イザヤ書 29章1-16節
アリエルへのわざわい(イザヤ書29:1-16)
見出しは聖書本文ではなく、当サイトが付けたものです。
1 災いだ、アリエルよ、アリエルよ。ダビデが宿営した町よ。年に年を重ね、祭りを一巡りさせるがいい。
2 だが、わたしはアリエルを苦しめる。町は嘆きと悲しみに包まれ、わたしにとって祭壇の炉のようになる。
3 わたしはあなたのまわりに陣を敷いて取り囲み、とりでを築いて包囲し、あなたに向かって攻めの櫓を立てる。
4 あなたは低くされ、地の底から声を出す。あなたの言葉は、ちりの中からかすかに聞こえる。あなたの声は地から出る亡霊のようになり、あなたの言葉はちりの中からささやくように漏れる。
5 だが、あなたを襲う無数の敵は、細かなちりのようになる。あなたを苦しめる暴虐な者の群れは、吹き飛ばされるもみ殻のようになる。そしてそれは、あっという間に、突然に起こる。
6 万軍の主が、雷と地震と大きな響きとともに、あなたを訪れる。つむじ風と嵐、すべてを焼き尽くす炎とともに。
7 そして、アリエルに攻め寄せるすべての国々の群れ、彼女とその砦を攻め、彼女を苦しめるすべての者は、夜に見る幻の夢のように消えてしまう。
8 腹を空かせた者が、食べている夢を見ても、目を覚ませば空腹のまま。渇いた者が、飲んでいる夢を見ても、目を覚ませば、なお疲れ果て、喉はからからのまま。シオンの山に攻め寄せるすべての国々の群れも、そのようになる。
9 立ち止まって、ぼう然とせよ。目をふさいで、見えなくなれ。彼らは酔っているが、ぶどう酒のせいではない。よろめいているが、強い酒のせいではない。
10 主が、あなたがたの上に深い眠りの霊を注ぎ、あなたがたの目を閉じさせたからだ。主は預言者を、あなたがたの指導者である先見者を、すっぽりと覆ってしまわれた。
11 あなたがたにとって、すべての幻は封じられた書物の言葉のようになった。人々がそれを字の読める者に渡して「これを読んでくれ」と頼んでも、その人は「封じられているから読めない」と答える。
12 その書物を字の読めない者に渡して「これを読んでくれ」と頼んでも、その人は「わたしは字が読めない」と答える。
13 主は言われた。「この民は口先でわたしに近づき、唇でわたしを敬う。だが、その心はわたしから遠く離れている。彼らがわたしを恐れ敬うのは、人が教えた決まりごとにすぎない。
14 だから見よ、わたしは再びこの民に不思議なことを行う。驚くほど、驚くべきことを。こうして、知恵ある者の知恵は滅び、賢い者の分別は消え去る。」
15 わざわいだ。自分の計画を主から深く隠そうとする者たち。暗やみの中で事を行い、「だれがわたしたちを見ているのか。だれがわたしたちを知っているのか」と言う者たち。
16 あなたがたは、なんとさかさまなことを考えているのか。粘土が、それをこねる陶器師と同じに見なされてよいだろうか。造られた物が、それを造った者について「あの人はわたしを造らなかった」と言えるだろうか。形づくられた物が、それを形づくった者について「あの人は何もわかっていない」と言えるだろうか。