サムエル記上 20章1-9節

ダビデを助けるヨナタン(サムエル第一20:1-9)

見出しは聖書本文ではなく、当サイトが付けたものです。

サムエル第一20章全体を読む

1 ダビデはラマのナヨトから逃にげ、ヨナタンのところへ来きて言いった。「わたしが何なんをしたというのか。わたしにどんな過あやまち、どんな罪つみがあって、あなたの父ちちはわたしの命いのちを狙ねらうのか。」

2 ヨナタンは言いった。「とんでもない。あなたが死しぬことはない。父ちちは大おおきなことでも小ちいさなことでも、わたしに打うち明あけずに行おこなうことはない。それなのに、どうして父ちちがこのことだけをわたしに隠かくすだろうか。そんなことはない。」

3 ダビデはさらに誓ちかって言いった。「あなたの父ちちは、わたしがあなたに気きに入はいられていることをよく知しっている。だから『ヨナタンを悲かなしませないように、このことは知しらせないでおこう』と思おもっているのだ。しかし、主しゅが生いきておられ、あなたの魂たましいが生いきているのと同おなじように確たしかに、わたしと死しとの間あいだはほんの一いち歩ほしかない。」

4 ヨナタンはダビデに言いった。「あなたが望のぞむことは何なんでも、あなたのためにしよう。」

5 ダビデはヨナタンに言いった。「明日あすは新月しんげつの祭まつりで、わたしは王おうと一緒いっしょに食事しょくじの席せきに着つかなければならない。でも、わたしを行いかせてほしい。三みっ日か目めの夕方ゆうがたまで野のに隠かくれているから。

6 もしあなたの父ちちがわたしのことを気きにかけて尋たずねたら、こう言いってほしい。『ダビデは自分じぶんの町まちベツレヘムへ急いいそいで帰かえりたいと、わたしにしきりに願ねがい出でました。そこで一族いちぞく全体ぜんたいのための、毎年まいとしのいけにえがあるのです。』

7 もし父ちちが『それはいい』と言ゆうなら、あなたのしもべは安心あんしんだ。でも、もし父ちちがひどく怒おこるようなら、父ちちはあなたに害がいを加くわえようと決きめている、ということだ。

8 だから、あなたのしもべに慈いつくしみを示ししめしてほしい。あなたは主しゅの前まえでの契約けいやくを結むすんで、わたしを仲間なかまにしてくれたのだから。もしわたしに罪つみがあるなら、あなた自身じしんの手てで殺ころしてくれ。どうしてわざわざあなたの父ちちのところへ、わたしを引ひき渡わたす必要ひつようがあるだろうか。」

9 ヨナタンは言いった。「そんなことは絶対ぜったいにさせない。もしわたしの父ちちがあなたに害がいを加くわえようと決きめているとわかったら、必かならずあなたに知しらせる。」

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