士師記 4章1-16節
デボラとバラク(士師記4:1-16)
見出しは聖書本文ではなく、当サイトが付けたものです。
1 エフドが死ぬと、イスラエルの人々はまた、主の目に悪いことを繰り返した。
2 そこで主は彼らを、ハツォルで王位にあったカナンの王ヤビンの手に売り渡した。ヤビンの軍の司令官はシセラで、異邦人の町ハロシェトに住んでいた。
3 シセラは鉄の戦車を九百台も持ち、二十年のあいだイスラエルの人々を激しく苦しめた。それでイスラエルの人々は主に叫び求めた。
4 そのころ、イスラエルを導いていたのは、預言者である女性、ラピドトの妻デボラだった。
5 彼女はエフライムの山地の、ラマとベテルの間にある「デボラのナツメヤシ」の木の下にいつも座っていた。イスラエルの人々は、争いごとの裁きを求めて彼女のもとに上ってきた。
6 デボラは使いをやって、ナフタリのケデシュからアビノアムの子バラクを呼び寄せ、こう言った。「イスラエルの神、主はこう命じているではありませんか。『さあ、タボル山へ向かって進みなさい。ナフタリ族とゼブルン族から一万人を率いて行きなさい。
7 わたしはヤビンの軍の司令官シセラを、その戦車や大軍もろとも、キション川へと引き寄せる。そして彼をあなたの手に渡す。』」
8 バラクはデボラに言った。「あなたが一緒に行ってくれるなら、わたしは行きます。でも、一緒に行ってくれないなら、わたしは行きません。」
9 デボラは言った。「わかりました。必ず一緒に行きましょう。でも、この戦いであなたが名誉を受けることはありません。主はシセラを一人の女の手に渡されるからです。」こうしてデボラは立ち上がり、バラクと一緒にケデシュへ向かった。
10 バラクはゼブルン族とナフタリ族をケデシュに呼び集めた。一万人が彼に従って上っていき、デボラも一緒に上った。
11 さて、ケニ人ヘベルは、モーセの義理の父ホバブの子孫であるほかのケニ人たちと別れ、ケデシュの近くのツァアナニムにある大きな木のところまで来て、天幕を張っていた。
12 バラクがタボル山に上ったという知らせが、シセラのもとに届いた。
13 そこでシセラは、鉄の戦車九百台をはじめ、すべての戦車と、彼と一緒にいた全軍を、ハロシェト・ハゴイムからキション川へと呼び集めた。
14 デボラはバラクに言った。「さあ、立ってください。今日こそ、主がシセラをあなたの手に渡される日です。主があなたの先頭に立って進んでくださるではありませんか。」バラクは一万人を率いてタボル山を下っていった。
15 主はシセラと、そのすべての戦車と全軍を、バラクの前で混乱させられた。シセラは戦車から降り、走って逃げた。
16 バラクは戦車と軍を、ハロシェト・ハゴイムまで追いかけた。シセラの全軍は剣にかかって倒れ、一人も生き残らなかった。