列王紀上 2章13-27節
アドニヤの処刑(列王紀上2:13-27)
見出しは聖書本文ではなく、当サイトが付けたものです。
13 さて、ハギテの子アドニヤが、ソロモンの母バト・シェバのところに来た。バト・シェバは「穏やかな用件で来たのですか」と尋ねた。彼は「穏やかな用件です」と答えた。
14 そして彼は言った。「あなたに話したいことがあります。」バト・シェバは「話しなさい」と言った。
15 彼は言った。「ご存じのとおり、王位はわたしのものでした。イスラエルの民はみな、わたしが王になるものと思っていました。ところが、王位は移って、弟のものになりました。主がそう定められたからです。
16 さて、あなたに一つだけお願いがあります。どうか断らないでください。」バト・シェバは彼に「話しなさい」と言った。
17 彼は言った。「どうかソロモン王に頼んでください。王はあなたの願いを断らないでしょう。シュネム出身のアビシャグを、わたしの妻にくださるように、と。」
18 バト・シェバは「よいでしょう。あなたのために王に話してあげましょう」と言った。
19 こうしてバト・シェバは、アドニヤのことを話すためにソロモン王のところへ行った。王は立ち上がって彼女を迎え、頭を下げてあいさつした。それから自分の王座に座り、母のためにも席を用意させた。母は王の右側に座った。
20 バト・シェバは言った。「あなたに一つ、小さなお願いがあります。どうか断らないでください。」王は答えた。「お母さん、言ってください。断ったりしません。」
21 彼女は言った。「シュネム出身のアビシャグを、あなたの兄アドニヤの妻にさせてあげてください。」
22 すると、ソロモン王は母に答えた。「どうしてアドニヤのためにシュネム出身のアビシャグを求めるのですか。それなら、いっそ彼のために王国も求めてください。彼はわたしの兄なのですから。そう、彼のためにも、祭司アビアタルのためにも、ツェルヤの子ヨアブのためにも。」
23 そしてソロモン王は、主にかけてこう誓った。「アドニヤがこんなことを言ったからには、自分の命をかけたも同然だ。もしそうでなければ、神がわたしをどんなに罰してもかまわない。
24 わたしをしっかりと立て、父ダビデの王座に座らせ、約束どおりわたしのために家を築いてくださった主は生きておられる。その主にかけて言う。アドニヤは今日、必ず死ぬことになる。」
25 こうしてソロモン王は、エホヤダの子ベナヤに命じて手を下させた。ベナヤはアドニヤを討ち、彼は死んだ。
26 また王は、祭司アビアタルに言った。「アナトトにある自分の畑へ帰れ。おまえは死んで当然の身だ。だが今日は殺さない。おまえが父ダビデの前で主なる神の箱を担ぎ、父が苦しんだときにいつもともに苦しんでくれたからだ。」
27 こうしてソロモンは、アビアタルを主の祭司の職から追い出した。それは、主がシロでエリの家について語られた言葉が、その通りになるためだった。