列王紀下 7章3-15節
逃げ去ったスリヤびと(列王紀下7:3-15)
見出しは聖書本文ではなく、当サイトが付けたものです。
3 さて、門の入り口に、重い皮膚病を患う四人の男がいた。彼らは互いに言い合った。「どうしてわたしたちは、死ぬまでここに座っているのだろう。
4 町に入ろうとしても、町は飢えていて、そこで死んでしまう。ここに座っていても、やはり死ぬ。それなら、アラムの陣営へ行こう。生かしてくれれば生きられるし、殺されるなら、どうせ死ぬだけだ。」
5 そこで彼らは、夕暮れどきに立ち上がり、アラムの陣営へ向かった。ところが、アラムの陣営の端まで来てみると、そこには誰もいなかった。
6 主が、アラムの陣営に戦車の音、馬の音、大軍の音を聞かせておられたのだ。それで彼らは互いに言った。「大変だ、イスラエルの王が、ヒッタイトの王たちやエジプトの王たちを雇って、わたしたちを攻めに来させたのだ。」
7 彼らは立ち上がり、夕闇の中を逃げ出した。天幕も馬もろばも、陣営をそっくりそのままにして置き去りにし、命からがら逃げていった。
8 この重い皮膚病の人たちは、陣営の端まで来ると、一つの天幕に入り、飲み食いした。そして、そこから銀や金や衣類を持ち出し、どこかに隠しに行った。また戻って来て別の天幕に入り、そこからも持ち出して隠しに行った。
9 それから彼らは互いに言った。「わたしたちのしていることは正しくない。今日は良い知らせの日なのに、黙っているなんて。朝まで待っていたら、きっと罰を受けることになる。さあ、今すぐ行って、王の家の人たちに知らせよう。」
10 そこで彼らは行って、町の門番を呼び、こう伝えた。「アラムの陣営に行ってみたら、そこには誰もいませんでした。人の声ひとつしません。ただ、馬とろばがつながれたままで、天幕もそのまま残っているだけでした。」
11 門番たちは大声でそれを伝え、その知らせは王の家の奥まで届いた。
12 王は夜のうちに起き上がり、家臣たちに言った。「アラムがわたしたちに何をしようとしているのか、教えてやろう。やつらは、わたしたちが飢えているのを知っているのだ。それでわざと陣営を出て野に隠れ、『イスラエル人が町から出て来たら、生け捕りにして町に攻め込もう』と考えているのだ。」
13 すると、家臣の一人が答えた。「どうか、町に残っている馬のうち五頭を連れて行かせてください。どうせ、この町に残っているイスラエルの人々も、すでに死んでいった大勢の人々と同じ運命です。とにかく人をやって、確かめてみましょう。」
14 そこで彼らは、馬をつけた戦車を二台用意した。王は、それをアラムの軍の後を追わせ、「行って見て来い」と命じた。
15 彼らはアラムの軍を追って、ヨルダン川まで行った。すると、道はどこもかしこも、アラムの人々が慌てて投げ捨てた衣類や武具でいっぱいだった。使いの者たちは戻って来て、王に報告した。