彼かれらを風かぜに吹ふかれるもみ殻がらのようにしてください。主しゅの使つかいが彼かれらを追おい払はらいますように。

6 彼かれらの道みちを暗くくらく、滑すべりやすくしてください。主しゅの使つかいに、彼かれらを追おいかけさせてください。

7 理由りゆうもないのに、彼かれらはわたしを落おとそうと網あみを隠かくし、わけもなくわたしの魂たましいを狙ねらって穴あなを掘ほったのだから。

8 不意ふいに滅ほろびが彼かれらを襲おそいますように。自分じぶんで仕掛しかけた網あみに自分じぶんでかかり、その滅ほろびに落おちますように。

9 わたしの魂たましいは主しゅによって喜よろこび踊おどり、その救すくいを喜よろこび楽たのしむ。

10 わたしの骨ほねはすべてこう言ゆう。「主しゅよ、あなたのような方かたは、ほかにいません。弱よわい人ひとを、その人ひとより強つよい者ものから助たすけ出だし、弱よわい人ひとと貧まずしい人ひとを、その人ひとからうばい取とろうとする者ものから救すくい出だしてくださる方かたです」

11 偽いつわりの証人しょうにんが立たち上あがり、身みに覚おぼえのないことでわたしを問といただす。

12 彼かれらは、わたしの善意ぜんいに悪あくで報むくい、わたしの魂たましいを孤独こどくに突つき落おとす。

13 わたしは、彼かれらが病気びょうきのとき、荒布あらめをまとった。断食だんじきして、自分じぶんを苦くるしめた。祈いのりは、頭あたまを胸むねにたれてささげた。

14 わたしの友とも、わたしの兄弟きょうだいのために悲かなしむように、わたしは沈しずんでいた。母ははを失うしなって嘆なげく人ひとのように、うなだれて歩あるき回まわった。

15 わたしがつまずくと、彼かれらは喜よろこんで集あつまってきた。わたしが知しりもしないうちに、ならず者ものたちが集あつまってわたしを責せめ立たて、絶たえ間まなくわたしを引ひき裂さいた。

16 彼かれらは神かみを信しんじない者もののように、宴えんの席せきでわたしをあざけり、わたしに向むかって歯はぎしりした。

17 主しゅよ、いつまで見みているだけなのですか。わたしを彼かれらの破壊はかいから、わたしの大切たいせつな命いのちを若わかいライオンから救すくい出だしてください。

18 わたしは大勢おおぜいの集あつまりの中なかで、あなたに感謝かんしゃする。多おおくの人々ひとびとの中なかで、あなたをほめたたえる。

19 わたしを理由りゆうもなく敵てきとする者ものたちに、勝かち誇ほこる喜よろこびを与あたえないでください。理由りゆうもなくわたしを憎にくむ者ものたちに、目めくばせさせないでください。

20 彼かれらは平和へいわを語かたらない。この地ちで穏おだやかに暮くらす人ひとたちを陥おとしいれようと、だます言葉ことばをたくらんでいるからだ。

21 「あいつら、わたしに向むかって大おおきく口くちを開あけて言いうんだ。『ざまあみろ、ざまあみろ。この目めでしっかり見みたぞ』って。」

22 主しゅよ、あなたはこれを見みました。だから、黙だまっていないでください。主しゅよ、わたしから遠とおく離はなれないでください。

23 わたしの神かみ、わたしの主しゅよ。立たち上あがって、目めを覚さましてください。わたしのために裁さばきを、わたしの訴うったえを取とり上あげてください。

24 わが神かみ、主しゅよ。あなたの正ただしさにしたがって、わたしを正ただしく裁さばいてください。あの人ひとたちを、わたしのことで勝かち誇ほこらせないでください。

25 彼かれらに心こころの中なかで「してやった、思おもいどおりだ」と言いわせないでください。「あいつを飲のみ込こんでやった」とも言いわせないでください。

26 わたしの不幸ふこうを喜よろこぶ者ものたちが、みんな恥はじをかき、うろたえますように。わたしに対たいして威張いばっている者ものたちが、恥はじと屈辱くつじょくで覆おおわれますように。

27 わたしの正ただしさを願ねがう人ひとたちが、喜よろこびの声こえをあげて楽たのしみますように。そして、いつもこう言いいいますように。「主しゅは大おおいなる方かた。そのしもべの幸しあわせを喜よろこんでくださる」と。

28 わたしの舌したは、あなたの正ただしさを語かたり続つづける。一いち日にちじゅう、あなたをたたえる。