サムエル記上 14章37-46節

民に救われたヨナタン(サムエル第一14:37-46)

見出しは聖書本文ではなく、当サイトが付けたものです。

サムエル第一14章全体を読む

37 そこでサウルは神かみに尋たずねた。「ペリシテ人びとを追おって下くだって行いくべきでしょうか。彼かれらをイスラエルの手てに渡わたしてくださいますか。」しかし神かみは、その日ひは答こたえてくださらなかった。

38 サウルは言いった。「民たみの指導しどう者しゃたちよ、みなここに来きなさい。きょう、どこでこの罪つみが犯おかされたのか、よく調しらべて突つきとめよ。

39 イスラエルを救すくってくださる主しゅは生いきておられる。たとえそれがわたしの息子むすこヨナタンのことであっても、彼かれは必かならず死しななければならない。」だが、民たみの中なかにはだれ一人ひとり、彼かれに答こたえる者ものはいなかった。

40 サウルはイスラエルのすべての人ひとに言いった。「あなたたちは一方いっぽうに立たて。わたしと息子むすこのヨナタンはもう一方いっぽうに立たつ。」民たみはサウルに答こたえた。「あなたが良よいと思おもうようにしてください。」

41 サウルは、イスラエルの神かみ、主しゅに言いった。「どうか、正ただしい答こたえをお示ししめしください。」すると、くじはヨナタンとサウルに当あたり、民たみは外はずれた。

42 サウルは言いった。「わたしと息子むすこヨナタンとの間あいだで、くじを引ひけ。」すると、くじはヨナタンに当あたった。

43 サウルはヨナタンに言いった。「何なんをしたのか、話はなしなさい。」ヨナタンは答こたえた。「手てに持もっていた杖つえの先さきで、蜂蜜はちみつを少すこしなめただけです。それで、わたしは死しななければならないのですね。」

44 サウルは言いった。「もしお前まえを死しなせなかったら、神かみがわたしをどんなにでも罰ばっしてくださるように。ヨナタン、お前まえは必かならず死しななければならない。」

45 すると民たみはサウルに言いった。「ヨナタンが死しぬのですか。イスラエルにこんな大おおきな勝利しょうりをもたらした人ひとが。とんでもない。主しゅは生いきておられる。その髪かみの毛け一いち本ぽんさえ地ちに落おちてはならない。今日きょう、彼かれは神かみとともに戦たたかったのだから。」こうして民たみはヨナタンを救すくい出だし、彼かれは死しなずにすんだ。

46 サウルはペリシテ人びとを追おうのをやめて引ひき上あげ、ペリシテ人びとも自分じぶんたちの土地とちへ帰かえって行いった。

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