聖書の「むち打ち」について
律法に定められたむち打ちの刑と、イエスやパウロらがむち打たれた実例、また比喩としての用法を記した聖句です。
関連する聖句19箇所。分類はネーヴ『トピカル・バイブル』(1896年、英語原題 SCOURGING)によります。日本語の見出しと説明は当サイトによる訳で、聖書本文ではありません(未校閲)。
モーセの律法で不品行の罪に対して定められる
レビ記19:20 だれでも、人と婚約のある女奴隷で、まだあがなわれず、自由を与えられていない者と寝て交わったならば、彼らふたりは罰を受ける。しかし、殺されることはない。彼女は自由の女ではないからである。
ほかの罪に対しても定められる
申命記25:2 その悪い者が、むち打つべき者であるならば、さばきびとは彼を伏させ、自分の前で、その罪にしたがい、数えて彼をむち打たせなければならない。
四十を越えてはならない
申命記25:3 彼をむち打つには四十を越えてはならない。もしそれを越えて、それよりも多くむちを打つときは、あなたの兄弟はあなたの目の前で、はずかしめられることになるであろう。
死に至るむち打ち
ヨブ記9:23 災がにわかに人を殺すような事があると、彼は罪のない者の苦難をあざ笑われる。
打たれて死んだ奴隷のための復讐
出エジプト21:20 もし人がつえをもって、自分の男奴隷または女奴隷を撃ち、その手の下に死ぬならば、必ず罰せられなければならない。
将来のキリスト者への迫害としてイエスが予告される
マタイ10:17 人々に注意しなさい。彼らはあなたがたを衆議所に引き渡し、会堂でむち打つであろう。
むち打ちの実例
イエス
マタイ20:19、マタイ27:26、マルコ15:15、ヨハネ19:1
マタイ20:19 そして彼をあざけり、むち打ち、十字架につけさせるために、異邦人に引きわたすであろう。そして彼は三日目によみがえるであろう」。
パウロとシラス
使徒16:23 それで、ふたりに何度もむちを加えさせたのち、獄に入れ、獄吏にしっかり番をするようにと命じた。
パウロ
使徒21:32、使徒22:24、コリント第二11:24、コリント第二11:25
使徒21:32 そこで、彼はさっそく、兵卒や百卒長たちを率いて、その場に駆けつけた。人々は千卒長や兵卒たちを見て、パウロを打ちたたくのをやめた。
ソステネ
使徒18:17 そこで、みんなの者は、会堂司ソステネを引き捕え、法廷の前で打ちたたいた。ガリオはそれに対して、そ知らぬ顔をしていた。
比喩的な用法
支配者のしえたげ
列王紀上12:11 父はあなたがたに重いくびきを負わせたが、わたしはさらに、あなたがたのくびきを重くしよう。父はむちであなたがたを懲らしたが、わたしはさそりをもってあなたがたを懲らそう』と」。
悪い舌
ヨブ記5:21 あなたは舌をもってむち打たれる時にも、おおい隠され、滅びが来る時でも、恐れることはない。