士師記 16章4-14節
サムソンとデリラ(士師記16:4-14)
見出しは聖書本文ではなく、当サイトが付けたものです。
4 それからしばらくして、サムソンはソレクの谷に住む一人の女を愛するようになった。その女の名はデリラといった。
5 ペリシテ人の領主たちがデリラのところに来て言った。「あの男をうまく丸め込んで、どこにあれほどの力があるのか探ってくれ。どうすれば勝てるのかもだ。おれたちはあの男を縛り上げて、抑え込みたいんだ。そうしてくれたら、一人ずつ銀千百枚をあんたに渡そう。」
6 そこでデリラはサムソンに言った。「教えてよ。あなたのその強さは、どこから来るの? どうすればあなたを縛って、抑え込めるの?」
7 サムソンは答えた。「まだ乾いていない新しい弓の弦を七本持ってきて、それでわたしを縛れば、わたしは弱くなって、ほかのだれとも変わらない普通の人間になるよ。」
8 ペリシテ人の領主たちは、まだ乾いていない新しい弦を七本デリラのところに持ってきた。デリラはそれでサムソンを縛った。
9 奥の部屋には待ち伏せの者たちがひそんでいた。デリラが「サムソン、ペリシテ人が来たわよ!」と叫ぶと、サムソンは弦を引きちぎった。それはまるで、火に近づけた麻糸がぷつんと切れるようだった。こうして、彼の力の秘密は分からずじまいだった。
10 デリラはサムソンに言った。「ねえ、あなたはわたしをからかって、うそをついたのね。今度こそ教えて。どうすればあなたを縛れるの?」
11 サムソンは答えた。「まだ一度も使っていない新しい綱でしっかり縛れば、わたしは弱くなって、ほかのだれとも変わらない普通の人間になるよ。」
12 デリラは新しい綱を取ってサムソンを縛り、「サムソン、ペリシテ人が来たわよ!」と叫んだ。奥の部屋には待ち伏せの者たちがひそんでいた。ところがサムソンは、その綱を糸のように腕から引きちぎってしまった。
13 デリラはサムソンに言った。「今まであなたはわたしをからかって、うそばかりついてきたのね。どうすれば縛れるのか、本当のことを教えて。」サムソンは答えた。「わたしの髪の七つの房を、機(はた)の縦糸と一緒に織り込めばいい。」
14 そこでデリラは、その髪を織り込んでくいで留め、「サムソン、ペリシテ人が来たわよ!」と叫んだ。サムソンは眠りから覚め、機のくいも縦糸も引き抜いてしまった。