働かざる者食うべからず

「働かざる者食うべからず」は、使徒パウロの手紙の言葉を、昔の言い回しで言ったものです。

働けるのに働かずに、人の世話になって暮らしてはいけない、という戒め。

30秒でわかる

  • 働けるのに働かない人は、食べる資格がない、という意味で使われる言葉。
  • 新約聖書テサロニケ人への第二の手紙3章の、パウロの言葉が由来。
  • もとは、働けない人ではなく、働けるのに怠けて人の世話になる人への戒め。

由来となった聖書の言葉

また、あなたがたの所ところにいた時ときに、「働はたらこうとしない者ものは、食たべることもしてはならない」と命めいじておいた。ところが、聞きくところによると、あなたがたのうちのある者ものは怠惰たいだな生活せいかつを送おくり、働はたらかないで、ただいたずらに動うごきまわっているとのことである。こうした人々ひとびとに対たいしては、静しずかに働はたらいて自分じぶんで得えたパンを食たべるように、主しゅイエス・キリストによって命めいじまた勧すすめる。
テサロニケ第二3:10-12

もともとの意味

パウロはテサロニケの教会に「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」と書き送った。教会には、仕事をせずに、ほかの人の世話になって暮らす人々がいた。パウロは、自分自身も夜昼働いて手本を示したと述べ、静かに働いて自分で得たものを食べるよう勧めている。

今の使い方

今では、働く意志のない人を戒める言葉として使われる。ただし、もとは働けない人を責める言葉ではない。

  • 例:働かざる者食うべからずだと言って、父は兄に家の手伝いをさせた。

テサロニケ第二3:10-12を聖書で読む →

聖書から生まれた言葉一覧 · 聖書の物語