人はパンのみにて生くるにあらず

「人はパンのみにて生くるにあらず」は文語訳聖書の言い回しから広まった形です。

人が生きるには、物の豊かさだけでなく心の糧が必要だということ。

30秒でわかる

  • 人が生きるためには、食べ物や物の豊かさだけでなく、心の支えが必要だという意味。
  • マタイによる福音書4章で、荒野で誘惑を受けたイエスが答えた言葉が由来。
  • もとは旧約聖書申命記8章の言葉で、人は神の言葉によって生きる、という意味。

由来となった聖書の言葉

イエスは答こたえて言いわれた、「『人ひとはパンだけで生いきるものではなく、神かみの口くちから出でる一ひとつ一ひとつの言げんで生いきるものである』と書かいてある」。
マタイ4:4
それで主しゅはあなたを苦くるしめ、あなたを飢うえさせ、あなたも知しらず、あなたの先祖せんぞたちも知しらなかったマナをもって、あなたを養やしなわれた。人ひとはパンだけでは生いきず、人ひとは主しゅの口くちから出でるすべてのことばによって生いきることをあなたに知しらせるためであった。
申命記8:3

もともとの意味

四十日の断食の後、悪魔に、石をパンに変えてみよと誘われたイエスは、「人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである」と答えた。荒野の旅でマナを与えられたイスラエルに語られた、申命記8章の言葉の引用である。

今の使い方

今では、生活のためだけに働くのではなく、心を豊かにするものが大切だ、という意味で使われる。

  • 例:人はパンのみにて生くるにあらずというし、たまには本を読んで心を養おう。

マタイ4:4を聖書で読む →

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