聖書の「没薬」について

香料として尊ばれた没薬が、聖なる注ぎ油や埋葬、イエスへの贈り物などにどう用いられたかを示す聖句です。

関連する聖句14箇所。分類はネーヴ『トピカル・バイブル』(1896年、英語原題 MYRRH)によります。日本語の見出しと説明は当サイトによる訳で、聖書本文ではありません(未校閲)。

カナンの地の産物

雅歌4:6、雅歌4:14、雅歌5:1

雅歌4:6 風かぜがそよぎ、影かげが消きえていく夕暮ゆうぐれまで、わたしは没薬もつやくの山やまへ、乳香にゅうこうの丘おかへ行いこう。

聖なる注ぎ油の成分の一つ

出エジプト30:23

出エジプト30:23 あなたは最上さいじょうの香料こうりょうを用意よういしなさい。上質じょうしつな液状えきじょうの没薬もつやくを五百ごひゃくシェケル、香かおりのよいシナモンをその半分はんぶんの二百にひゃく五十ごじゅうシェケル、香かおりのよい菖蒲しょうぶを二百にひゃく五十ごじゅうシェケル、

香料として用いられる

エステル記2:12、詩篇45:8、箴言7:17、雅歌3:6、雅歌5:13

エステル記2:12 娘むすめたちは一人ひとりずつ順番じゅんばんに、アハシュエロス王おうのもとへ行いくことになっていた。その番ばんが来くるのは、女性じょせいのための決きまりに従したがって十じゅう二にか月げつの手入ていれを終おえたあとだった。美容びようの期間きかんはこう定さだめられていた。六ろくか月げつは没薬もつやくの香油こうゆで、あとの六ろくか月げつは香料こうりょうや女性じょせい用ようの化粧けしょう品ひんで手入ていれをするのである。

博士たちが幼子イエスにささげた贈り物

マタイ2:11

マタイ2:11 家いえに入はいると、母ははマリアと一緒いっしょにいる幼子おさなごに会あった。そして、ひれ伏ふしてその子こを礼拝れいはいした。それから宝たからの箱はこを開あけて、黄金おうごん、乳香にゅうこう、没薬もつやくを贈おくり物ものとしてささげた。

十字架上のイエスにさし出された没薬

マルコ15:23

マルコ15:23 彼かれらは没薬もつやくを混まぜたぶどう酒しゅをイエスに飲のませようとした。でもイエスは受うけ取とらなかった。

葬りに用いられる

ヨハネ19:39

ヨハネ19:39 それから、ニコデモもやって来きた。以前いぜん、夜よるにイエスのところを訪たずねた、あの人ひとである。彼かれは、没薬もつやくと沈香じんこうを混まぜ合あわせたものを、三十さんじゅうキロほど持もってきた。

没薬の交易

創世記37:25、創世記43:11

創世記37:25 彼かれらはすわってパンを食たべた。ふと目めを上あげて見みると、イシュマエル人にんの隊商たいしょうがギレアデからやって来くるところだった。らくだに香料こうりょうと乳香にゅうこうと没薬もつやくを積つんで、エジプトへ運はこんで行いく途中とちゅうだった。

聖書のテーマ一覧