サムエル記上 30章7-20節

アマレクびとを討つダビデ(サムエル第一30:7-20)

見出しは聖書本文ではなく、当サイトが付けたものです。

サムエル第一30章全体を読む

7 ダビデは、アヒメレクの子こである祭司さいしエブヤタルに言いった。「エフォドをここに持もってきてくれ。」エブヤタルはエフォドをダビデのところに持もってきた。

8 ダビデは主しゅにたずねた。「あの略奪りゃくだつ隊たいを追おいかけるべきでしょうか。追おいつけるでしょうか。」主しゅは答こたえた。「追おいかけなさい。きっと追おいつき、必かならず取とり返かえせる。」

9 そこでダビデは、いっしょにいる六百ろっぴゃく人にんの部下ぶかを連つれて出発しゅっぱつし、ベソル川かわまでやってきた。あとに残のこる者ものたちはそこにとどまった。

10 ダビデは四百よんひゃく人にんを率ひきいて追撃ついげきを続つづけた。二百にひゃく人にんは疲つかれきってベソル川かわを渡わたれず、そこに残のこったのだ。

11 彼かれらは野原のはらで一人ひとりのエジプト人じんを見みつけ、ダビデのところに連つれてきた。そしてパンを与あたえると、その男おとこは食たべ、水みずも飲のませてもらった。

12 さらに、干ほしいちじくのかたまり一ひとつと、干ほしぶどうのふさを二ふたつ与あたえた。それを食たべると、男おとこは元気げんきを取とり戻もどした。三みっ日か三さん晩ばん、何なんも食たべず、水みずも飲のんでいなかったからだ。

13 ダビデはその男おとこに聞きいた。「おまえは誰だれの家いえの者ものだ。どこから来きた。」男おとこは答こたえた。「わたしはエジプト人じんで、あるアマレク人にんの召使めしつかいです。三みっ日か前まえに病気びょうきになったので、主人しゅじんにここへ置おき去ざりにされました。

14 わたしたちはケレト人にんの南みなみの地ちや、ユダの領地りょうち、カレブの南みなみの地ちを襲おそいました。そしてツィクラグを焼やき払はらったのです。」

15 ダビデは言いった。「その略奪りゃくだつ隊たいのところまで案内あんないしてくれるか。」男おとこは答こたえた。「わたしを殺ころさない、主人しゅじんにも引ひき渡わたさない、と神かみにかけて誓ちかってください。そうすれば、あなたをその隊たいのところまで案内あんないします。」

16 男おとこがダビデを案内あんないしていくと、アマレク人にんたちは一面いちめんに散ちらばっていた。彼かれらはペリシテ人びとの地ちとユダの地ちから奪うばった大量たいりょうの戦利せんり品ひんを前まえに、飲のんだり食たべたり、大騒おおさわぎをしていた。

17 ダビデは夕暮ゆうぐれどきから翌日よくじつの夕方ゆうがたまで彼かれらを討うった。らくだに乗のって逃にげた四百よんひゃく人にんの若者わかもののほかは、一人ひとりも逃にげ延のびられなかった。

18 こうしてダビデは、アマレク人にんが奪うばったものをすべて取とり返かえした。二人ふたりの妻つまも助たすけ出だした。

19 小ちいさいものから大おおきいものまで、息子むすこも娘むすめも、戦利せんり品ひんも、彼かれらが奪うばっていったものは何なん一ひとつ欠かけていなかった。ダビデはすべてを取とり戻もどしたのだ。

20 ダビデは羊ひつじも牛うしもすべて取とり返かえした。人々ひとびとはそれらの家畜かちくを先さきに立たてて追おい、「これはダビデの戦利せんり品ひんだ」と言いった。

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