サムエル記上 17章12-37節

挑戦を受けて立つダビデ(サムエル第一17:12-37)

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サムエル第一17章全体を読む

12 さて、ダビデはユダのベツレヘムにいたエフラタびとエッサイという名なの人ひとの子こで、この人ひとに八はち人にんの子こがあったが、サウルの世よには年ねんが進すすんで、すでに年老としおいていた。

13 エッサイの子こらのうち、上うえの三さん人にんはサウルに従したがって戦争せんそうに出でた。その戦たたかいに出でた三さん人にんの子この名なは、長子ちょうしをエリアブといい、次つぎをアビナダブといい、第だい三さんをシャンマと言いった。

14 ダビデは末すえの子こであって、兄あに三さん人にんはサウルにしたがった。

15 ダビデはサウルの所ところから行いったりきたりして、ベツレヘムで父ちちの羊ひつじを飼かっていた。

16 あのペリシテびとは四十よんじゅう日にちの間あいだ、朝夕あさゆう出でてきて、彼かれらの前まえに立たった。

17 時ときに、エッサイはその子こダビデに言いった、「兄あにたちのため、このいり麦むぎ一いちエパと、この十じゅう個このパンをとって、急いいそいで陣営じんえいにいる兄あにの所ところへ持もっていきなさい。

18 またこの十じゅうの乾酪かんらくを取とって、千せん人にんの長ちょうにもって行いき、兄あにたちの安否あんぴを見みとどけて、そのしるしをもらってきなさい」。

19 さてサウルと彼かれらおよびイスラエルのすべての人ひとは、エラの谷たにでペリシテびとと戦たたかっていた。

20 ダビデは朝あさはやく起おきて、羊ひつじを番人ばんにんに託たくし、エッサイが命めいじたように食料しょくりょう品ひんを携たずさえて行いった。彼かれが陣営じんえいに着ついた時とき、軍勢ぐんぜいは、ときの声こえをあげて戦線せんせんに出でようとしていた。

21 そしてイスラエルとペリシテびととは戦列せんれつを敷しいて、軍ぐんと軍ぐんと向むき合あった。

22 ダビデは荷物にもつをおろして、荷物にもつを守まもる者ものにあずけ、戦列せんれつの方ほうへ走はしって、兄あにたちの所ところへ行いき、彼かれらの安否あんぴを尋たずねた。

23 兄あにたちと語かたっている時とき、ペリシテびとの戦列せんれつから、ガテのペリシテびとで、名なをゴリアテという、あの戦たたかいをいどむ者ものが上のぼってきて、前まえと同おなじ言葉ことばを言いったので、ダビデはそれを聞きいた。

24 イスラエルのすべての人ひとは、その人ひとを見みて、避さけて逃にげ、ひじょうに恐おそれた。

25 イスラエルの人々ひとびとはまた言いった、「あなたがたは、あの上のぼってきた人ひとを見みたか。確たしかにイスラエルにいどむために上のぼってきたのだ。彼かれを殺ころす人ひとは、王おうが大おおいなる富とみを与あたえて富とませ、その娘むすめを与あたえ、その父ちちの家いえにはイスラエルのうちで税ぜいを免まぬがれさせるであろう」。

26 ダビデはかたわらに立たっている人々ひとびとに言いった、「このペリシテびとを殺ころし、イスラエルの恥はじをすすぐ人ひとには、どうされるのですか。この割礼かつれいなきペリシテびとは何者なにものなので、生いける神かみの軍ぐんをいどむのか」。

27 民みんは前まえと同おなじように、「彼かれを殺ころす人ひとにはこうされるであろう」と答こたえた。

28 上うえの兄あにエリアブはダビデが人々ひとびとと語かたるのを聞きいて、ダビデに向むかい怒いかりを発はっして言いった、「なんのために下くだってきたのか。野のにいるわずかの羊ひつじはだれに託たくしたのか。あなたのわがままと悪わるい心こころはわかっている。戦たたかいを見みるために下くだってきたのだ」。

29 ダビデは言いった、「わたしが今いま、何なんをしたというのですか。ただひと言こといっただけではありませんか」。

30 またふり向むいて、ほかの人ひとに前まえのように語かたったところ、民みんはまた同おなじように答こたえた。

31 人々ひとびとはダビデの語かたった言葉ことばを聞きいて、それをサウルに告つげたので、サウルは彼かれを呼よび寄よせた。

32 ダビデはサウルに言いった、「だれも彼かれのゆえに気きを落おとしてはなりません。しもべが行いってあのペリシテびとと戦たたかいましょう」。

33 サウルはダビデに言いった、「行いって、あのペリシテびとと戦たたかうことはできない。あなたは年少ねんしょうだが、彼かれは若わかい時ときからの軍人ぐんじんだからです」。

34 しかしダビデはサウルに言いった、「しもべは父ちちの羊ひつじを飼かっていたのですが、しし、あるいはくまがきて、群むれの小羊こひつじを取とった時とき、

35 わたしはそのあとを追おって、これを撃うち、小羊こひつじをその口くちから救すくいだしました。その獣けものがわたしにとびかかってきた時ときは、ひげをつかまえて、それを撃うち殺ころしました。

36 しもべはすでに、ししと、くまを殺ころしました。この割礼かつれいなきペリシテびとも、生いける神かみの軍ぐんをいどんだのですから、あの獣けものの一いち頭とうのようになるでしょう」。

37 ダビデはまた言いった、「ししのつめ、くまのつめからわたしを救すくい出だされた主しゅは、またわたしを、このペリシテびとの手てから救すくい出だされるでしょう」。サウルはダビデに言いった、「行いきなさい。どうぞ主しゅがあなたと共ともにおられるように」。

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