スケープゴート

口語訳聖書では「アザゼルのため」のやぎと書かれています。スケープゴートは、英語の聖書から広まった言葉です。

ほかの人の罪や責任を、身代わりに負わされる人。

30秒でわかる

  • ほかの人の失敗や罪の責任を、身代わりとして負わされる人のこと。
  • 旧約聖書レビ記16章の、民の罪を負わせて荒野に送るやぎに由来する。
  • もとは、神の前で民の罪を取り除くための、年に一度の贖罪の日の儀式だった。

由来となった聖書の言葉

その二に頭とうのやぎのために、くじを引ひかなければならない。すなわち一ひとつのくじは主しゅのため、一ひとつのくじはアザゼルのためである。そしてアロンは主しゅのためのくじに当あたったやぎをささげて、これを罪つみ祭まつりとしなければならない。しかし、アザゼルのためのくじに当あたったやぎは、主しゅの前まえに生いかしておき、これをもって、あがないをなし、これをアザゼルのために、荒野こうやに送おくらなければならない。
レビ記16:8-10
そしてアロンは、その生いきているやぎの頭あたまに両手りょうてをおき、イスラエルの人々ひとびとのもろもろの悪あくと、もろもろのとが、すなわち、彼かれらのもろもろの罪つみをその上うえに告白こくはくして、これをやぎの頭あたまにのせ、定さだめておいた人ひとの手てによって、これを荒野あらのに送おくらなければならない。こうしてやぎは彼かれらのもろもろの悪あくをになって、人里ひとざと離はなれた地ちに行いくであろう。すなわち、そのやぎを荒野あらのに送おくらなければならない。
レビ記16:21-22

もともとの意味

大祭司アロンは二頭のやぎのためにくじを引き、一頭を主にささげ、もう一頭はアザゼルのために生かしておいた。アロンはその生きているやぎの頭に両手をおいて、イスラエルの人々のもろもろの罪を告白し、やぎを荒野に送った。やぎは民の悪をになって、人里離れた地に行くとされた。

今の使い方

今では、集団の不満や失敗の責任を、ひとりの人に押しつけることを「スケープゴートにする」と言う。本当の原因から目をそらす、悪い意味で使われることがほとんど。

  • 例:問題が起きると、いつも新人がスケープゴートにされた。
  • 例:彼は会社の失敗のスケープゴートにされたのだと思う。

レビ記16:8-10を聖書で読む →

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