ホセア書 2章

ホセア書2章の全23節。日常訳第1版、ふりがな付き。

1 兄弟きょうだいたちには「アンミ(わたしの民たみ)」と呼よびかけ、姉妹しまいたちには「ルハマ(慈いつくしまれる者もの)」と呼よびかけなさい。

2 あなたたちの母親ははおやを問といただせ、問といただせ。彼女かのじょはもうわたしの妻つまではなく、わたしも彼女かのじょの夫おっとではないのだから。彼女かのじょには、その顔かおから淫みだらな行おこないを、その胸むねの間あいだから姦淫かんいんを取とり除のぞかせよ。

3 そうしないと、わたしは彼女かのじょを裸はだかにはぎ取とり、生うまれた日ひのような姿すがたにさらす。彼女かのじょを荒あれ野ののようにし、乾かわいた地ちのようにして、渇かわきで死しなせる。

4 その子こどもたちも、わたしはあわれまない。母親ははおやが淫みだらなことを重かさねて産うんだ子こどもたちだからだ。

5 母親ははおやは淫みだらな行おこないに走はしり、彼かれらを身みごもった女おんなは恥はずべきことをした。母親ははおやはこう言いったのだ。「わたしは恋人こいびとたちを追おいかけていく。パンと水みず、羊毛ようもうと麻あさ、オリーブ油あぶらと飲のみ物ものをくれるのは、あの人ひとたちだから。」

6 だから、わたしはあなたの行いく道みちをいばらでふさぐ。まわりに壁かべをめぐらせて、彼女かのじょが通とおり道みちを見みつけられないようにする。

7 彼女かのじょは恋人こいびとたちを追おいかける。でも、追おいつけない。探さがし回まわる。でも、見みつけられない。そして、こう言ゆうだろう。「もとの夫おっとのところへ帰かえろう。あの頃ころのほうが、今いまよりずっと良よかったのだから。」

8 彼女かのじょは気きづいていなかった。穀物こくもつも、新あたらしいぶどう酒しゅも、オリーブ油あぶらも、彼女かのじょに与あたえたのは、このわたしなのだ。銀ぎんを豊ゆたかに増ふやし、金かねを与あたえたのもわたしだった。それなのに彼女かのじょは、それをバアルのために使つかったのだ。

9 だから、わたしは考かんがえを変かえる。時じが来きたら、わたしの穀物こくもつを取とり返かえし、季節きせつが来きたら、わたしの新あたらしいぶどう酒しゅも取とり返かえす。彼女かのじょの裸はだかを覆おおうために与あたえた羊毛ようもうも麻あさも、わたしは取とり上あげる。

10 今いま、わたしは恋人こいびとたちの目めの前まえで、彼女かのじょの恥はじをさらけ出だす。だれも彼女かのじょをわたしの手てから救すくい出だすことはできない。

11 わたしは彼女かのじょの楽たのしみをすべて終おわらせる。祭まつりも、新月しんげつの祝いいわいも、安息あんそく日ひも、すべての祝いいわいの日ひも、なくしてしまう。

12 わたしは彼女かのじょのぶどうの木きといちじくの木きを荒あらす。それは彼女かのじょが「愛人あいじんたちがくれた報酬ほうしゅうだ」と言いっていたものだ。わたしはそれらを森もりに変かえ、野のの獣けものに食くい荒あらさせる。

13 わたしは、彼女かのじょがバアルの神々かみがみに香こうをたいた、あの日々ひびのことで彼女かのじょを罰ばっする。彼女かのじょは鼻輪はなわや宝石ほうせきで身みを飾かざり、恋人こいびとたちのあとを追おいかけ、わたしのことは忘わすれてしまった。主しゅはそう告つげる。

14 だから、わたしは彼女かのじょを誘さそい出だし、荒あれ野のへ連つれて行いく。そして、その心こころに優やさしく語かたりかける。

15 わたしはそこで、彼女かのじょにぶどう畑はたけを返かえす。そして、アコルの谷たにを希望きぼうへの入いり口ぐちにする。彼女かのじょはそこで、若わかかったころのように、エジプトの地ちから出でてきた日ひのように歌ううたう。

16 その日ひには、あなたはわたしを「わたしの夫おっと」と呼よび、もう「わたしのバアル」とは呼よばない、と主しゅは言いわれる。

17 わたしは彼女かのじょの口くちから、バアルという神々かみがみの名なを取とり除のぞく。その名なが口くちにされることは、もう二に度どとない。

18 その日ひ、わたしは彼かれらのために、野のの獣けものや空そらの鳥とり、地ちを這はう生いき物ものと契約けいやくを結むすぶ。弓ゆみも剣けんも戦たたかいも、この地ちから断たち切きる。そして彼かれらを安心あんしんして横よこたわらせる。

19 わたしは永遠えいえんにあなたと結むすばれる。正ただしさと公正こうせい、変かわらぬ慈いつくしみと憐あわれみをもって、わたしはあなたと結むすばれる。

20 わたしは真実しんじつをもって、あなたをわたしの妻つまとする。そうして、あなたは主しゅを知しるようになる。

21 その日ひには、わたしは応こたえる、と主しゅは言いわれる。わたしは天てんに応こたえ、天てんは地ちに応こたえる。

22 畑はたけは穀物こくもつとぶどう酒しゅとオリーブ油あぶらにこたえ、それらはイズレエルにこたえる。

23 わたしはこの地ちに、彼女かのじょをわたしのものとして種たねのようにまく。愛あいされなかった者ものを、わたしは愛あいする。わたしの民たみではなかった者ものに、「あなたはわたしの民たみだ」と言ゆう。すると彼かれは「あなたはわたしの神かみだ」と言ゆう。